悪くなくても交換です
2021年 07月 09日

先日、名古屋市天白区のお客様のおうちにお邪魔して、上げ下げ窓の
バランサーを無事交換してきました。
エーキャン(ACAN)というカナダの樹脂サッシ・メーカーのシングルハングに
使われていたコイルバランサーのバネが切れて修理が必要となったものです。
以前のブログ記事で、バネが切れたバランサーのことを書かせて頂きましたが、
切れていないバランサーも今回取り外しました。
ステンレスで出来たゼンマイ式の板バネは、20年近く経っても大丈夫でしたが、
金属疲労は切れたバネと同様に起きているのです。
ですから、不具合のあったコイルバランサーを交換する際は、もう片方の窓枠に
装着されている正常なバランサーも同時に交換しなくてはいけません。
今は正常であっても、すぐにバネが切れてしまう恐れがありますし、バネ自体の
強度も下がってきていますから、新しくした片側のバランサーと共存させた場合
左右の開閉具合が違ってきます。
そうなるとバランスが悪く窓が開けにくくなったりしますから、そこをケチると
反って損をすることになります。
当然同じ仕様のサッシが他にも存在するようなら、まとめてバランサーを交換
しておくと輸入費用や交換費用もお得です。
シングルハングやダブルハングといった上げ下げ窓には、必ず建具を吊っている
バランサーが両サイドに存在しますから、新築から15年以上経ったらそろそろ
交換メンテナンスを考えるようにして下さい。
<関連記事>: 20年以上、よく持ちました (2021年6月14日)
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