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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

額縁材を探さないと・・・

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常滑市のお客様の輸入住宅で、玄関ドアの補修作業を行いました。

ドアのメーカーは不明なんですが、面材がファイバーグラスで出来た
木目調のダブルドアが付けられています。

ドアにはステンドグラスが挿入されているのですが、屋外側の
額縁材が劣化してたくさんの割れが入っています。

このままにしておくと、ガラスの中に雨が入って曇ってしまう恐れも
ありますので、放置するのは危険です。

ステンドグラスを押えるガラス押え(額縁材)は、プラスチックで
出来ていますから、太陽の紫外線や熱にはあまり強くありません。

そういう素材ですから、私たちは保護材として定期的に塗装をするように
お勧めしていますが、この額縁材だけ塗装をしないという他の業者さんも
多いのです。

こちらのお宅がどうだったかは分かりませんが、相当劣化が進んで
割れが開いてきている状態ですから、新築してからしばらくはあまり
気にしていなかったのかも知れません。

ただ、樹脂製の額縁材は、北米ではあまり売っている部材メーカーがなく、
未だ交換用のパーツを探せない状況にあるのです。

取り敢えず、プラスチック専用の補修パテを使って、割れた箇所を
埋めてみました。

意外としっかり馴染んでくれているようですから、この上から塗装を
すれば、何とか納まってくれるような気がします。

それでも、時間が経てば、また隙間が開いてくるかも知れませんから、
一時しのぎといった感じになるかも知れません。

何とか交換用の新しいガラス押えを見つけ出して、ちゃんとした補修が
出来るようにしないといけませんね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

by mikami-homemade | 2022-02-28 21:20 | メンテナンス