ものはいいんですけどね
2022年 04月 27日
長野のお客様から、ウェインダルトン(WAYNE DALTON)製ガレージドアの
メンテナンスをしたいというご相談を頂きました。
アメリカではメジャーなメーカーで、輸入住宅ブームの際にはビルトイン
ガレージ用にたくさんの製品が施工されました。
ただ、現在は国内で販売代理店をしている会社はなく、一部輸入資材を
取り扱っている処が販売をしているだけで、取付けやアフターサービスを
行っているという状況はありません。
今回ご相談頂いたのは、製品の中でも先進的でスマートなiDriveと呼ばれる
システムを採用したガレージドアです。
通常は、トーションスプリングと呼ばれる大きなバネがドア上に露出していますが、
iDriveはトーションバーの中にバネが内蔵されていて、見た目としてもすっきり
しています。
また、電動オープナーもドライブレールを介してドアと連携させる標準的な
タイプと異なり、写真のようにトーションバーに直接モーターが取付けられて
いますから、オープナーを天井に吊す必要はありません。
ただ、如何せんこの製品は日本で交換部材が販売されていませんから、
北米から輸入する以外にメンテナンスする方法はなく、バネやトーションバー
のような重くて長いものは輸送経費や時間もバカになりません。
そういった理由から、私たちはこのタイプのシステムを止めて、標準的な
トーションスプリングを使ったタイプに交換することをお勧めしています。
(尚、この場合でも、ドア自体は交換せずにそのまま使えます)
標準的なタイプのものは、輸入品であっても取り扱っている会社が国内に
ありますし、将来的にも手に入りやすいというメリットがあります。
ビデオデッキでベータ-方式の方が優れていたにも係わらずVHSが
広がったように、いいものが生き残るという訳ではないようですね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
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全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
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