こういう水道屋も結構います
2022年 12月 10日
現在外装の塗り直しをしている尾張旭市のお客様のお宅ですが、塩ビの
雨樋も劣化して割れてきたので、この機会に交換することとなりました。
写真は、竪樋を外して地面から雨水の排水管が出ている様子です。
竪樋を外した際に、樋屋さんから排水管から汚水の臭いがするという
ことで、もしかしたら雨水管が直接浄化槽へ接続されているのではないか
という注意がありました。
雨水は通常きれいな水ですから、浄化槽できれいにする必要はなく、
そのまま側溝へと流すように配管工事を行います。
でも、もしかしたらこのおうちを新築した当時の水道屋は、雨水を汚水
と一緒に浄化槽の入口で合流させているかも知れないのです。
台風のように雨が大量に降った時は、雨樋の水が浄化槽に全て流れて
いきますから、浄化槽の処理能力を超えてオーバーフローを起こし、
処理が不十分な汚水と一緒に側溝へ流れていってしまいます。
そんなこと、水道屋であれば分かっているはずですが、土で配管を埋めて
しまえば誰にも分からないという感覚で浄化槽に雨水を入れてしまう
不届きものも存在します。
配管経路が短くなるし、工事の手間や費用も省けるのでこうするので
しょうが、施工者の良心はどこへ行ってしまったのでしょうね。
(住宅メーカーの殆どの現場監督も、素人同然で何も見ていないのです)
こういうことがあると、塩ビの雨樋は徐々に劣化してきますし、今回
新しくするアルミの雨樋も腐食を起こしますから、配管のやり直しが
必要です。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。