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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

水返しがあると便利だけどなぁ

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横浜のお客様からご相談を頂いた掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)の
メンテナンス。

サッシは、ハード(Hurd)製のアルミクラッドサッシなんですが、ドアを開閉する
為のレールに付いていたウェザーストリップがなくなっています。

レールに沿って屋外側に付けられているもので、シルシール(Sill Seal)とも
呼ばれています。

英語を訳すと、「敷居気密(防水)材」。つまり、ドアは戸車がレールを走ることで
開閉するのですが、そういう構造の場合どうしてもドアがレールから浮いた状態
になるので、隙間が生じてしまいます

その隙間から雨や外気が入り込まないようにする為の部材が、シルシール
なんですね。

台風などの強い雨や風は、窓下から浸入しやすいですから、これがあると
室内への雨漏れを防いでくれるというスグレモノです。

ただ、こうしたウェザーストリップは、ハードの掃出しサッシ以外には
装着されていない状況で、ユニークで貴重な部材のように思います。

勿論、これがあると雨漏れが全てシャットアウト出来るという訳では
ありませんので、サッシの水抜き穴の掃除や防水材のやり直しといった
日頃のメンテナンスも怠ってはいけません。

輸入窓やドアのウェザーストリップは消耗品ですから、15年くらいで定期的に
交換するようにしたいものです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。


by mikami-homemade | 2023-03-02 13:01 | メンテナンス