マーヴィン製(Marvin)アウトスイング・フレンチドアの不具合
2023年 03月 11日

豊田市のお客様から輸入サッシの開きドアの鍵が掛からなくなったので、
修理をしたいというご相談を頂きました。
サッシは、マーヴィン製アルティメットアウトスイング・フレンチドア。
いつ頃施工されたものかは、お客様からご案内を頂いておりませんが、
15~20年くらい前のものではないかと思います。
今回の不具合は、室内側のサムターンを回してもデッドボルト・バーが
十分出てこないということのようです。
そうなると、ドアに鍵が掛からないということですから、防犯上心配な
ことになっているように思います。
ただ、年末にお伝えした通り、マーヴィン自体は日本から撤退してしまい、
販売していた代理店もアフターサービスが出来ないといった状況です。
ですから、問題の特定や交換部材の調達・交換まで全て自己責任で
行わなければなりません。
マーヴィンのフレンチドアは、値段が高かっただけあって、ドアに内蔵された
ロックケースも複雑なものになっています。
また、ロックケースは2種類あって、ロックケースだけで鍵を掛けるものと
ロックケース以外に上下にロックポイントがあって、それらとロックケースが
連動するタイプのものが存在します。
お客様曰く、ロックケースのみで鍵が掛かるタイプだということですが、
よくよく確認してみると、動かないロックポイントの部品がドアの上下に
飾りのように付いているということでした。
こういう場合、本当に機能しない部品がお飾りで付いているのか、それとも
連動する部材に不具合があって途中で機能しなくなったのかを確認する
必要が出てきます。
お客様自身が輸入サッシの構造を熟知していて、分解や組立まで出来るので
あればいいのですが、殆どのケースではそこまでの経験がないというのが
実情でしょう。
適切な道具や予備知識もなく取り外し等の作業を行えば、周辺部材の
破損を招いてしまう恐れもありますから、まずは私共のような専門家に
状況調査を依頼頂くことが最も安全かも知れません。
勿論、お客様がメンテナンス作業をご自身で行うということはいいことです。
ただ、それはやり方が分かっているという前提で行うべきで、何も分からず
いきなり突撃すれば玉砕する心配がありますよ。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

