指が入るようなら、交換です
2023年 04月 14日
浜松市のお客様の現場から引き揚げてきた輸入サッシの建具です。
ご覧の通り、建具の木枠が黒くなって腐っています。
こちらの窓は、ハード(Hurd)製のダブルハングサッシの上窓です。
腐ってしまった原因は、屋外側のガラスの周囲から雨が建具の中に浸入し、
それが木枠の内側から徐々に木を腐らせたというものです。
ですから、腐りが目に見える表面に現れてくる段階になるまで、お客様は
木の腐食には気が付きません。
また、窓を閉めたままで長年過ごしているという生活では、腐ってきて
いる状況が、窓枠に隠れて見えませんから、随分酷い状態になってからしか
発見することが出来なかったという例も少なくありません。
単純に少し黒く変色しているだけなら、目を瞑ってそのまま使い続ける
ということもありかも知れませんが、その箇所を指で押してみてズブズブ
指が入っていくようであれば、建具を新しいものに交換する以外に修理する
方法はありません。
また、そのまま使うという選択が出来たとしても、ガラスの周囲や外装の
アルミカバーのつなぎ目などを防水処理してやらなければ、雨が浸入を
続けますから、ちゃんとした処置をしてやる必要があります。
木枠だけでなく、ペアガラスの中に水や湿気が入ってしまう内部結露という
状況にもなりますから、サッシの防水処理は10年に一度はやって頂きたい
と思います。
また、月に一度くらいは家の全ての窓を開けて、点検がてらサッシを乾かす
という作業をやるようにしましょう。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
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全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2023-04-14 17:04
| メンテナンス