一時的に付けています
2023年 05月 27日

長野市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、マーヴィン(Marvin)の
ダブルハングサッシ(上げ下げ窓)の採寸調査を行いました。
上窓の木部が雨漏れで腐ってきているのですが、下窓と色が違っている
ことでお分かり頂けるかも知れません。
それは、別の窓に付いていた比較的ましなものを一時的にこちらに
付け替えているといった状況だからでした。(以前交換した古い建具を
捨てないで保管していたようです)
それでも、もう限界という状況となったので、お客様は上窓建具(障子)の
交換を決断されたのです。
ご存知の通り、マーヴィンは今年1月を以って全てのサービスを中止して
日本市場から撤退をしてしまいました。
ですから、交換用の新しい建具を日本向けに製作してもらうことは、基本
出来ません。
そこで、私たちは他社のリプレイスメント・キットというサービスを使い、
窓枠は既存のままで上下の建具のみを入れ替えるという施工をする必要が
あります。
また、建具を両サイドから抑え込んだり、建具を吊ったりするバランサーを
内蔵したサイド・ジャムも一緒に交換することで、新しい建具に合った
きれいな納まりを実現出来ます。
その為に既存の建具や両サイドのジャムライナー、そして上枠のサッシュ
ストップ(戸当たり)も外して、交換する部材が入る部分の細かな寸法を
計測しなければなりません。
慣れれば然程のことはありませんが、経験や道具がない人だと壊しそうな
感じがして、思うように取り外しが出来ないかも知れません。
そんな状況ですから、わざわざ愛知県から長野市まで長距離移動をしても
私たちが伺ってしっかりと調査を行う必要があるのです。
勿論、その際は、その他のサッシの防水処理の対策や開閉が固くなった
時の対処の仕方といったこともお客様にレクチャーをさせて頂きます。
新築してから今まで、そういったことを建築業者から聞いたことがなかった
お客様が殆どですから、そういう話を聞いておくことは調査費以上の価値が
あるかも知れませんね。
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