結構調整がシビアでした
2023年 07月 09日
海部郡大治町のお客様のおうちで、玄関ドアのハンドルを修理してきました。
ハンドルセットは、高級なボールドウィン(Baldwin)製。
3年くらい前に新品に交換したものなんですが、室内側のドアレバーを
下げてもラッチの鍵爪が引っ込まなくなってしまい、室内側からは
ドアが開けられなくなった状態でした。
外からはハンドルレバーを下げるとドアが開くという状況ですから、
何か内部の機械部品に不具合がある感じでした。
そこでメーカーに状態を連絡して相談した処、エングレス・カートリッジと
呼ばれるバネ開閉内蔵の部品に問題があるとのことで、部材を取り寄せて
交換することになりました。
今回それを現場に持参して交換作業を行ったのですが、正しい位置に
セットしないと鍵爪が途中で引っ掛かって、うまく開閉が出来ません。
位置が少しでもずれていると、この部品やドアラッチにストレスが
掛かってスムースに動かない状況でしたから、どの部品がどこで
引っ掛かっているかを確認して、それをどうやって解消するかを
試行錯誤しながら何度も調整を行いました。
本来であれば30分程度で完了するであろう作業でしたが、ボールドウィン
のこのハンドルはクセやご機嫌があるようで、修理までの時間は2時間。
こういうことも経験を重ねないと分かりませんし、次回同じようなことが
起こった時の糧になりますから、これも大切な時間だったと思います。
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