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by Supervisor-homemade

劣化したローウェンのバランサー

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北海道のお客様からカナダのローウェン(Loewen)製ダブルハングサッシの
バランサーの調子が悪いので、交換したいという相談を頂きました。

ローウェンのバランサーは、マーヴィン(Marvin)の古いタイプのものに
近いものが使われています。

写真の黒い樹脂パーツが、建具のピボットバーの下になるような位置に
来るのですが、バランサーのバネがこの樹脂パーツと連動して重い建具を
吊り上げるという構造になります。

バランサーはおおよそ15年程度で交換すべき消耗部材ですが、多くの
おうちではそれ以上長くお使い頂いているようで、1ヶ所悪くなると
立て続けに他のサッシも不具合を起こす傾向にあります。

今回どんな不具合が発生しているのかは分かりませんが、劣化したバネは
伸び縮みの強度が落ちて来たりして戻らないケースがよくあります。

また、黒い樹脂部品が脱落して、バランサーと建具とが連動しなくなる
なんてこともしばしばあります。

こういう場合、バランサー部品を部分的に交換すれば直ると思っていらっしゃる
かも知れませんが、バランサーは15年もすると各部位全てで経年劣化が
進んでいると考えるべきです。

そういった意味で、バランサーの具合が悪い場合は、バランサーごと交換
しないとすぐにまた不具合が出る可能性がありますから、注意が必要です。

もったいないという精神は日本人の美徳でありますが、こういう場合は
ケチらずにバランサーを交換することの方が反っていいかも知れません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。


by mikami-homemade | 2023-09-23 17:26 | メンテナンス