差し込み穴が削れたか?
2023年 09月 26日
千葉県のお客様から、メーカー不明のアルミクラッド木製サッシに
付いているクランクハンドルを調達したいというご相談を頂きました。
クランクハンドルは、クルクル回して窓を開閉させるのに使うのですが、
開閉が固くなってきているとのことでした。
こういう場合、建具(障子)の水平・垂直が取れていないか、オペレーター
やウィンドウヒンジの調整不足が原因ではないかと考えていますが、
お客様としてはまずはハンドルを交換して様子を見たいということでした。
ハンドルの不具合としては、オペレーターの回転軸に差さる穴にギザギザが
付けてあるのですが、無理に回し過ぎてギザギザが削れてしまったという
ことが考えられます。
ハンドルの穴の中は、比較的柔らかな樹脂で成形されていますから、
オペレーターが固くて動かないのにハンドルを強く回し過ぎると、
穴が摩耗してギザギザした感じがなくなってしまいます。
このクランクハンドルは、どこの輸入サッシ・メーカーでも採用している
汎用性の高い部材ですから、部品メーカーから比較的簡単に調達する
ことが可能です。
ただ、ハンドルだけを替えたとしても、不具合の根本原因が他にあって
それを解決しないまま使い続ければ、すぐにまた交換しなければならなく
なりますから、その点は一度専門家にも見てもらって適正なメンテナンスを
するようにして欲しいものです。
因みに、このハンドルは可倒式で、使わない時は畳んでおくことが
可能ですから、比較的場所を取らない部材です。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2023-09-26 15:24
| メンテナンス