オペレーターの問題だけではなさそうです
2023年 10月 12日
先日、マーヴィン(Marvin)製アルティメット・シリーズの
ダブルハングサッシの建具木部の腐れについてブログ記事に
書かせて頂いた香川県のおうちですが、ボウウィンドウに
取付けられているケースメントサッシについても不具合のご相談を
頂いております。
窓を開けるハンドルの部分が壊れて、窓の開け閉めが出来なくなって
いるという内容でしたので、開閉金物のオペレーターに破損がある
のだろうと考えておりました。
そこでオペレーターの交換について、いろいろとチェックをさせて
頂いていたのですが、頂いた写真を見たらオペレーターの問題だけでは
なさそうな予感がしてきました。
オペレーターと建具とをつなげているブラケットと呼ばれる金物が
あるのですが、この金物を固定するビスの周辺に黒ずみや小さな割れが
あるではないですか。
このビスが抜けてくるくらい木が腐っているかどうかは、写真では
よく分かりませんが、大きな問題を孕んでいることは確かなようです。
オペレーターの不具合もあるかも知れませんが、こちらの不具合も
同時に直さない限り中途半端な修理となってしまい、近い将来また
遠くまで直しに伺わなければならなくなってしまいます。
これだけ何ヶ所か建具の木部が腐っている窓があるということは、
このおうちの窓全てにおいて外装のガラス防水を早急に行う必要が
あると思います。
輸入サッシは、製造時にガラスの周囲を防水処理がしてあるのが普通
ですが、それも10~15年すれば劣化してくるものです。
ペアガラスのアルミサッシや樹脂サッシであれば、こんな問題は起こらない
と考える方もいるとは思いますが、これと同様に雨漏れすればペアガラス
の中が曇ってきたり内部結露を起こしたりします。
いいものは、手を掛けて手入れしてやらなければすぐに悪くなる
ということを忘れてはいけません。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2023-10-12 19:07
| メンテナンス