木部修復後の外部防水
2023年 12月 06日
サッシの雨漏れで木部が腐ってしまった建具(障子)の木部の修復が完了し、
屋外側の防水処理を行っています。
こちらの輸入サッシは、マーヴィン(Marvin)製のケースメントサッシ
(ケースマスター)と呼ばれる竪辷り(たてすべり、横に開いていく)窓の
建具になります。
一見非常に頑丈で雨漏れするようには見えないアルミクラッドサッシですが、
ペアガラスの周囲や外装のつなぎ目の防水材が機能しなくなって、その隙間
から雨が徐々に浸入するという不具合が発生します。
写真は、今回改めて防水処理を行う際に、マスキングテープを張った様子
ですが、雨が隙間から漏れて少し黒く染みが付いているのが分かります。
本来はここまで徹底して隙間を埋めることはありませんが、古くなって
隙間が開いてしまっているような場合は、排水を促す水抜き場所も状況に
よっては防水処理を実施することがあります。
今回は、これだけ多くのテーピングをしていますから、防水処理の手間も
非常に掛かっていますが、将来のリスクに備えて怪しい場所は全て防水する
こととしました。
サッシの雨漏れは、知らぬ間に木部内部に入り込んで中から腐らせる
という状況ですから、そうなる前にやっておくことが重要です。
その為には新築から10~15年経った時や10年毎の外壁の塗り替えの際に
サッシの防水補修をやって頂くことをお勧めします。
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