こちらもアンダーセン製です
2023年 12月 13日
昨日、アンダーセン(Andersen)製の掃出しサッシ(スライディング・
パティオドア)の召し合わせの修理調査を行った旨記事に書かせて
頂きましたが、そのおうちでダブルハングの不具合も見付かりました。
アンダーセンのダブルハングと言えば、一般的に吊りヒモが窓の両サイドに
付いているナローラインというシリーズのものを思い浮かべますが、
こちらのものはサイドジャムの周辺を見てもヒモ(糸)らしいものは
見当たりません。
こちらは、ナローラインの後にシリーズ化されたもので、チルトウォッシュ
と呼ばれるダブルハングサッシになります。
クラシックな吊りヒモは使わず、ジャムの中にバランサーを仕込んだタイプで、
他の輸入サッシ・メーカーのものに比較的近い仕組みのものとなっています。
定期的に交換が必要なバランサーですが、ナローラインは交換までの手間が
結構掛かり大変なのですが、このチルトウォッシュはマーヴィン(Marvin)や
ハード(Hurd)のものと然程違いはなく、比較的簡単に交換することが可能です。
ですから、ナローラインの窓枠はそのままにして、サイドジャムや建具(障子)を
チルトウォッシュのものに入れ替えるということを希望されるお客様もいるくらい
です。
(アンダーセンは、こうしたアップグレード・サービスにも対応してくれて
いますから、ご希望の方はご相談下さい)
今回の不具合は、ロックを外すとチルトウォッシュの上窓建具が、ズルっと
下に下がってくるというものでした。
窓の下枠までストンと落ちる状況だと、落ちた衝撃でガラスが割れるなんて
心配がありますが、落下が途中で止まる状況ですから、両サイドのうちの
片方のバランサーだけが破損しているものと思われます。
ナローラインでも両方のバランサーの糸が切れて、窓が全く開けられない
というケースも多くありますが、不具合を放置しておかない限り、通常は
どちらか一方だけに不具合が起きますから、ストンと落ちることの方が
マイナーなトラブルだと思います。
何れにしても、このままではよくありませんので、昨日の掃出しサッシの
問題と一緒にこのバランサーの修理も行いたいと思っています。
勿論、その際は窓の外側のガラスの周囲の防水処理も実施するつもりです。
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全国どこでもご相談を受け付けます。
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