何もないと調整出来ない
2023年 12月 15日
こちらは、名古屋市の輸入住宅にお邪魔して、輸入玄関ドアの建て起こしを
調整している様子です。
輸入の木製ドアは非常に重く、その為開閉によるドアヒンジへの負荷も
大きくなります。
毎日何度も開け閉めするドアですから、長い間に頑丈な金属製のドアヒンジも
摩耗してきます。
そうなると、ドア自体が自然に下がって、敷居にドアが擦ってきたり、
ドアラッチや鍵が引っ掛かったりするようになります。
それを放置していると、鍵が破損して防犯上の問題が生じたり、ドアが
重くて開けられなくなりますから、早めにドアヒンジを交換してドアの
下がりや傾きを調整してやることが大切です。
私たちは、まずドアがどの程度下がっているのかやどのくらい傾いている
のかを確認し、どのくらい調整してやればいいのかを決定します。
その後、作業に取り掛かるのですが、重いドアが付いたままヒンジを
交換しようとすると、ドアが更に下がってしまったり傾いてしまったり
するので、写真のように様々な道具を駆使して重いドアの位置を固定します。
日本の建具屋さんや大工さんは、重量のあるドアには慣れていないばかりか、
海外製の専用工具も持ち合わせていませんから、こうした調整を行うには
相当な苦労と技術が伴います。
いい仕事をする為には、やはりいい道具やいい腕、それと場数が大切です。
私たちが輸入住宅の新築やメンテナンスに長けているのは、深い専門知識と
様々な現場があったからです。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2023-12-15 18:56
| メンテナンス