2階の窓だから作業は大変
2024年 01月 09日

こちらの輸入サッシは、大阪のお客様のおうちに取付けられている
ケースメントサッシ(横方向に回転しながら開く窓)。
建てた住宅メーカーもなく、サッシ・メーカーがどこかも分かりません。
今回相談頂いた不具合は複数あるのですが、そのうちの一つがこの写真。
窓の建具(障子)が完全に閉まり切らず、建具の上側が若干開いた状態
になっているようです。
こういう状態の時は、鍵が掛かったり掛からなかったりという微妙な
状況でしょうから、掛からない時には思いっきりロックレバーを下げて
無理に鍵を閉めようとするはずです。
それを何度も繰り返していると、そのうち開閉オペレーターが破損したり、
ロックレバーが破損したりしますから、そうなると修理にそこそこの
費用も掛かってきます。
建具が斜めに傾いて窓が閉まらなくなったのは、オペレーターやロックレバーが
原因という訳ではありません。
建具と窓枠との位置関係がずれていたり、窓の上下に付いているウィンドウ
ヒンジと呼ばれる金物の位置等に問題があるケースが殆どです。
ただ、こうした金物類を調整するには、屋外側からの作業も必要な為、
2階の高い場所に設置された窓などではそれが出来ず作業は結構大変です。
特に大きめのサッシとなると、ペアガラスの重さも半端ないですから、
建具を外す際には落下のリスクが心配です。
でも、国産しか扱っていない普通のサッシ屋さんでは、嫌がって絶対
やってもらえないでしょうから、何とかするしかないですね。
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