人気ブログランキング | 話題のタグを見る

輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

振れ止め部品がない折れ戸

振れ止め部品がない折れ戸_c0108065_20094822.jpg


輸入住宅の造り付け収納のドアとしてよく使われるバイフォールドドア。

開口の幅が1.5~1.8mあるような場合は、写真のように4枚折れ戸を
装着するケースが多いと思います。

今回ご相談頂いたのは、片側の2枚折れ戸が閉まっている状態で、もう片方の
2枚折れ戸を閉めようとすると、閉まっていた折れ戸が自然に開いてしまう
といったトラブルでした。

通常ではあまりそういったことはないのですが、2つのドアが完全に閉まる
ことによって、収納内の空気に圧力が掛かってドアを押してしまうのでは
ないかと思います。

でも、通常で起こらないはずの現象がどうして起こるのか?

一度調整・メンテナンスをしてみないとはっきりしませんが、恐らく
ドア同士の召し合わせ(折れ戸と折れ戸がぶつかり合う部分)に振れ止め
と呼ばれる部品が付いているはずですが、それが付けられていません。

それは、ドアの後ろ側に付ける小さな金具で、ドアを閉めた際にもう片方の
ドアを後ろから支える役目を果たします。

それが両方の折れ戸に付いていると、それぞれが支え合ってドアの位置を
安定させるのです。

勿論、それ以外にドアの高さがずれていたり、隙間が空いていたり、
傾いていたりという問題が起因しているかも知れませんから、そういった
ことの調整は必要かも知れません。

ただ、輸入のバイフォールドドアに知識がない業者さんだと、部品自体が
どういうものなのかを理解していないという場合もありますので、
調整作業は難しいかも知れません。

そういう場合は、輸入住宅の専門家に相談して、調整してもらうのが
一番の早道と言えるように思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

by mikami-homemade | 2024-02-02 20:25 | 内装(造作)工事