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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

結構戻すのが大変でした

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横浜のお客様の処に伺って、玄関ドアの修理・メンテナンスを行って
きました。

玄関は輸入のスチール製ダブルドアで、ピーチツリー(Peach Tree)社が
製造したもの。

塗装が随分剥げているだけでなく、右側の主開閉ドアのヒンジ(蝶番)が
摩耗して、右ドアが左と比べて1cmくらい下がってきています。

そうなると、ドア下が敷居に当たってきてドアが閉めづらくなるばかりか、
ドアラッチやデッドロックバーがストライク(受け金物)の穴に入らなく
なって、鍵も締められなくなっていたようです。

おうちを造った住宅メーカーもなく、そういう状態が長く続いた為に
ドアラッチが破損したのか、ハンドルセットも全く違う国産のものに
替えられていました。

デッドロックも鍵が掛かりませんから、上の方に新たに国産のデッドロック
を追加して、そこで鍵を締めていたそうです。

(写真には写っていませんが、室内側にはドアクローザーが付いていた
ようですが、ドアが下がった為に破損したのか撤去されていました)

また、左ドアの下に付けられていたフランス落とし(ドア固定用金具)に
不具合が生じた為に、左ドアが長く開けられなかったみたいです。

こうした様々な不具合の原因は、ドアヒンジの摩耗と知識のある工務店の
不在だったと思います。

結構戻すのが大変でした_c0108065_16234322.jpg


私たち ホームメイドは、今回3日間お邪魔して、フランス落としの
固定解除、専用ドアヒンジの交換、ドア位置(建て起こし)の調整、
ダミーハンドルを含めたハンドルセットの交換・調整、国産のデッド
ロックの輸入ものへの交換及び位置変更、ドアクローザーの設置、
ドア内外の塗装(錆止め塗装1回及び上塗り塗装2回)、ステンドグラス
の周囲の防水処理、ドア上の防水処理、明けられた穴の埋め戻し・
修正、ストライク位置調整、ウェザーストリップ交換、掃除といった
内容の工事を行いました。

費用や時間は掛かりますが、施工前と施工後でこれほど美しく蘇るのです。

輸入住宅も20年経ったら、一度大掛かりなメンテナンスをされては
如何でしょうか。その価値はあると思いますよ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

by mikami-homemade | 2024-02-10 16:44 | メンテナンス