この状態ではドアは上がりません
2024年 02月 20日
鹿児島県のお客様からガレージドアのメンテナンスについてご相談を
頂きました。
こちらは、ガレージドアの両サイドにあるレールの上部の写真ですが、
ドア下からドラムまで延びているケーブルワイヤーがありません。
本来であれば、写真にあるドラムという部材にワイヤーが巻き付いて
いないといけないのに、外れてなくなっています。
どうやら経年劣化でワイヤーが切れてしまったようですが、もう片側に
あるワイヤーは正常でまだ切れていないようです。
でも、ワイヤーは常にドアを引っ張っている為、ストレスによって
徐々に伸びて弱くなります。
ですから、10~15年程度で交換をしないといけませんが、新築からもう
26年も経過しているそうです。
ケーブルワイヤーは、慣れていれば簡単に交換することは可能ですが、
トーションスプリングと呼ばれる大きなバネが連動している為、それを
解除しないと交換することは出来ません。
重いガレージドアをこのバネの力で引っ張り上げているので、下手に
外すと強力なバネが一気に戻って非常に危険です。
そういった状況ですから、素人のお客様がご自身でやるのではなく、専門知識と
適切な道具を持った専門業者に依頼することが必要です。
ただ、新築した工務店もなく、ガレージドアの専門業者も周囲にはいない
という状況らしいですから、遠く愛知県から出張修理をしなければならない
かも知れませんね。
もしそうであれば、ワイヤーだけでなく、トーションスプリングやドラム
少し破損しかけているガレージドアも一緒に交換した方が、不具合の度に
出張修理しなくてもよくなるのでいいようにも思います。
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by mikami-homemade
| 2024-02-20 20:47
| メンテナンス