ペアガラスの脱落
2024年 03月 28日
岐阜県のお客様から輸入サッシのガラスが下に落ちて、上に隙間が
空いているという不具合の連絡を頂きました。
写真を見ると、ペアガラスの周囲にある金属スペーサーから外側の
ガラスだけが外れて、落下してきているという状況が確認出来ます。
窓は、ノルコ(Norco)製の4連ボウウィンドウを構成しているケースメント
サッシです。
両サイドの2枚の建具が開閉し、中央の2枚の建具がハメ殺しという窓
ですが、そのうちの3枚にこういう現象が見られるそうです。
ノルコという窓メーカーは既になく、アフターサービスも望めない状況
ですから、自力で修理する他はありません。
今回の問題は、建具のペアガラスの防水性に原因があるように思いますから、
ペアガラスが使われているサッシでは似たような不具合が起きる可能性が
あると思います。
通常の状態ではペアガラスは木製の建具枠に支えられているはずですから、
ガラスが下へ落ちてきているということは、もしかしたら既に下枠は
腐ってなくなっているかも知れません。
ただ、お客様自身では怖くて窓が開けられない状況ということですから、
どうなっているかは私たちが伺って窓を開けてみなければ分かりません。
恐らく修復は可能だろうと思いますが、修理に係る費用や時間は相当な
ものになるでしょうから、火災保険で求償するなどの対応が出来るか
どうかが問題です。
皆さんの輸入住宅でも、こうした問題が大きくならないうちに早めに
外部の防水処理をして対策をしておくように対処して下さい。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2024-03-28 12:51
| メンテナンス