古いドライブイン・ラッチ
2024年 08月 09日
愛知県のお客様から古いドアレバーに付いているドアラッチが壊れたので
交換して欲しいとのご相談を頂きました。
輸入のドアレバーは、トイレドアなどに付けられる内鍵(サムターン)が
付いたタイタン(Titan)製。
内鍵付きとは、キーを差して開け閉めする外部ドア用のドアレバーではなく、
部屋(トイレ等)の中からしか鍵を掛けらないタイプのものです。
ただ、このドアラッチは、鍵が付いていない空錠と呼ばれるドアレバーや
ドアノブにも使えますから、キーで開け閉めするもの以外であれば
このドアラッチが使えます。
写真のドアラッチは、鍵爪の周囲が丸い形状をしています。これを私たちは
ドライブイン・ラッチと呼んでいます。
通常は、この丸くなった部分にフェースプレートと呼ばれる金属の板が
付いているのですが、古いドアノブ(ドアレバー)ではフェースプレートが
付いていないものが多かったように思います。
(尚、国産のラッチは、100%フェースプレート付きです)
写真ではドアラッチが破損しているようには見えませんが、恐らく
ドアノブを回しても鍵爪部分が十分に引っ込まない状況になっている
のではないかと思います。
鍵爪が引っ込まなければ、鍵爪が受け金物のストライクの穴に引っ掛かった
まま外れてくれませんから、ドアが開けられない状態になってしまいます。
ただ、ドアラッチはいきなり壊れるのではなく、徐々にバネが動かなくなる
という症状が出てきますから、早めに気付いて対処してやれば大ごとに
なることはありません。
まだ大丈夫と修理・交換を怠ると、そのうちドアが開かないなんてことに
なりますから、皆さんも注意して下さいね。
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