刻印だけだと間違える?
2024年 10月 22日
昨日愛知県のお客様のおうちでシングルハングサッシのバランサーを
交換したという記事を書かせて頂きました。
樹脂製のインシュレート(Insulate)というメーカーのもので、無事に
交換を完了したのですが、交換した古いバランサーをよく見ると
刻印が間違っているのを発見しました。
刻印は、そのバランサーの長さやバネ強度を表記する為のものですが、
金属部分の長さが508mmのバランサーに「19」と「13」と刻印された
ものがありました。
508mmのものは、「19」の刻印でなければならないのですが、何故か
「13」という刻印のものがあったのです。
交換部材の調査の際に、刻印だけを確認してバランサーを調達していたら、
もしかしたら長さが短いものを調達していたかも知れません。
これは非常に危険な話ですが、アメリカのものではたまにある話では
ないかと思います。
勿論、日本の製品でも表記間違いというものは存在する訳ですから、
欧米の製品をレベルが低いと言うのは違うと思いますが、やはり
製品の特定を行う時はダブルチェックをすることが大切ですね。
刻印番号とそれが表す長さの2つを確認さえすれば、ほぼ正しい部材を
入手することが出来るはずです。
ほぼと言う意味は、それでも注文したものと入荷してきたものに違いが
あったり、入荷品に破損や欠品があるかも知れないということです。
輸入部材の商売は、そういう場合でもちゃんとメーカーに対して英語で
クレームを言えるかどうか、うまく注文通りに取引が出来るかどうかが
肝になります。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2024-10-22 19:15
| メンテナンス