気密や防雨には必修です
2024年 12月 16日

岡山県のお客様から、輸入サッシの建具に付いている気密パッキン材が
欲しいというご相談を頂きました。
輸入窓は、木製アルミクラッドのハード(Hurd)製ダブルハングサッシ。
写真は、その下窓建具の底に付いているウェザーストリップ(気密材)です。
窓は、窓枠と建具とが接していますが、どうしても僅かな隙間が生じて
しまいます。
国産サッシは、交換が必要な塩ビで出来たパッキン材を使っていない為、
気密性能という点で劣っているものも多く見受けられます。
輸入サッシの場合、アルミクラッド木製サッシでも樹脂サッシでも
窓枠側や建具側にウェザーストリップを複数配置することで、断熱・気密
といった性能をアップさせています。
柔らかい塩ビで出来た部材ですから、隙間が一定でなくても柔軟にそれを
埋めてくれるという特徴があるのですが、塩ビ故に経年劣化も覚悟しなければ
なりません。
であれば、塩ビを使わなければいいと思うのでしょうが、塩ビ以外に同様の
性能を発揮出来る素材はないのです。(勿論、高額な素材を使えば何とか
なるかも知れませんが、それでは交換の際の負担が大きくなりますし、
それでも経年劣化は必ず起こります)
やはりこういった部材も15年程度が寿命でしょうから、時期が来たら
順次交換していくことが快適な暮らしには必修です。
気密材ですから、防雨や防風(隙間風除け)、防音という点でも
効果を発揮しますので、「まあなくてもいいか」と考えるのは間違いです。
どんな輸入サッシでも必ずどこかに付いているウェザーストリップですから、
破れたりなくなっていたりしたら私共のような専門家に相談して交換部材を
取り寄せてもらうようにして下さい。
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