イレギュラーな対応は、当たり前です
2025年 01月 09日
静岡県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入サッシのバランサー
交換を行ってきました。
輸入窓は、ピーチツリー(PeachTree)製のアルミと木の複合サッシ。
建具自体はアルミで出来ているのですが、室内側に木製のカバーが装着
されている為、部屋からの見た目としては木製サッシに見える美しい
デザインです。
30年以上前に新築してから、何らメンテナンスらしいことをして
こなかったというおうちですから、全てのダブルハングは開けられない
状態になっています。
今回、その問題を解消する為、それぞれのサッシの大きさに合った
バランサーを調達して、交換するという作業を行いました。
ダブルハングの数は、11ヶ所。取付けネジが錆びたり、部品が固着したり
していますから、分解して古いバランサーに到達するだけでも相当な
時間が掛かってしまいます。
また、古いバランサーと新品のバランサーとでは若干デザインが
異なっている為、既存の取付けビスをそのまま使うことが出来ず、
運よく手元に合った手持ちのビスを流用してバランサーを固定する
などといったイレギュラーな作業もいくつか発生しました。
当然開けられなかった窓ですから、窓周辺の砂やゴミ、汚れも非常に
多くそれらを丁寧に掃除しながらきれいにしていく時間もそれなりに
掛かります。
それから、屋外側のガラスには防水処理も実施しましたから、それにも
余分な手間が掛かってしまいます。
予定していた時間では半分程度しか作業が出来ませんでしたが、それでも
軽ろやかに窓を開けられるようになりましたから、お客様は何十年かぶりに
窓を開けて外気を入れられるようになったと喜んで頂きました。
修理やメンテナンスの仕事は、常に標準通りの施工は出来ませんから、
常にイレギュラーな問題に対して如何に対処出来るかが、
専門家の専門家たる所以です。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
by mikami-homemade
| 2025-01-09 21:10
| メンテナンス