このままではガラスが外れる?
2025年 02月 03日

愛知県にある賃貸物件をお持ちのお客様から、輸入サッシのペアガラスを交換
したいというご相談を頂きました。
輸入窓は、アルパイン(Alpine)の樹脂製サッシですが、腰高の引き違いサッシ
とテラスに出る為の掃出しサッシ(スライディングパティオドア)のペアガラスに
酷い内部結露が発生しています。
ペアガラスの周囲のスペーサーに不具合が生じて、雨水がペアガラスの中に
浸入してしまったのが原因ですが、一旦入った水や湿気は外に出てくる
ことはありません。
ですから、昼と夜との温度差がある時や、梅雨で湿気が多い時、冬に室内と
屋外とで温度差が生じる時に、蒸発と結露を何度も繰り返し、周囲の金属
スペーサーを徐々に錆びさせて劣化を助長します。
スペーサーはガラス2枚を接着して1枚のペアガラスとする為の重要な部材
ですから、それが劣化してしまえばガラスの固定が失われます。
当然、ガラスが動くようになってきますから、雨の室内側への浸入が発生
したり、隙間風が入ってきたりしますし、最悪ガラス自体が外れてくるといった
トラブルにもなりかねません。
今回予算がないということで、お客様からは修理のご依頼はありませんでしたが、
早々に何とかしなければ、借り手になる人も不安になるでしょうね。
これ以上は私共の範疇外と思いますが、お金よりも建物への愛情を優先して
頂くことを切に願います。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。