これ交換するのは、専門知識なしで出来ません
2025年 11月 03日

愛知県のお客様のログハウスに伺って、輸入のスライディング・パティオドア
(掃出しサッシ)の鍵金物の交換をしてきました。
輸入サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のプロライン アルミクラッド
木製サッシ。
ご覧のように外装は、ブロンズ色のアルミカバーで表面が覆われています。
(塗装が劣化して、グレーっぽく見えますが・・・)
今回交換したのは、黒いプラスチックのカバーの奥にあるロック金物。
僅かにロックラッチの爪が顔を出していますが、金物自体はドアの中に
仕込まれた構造になっています。
ですから、この状態ではロック金物を外す為のビスなどは全く見えません。
勿論、ドアハンドルを外した処で、何の役にも立ちません。
このロック金物を外して交換するには、金物周囲のアルミカバーを
外した上で、ドアの中の木部も一部撤去する必要があります。
これがほんと至難の業で、下手にやろうものなら薄いアルミが曲がってしまい、
元に戻せなくなってしまいますし、ドアを傷めるリスクもあります。
また、こうした部材を外すには、可動する側のドア自体をサッシから外す
ことが必要な為、その前に様々な付属部材も撤去しておかなければなりません。
それが出来て、100kgもあるドアを持ち上げることが出来るようになりますが、
その重量を支えながらの作業は素人の方には無理があるかも知れません。
そう簡単に泥棒がドアを破壊出来ないように作ってありますから、
様々なトラップを1つひとつ解除しながらでないと、ロック金物には辿り
着けません。
逆に言えば、修理も相当厄介ですので、手間と時間が掛かります。
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