金物本締め
2007年 02月 26日
ホールダウン金物・外部バンドの釘うちを行いました。ホールダウン金物とは、建築物の構造躯体を基礎にしっかり固定するための接合金物で、住宅の四隅に取り付けるボルトのことです。
建物を支える基礎から土台や柱が抜けないように、柱と土台を緊結するための特別なボルトで、地震の揺れによって柱が土台から引き抜かれないように取り付けます。1階と2階の柱の接続にも使われることがある。建築基準法では、柱と土台など構造上重要な部分に、ホールダウン金物やアンカーボルトをはじめとする金物を使うことを義務づけられています。
こちらのお家のツーバイフォー(2×4)工法は、もともとアメリカ・カナダなど北米で生まれた建築方法です。軸組工法が柱や梁といった軸で建物を支えているのに対し、ツーバイフォー工法は床、壁、天井などの「面」で支える構造になっています。その面の枠組をつくる際に、主として断面サイズが2×4インチの角材を用いることから、このような名称がついています。日本では1974年に建設省が技術基準を定めてから導入され、別名「枠組壁工法」ともいいます。
建築に使用される部材や金物などは、規格に適合したものを使用することになっていて、施工についてもマニュアル化されているため、材料の違いや職人の腕などによる品質のバラツキが出にくい工法といえます。釘も使う場所によって長さや太さが違い、一目でわかるように釘自体に、色分けがほどこされています。