
大分市で建築中の輸入住宅、U邸。
構造体を造る建方工事が完了し、次はサッシ付けという段階に
なっています。
屋根は、矩勾配(かねこうばい)と呼ばれる45度の急角度で上がって
います。
その角度で家を造ると、2x4工法では屋根裏空間が広く取れます。
それは、日本の在来工法だと屋根梁(ヤネバリ)と呼ばれる大きな
屋根の支えがいくつも必要となりますが、2x4の木造工法だと
屋根が構造の一部とならない為構造材が屋根裏空間を潰してしまう
ことはないからです。
屋根裏部屋って、山小屋のような感じがして何故かワクワクして
きませんか?
そして、こちらはロフトという形で造りますから、下にあるリビング
空間を見下ろすことが出来るようになっています。
リビングの上にもう1つ三角屋根の部屋がある感じですから、リビングは
より広く見えますよね。
こじんまりした間取りでも、それなりに広く感じるようにするのは、
こうした仕掛けが隠されている為なんですね。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。

大分市で建築中のレンガ積み輸入住宅。
2x4構造を造る建方工事が終わり、その姿が現れてきました。
名古屋から遠い処での工事ですから、コミュニケーションを取るのも
なかなか大変ではありますが、概ね良好に施工は進んでおります。
これから屋根材を載せて、お盆過ぎにはマーヴィンのサッシも
入ります。
その後、カナダからレンガが大分港に到着し、9月中旬くらいに
カナダのレンガ職人が外壁の施工を始めるという段取りです。
今回、遠隔地での工事を行っていますが、現場を指揮する現地の
ビルダーさんとも家の考え方や想いがピッタリ合ったことも
本当にラッキーでした。
だって、私みたいに偏屈な輸入住宅ビルダーと気が合うなんて、
よっぽどでないといないですもんね(笑)
現在、キッチンや照明のレイアウト・プランや配線・配管を提示して、
お客様に検討して頂いている最中です。
また、こうした記事で状況報告させて頂きますので、乞うご期待。
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こちらの写真は、吹抜け玄関に設けられた2階の手摺。
美しいパインの無垢材で出来たバラスター(子柱)が、リズミカルに
並んでいますね。
その上に設けられた天井の梁(ハリ)型は、およそ長さ3.6m。
吹抜けに面した2階の廊下を開放的に見せる為に、開口部を大きく
明けたデザインにした為、高さ30cm程度の梁が必要となりました。
この部分は、丁度2階の屋根の軒ラインに当たる処で、2階の部屋の
構造区画を成す重要な場所なんですね。
2x4工法の場合、四角い構造区画をいくつも組み合わせて1つの
家としての耐震強度を高めます。
四角で仕切られたラインの壁を構造壁(耐力壁線)と呼びますが、
そのライン上に大きな開口を設ける場合は、天井に梁型補強を入れる
ことで、上からの重量を受けたり、四方の壁の強度バランスを保ったり
出来るようになります。
目線よりも上に来る梁型ですから、それ程気にならないとは思いますが、
天井もつながっているように見せたいと考えている人は、何でこんな
ところに梁が出っ張っているの?と文句を言うかも知れません。
梁型を出さない方法もあるにはありますが、梁型は建物の耐震性や
耐久性にとってはなくてはならないものですから、家のプランを
する際は安易になくさないで下さいね。
勿論、耐力壁の必要量というものがありますから、梁型ばかりでも
ダメですよ。家は、自然の摂理で造られています。
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ホールダウン金物・外部バンドの釘うちを行いました。ホールダウン金物とは、建築物の構造躯体を基礎にしっかり固定するための接合金物で、住宅の四隅に取り付けるボルトのことです。
建物を支える基礎から土台や柱が抜けないように、柱と土台を緊結するための特別なボルトで、地震の揺れによって柱が土台から引き抜かれないように取り付けます。1階と2階の柱の接続にも使われることがある。建築基準法では、柱と土台など構造上重要な部分に、ホールダウン金物やアンカーボルトをはじめとする金物を使うことを義務づけられています。
こちらのお家のツーバイフォー(2×4)工法は、もともとアメリカ・カナダなど北米で生まれた建築方法です。軸組工法が柱や梁といった軸で建物を支えているのに対し、ツーバイフォー工法は床、壁、天井などの「面」で支える構造になっています。その面の枠組をつくる際に、主として断面サイズが2×4インチの角材を用いることから、このような名称がついています。日本では1974年に建設省が技術基準を定めてから導入され、別名「枠組壁工法」ともいいます。
建築に使用される部材や金物などは、規格に適合したものを使用することになっていて、施工についてもマニュアル化されているため、材料の違いや職人の腕などによる品質のバラツキが出にくい工法といえます。釘も使う場所によって長さや太さが違い、一目でわかるように釘自体に、色分けがほどこされています。
