輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

カテゴリ:外装工事( 103 )

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こちらは、アンダーセン(Andersen)社製のスライディング・
パティオドア(掃出しサッシ)の室内側の写真です。

今回、お客様から雨漏れの相談を頂きました。

先日の台風の強い雨風で、サッシの上端から雨が室内に侵入してきた
というものでした。

写真を頂いただけなので、はっきりと侵入箇所が確定した状況では
ありませんが、木製ケーシング(飾り枠)とサッシ本体との隙間から
雨が入っているのかも知れません。

もしそうだとすると、サッシそのものが雨漏りしているというより、
構造体とサッシとの間に明けられた遊びスペースから雨が入ったと
いうのが、論理的でしょう。

ただ、そういったスペースから雨が侵入することを防ぐ為に、
ネイルフィンの上から防水用のブチルテープを張ったり、そのテープ
の上から透湿性防水シートで覆ったりして、雨が入らないような
ハードルをいくつも設けるのが普通です。
(防水シートは、ネイルフィンでサッシを取り付ける前にも構造体を
覆っています)

こうしたことは、私たち ホームメイドが施工する時のやり方ですから、
全ての住宅メーカーや工務店が同じように行っているとは限りません。

ですから、施工手順に間違いがあったり、手順の一部を省略したり
していれば、雨漏れのリスクが発生します。

また、サッシ周りの防水処理は、雨の侵入を防ぐ最後の砦ですので、
窓上の外壁材の割れや屋根や小屋裏から水が下に伝ってくるなどの
構造的な問題がある可能性も大きいと言えます。

あと、特殊なケースですが、サッシの周囲に取り付けられている
ネイルフィンが何らかの原因で外れてしまい、そこから水が
入ってきたという不具合も見てきました。

(ですから、ネイルフィンとサッシ本体とのつなぎ目まで
ブチルテープ等で覆ってやることが必要ですが、ネイルフィンを
本体の一部と思っている施工業者だとネイルフィンの上だけしか
テーピングしていないように思います)

こうした雨漏れは、サッシそのものが雨漏れしたというよりは、
その周囲の問題によって引き起こされたと考えるべきです。

つまり、輸入サッシだから雨漏れしたというのではなく、国産
を含めたどんなサッシでも、施工の不具合によって雨漏れは
発生するのだということを心しておかなければなりません。

もしサッシの周囲から雨漏れしたというトラブルが起きたら、
どこから水が侵入したのか、外壁を含めて周囲の状況はどうか、
上の階の部屋に雨漏れはないか、などをチェックした上で、
サッシや外壁を非破壊検査することをして下さい。

調査の為に拙速に外壁やサッシを壊してしまうと、必要のない
復旧工事までやらなければならなくなりますから・・・。

そういった意味では、専門知識のあるプロのビルダーに相談
すべきかも知れませんよ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、
これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

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by mikami-homemade | 2018-10-10 17:03 | 外装工事
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今日は、アンダーセン(Andersen)社製ダブルハングのメンテナンス
の調査の為に、お客様の輸入住宅に伺いました。

長年メンテナンスをお願いする先がなかったということで、窓も
いろいろ修理や交換すべき箇所がいくつもありました。

上下の建具の交換や網戸の張替え、全てのダブルハングのバランサー
の交換と盛りだくさんの内容でした。

それでも、何とかしたいという思いがいつもあって、掃除をしたり
ガラスを拭いたりはして頂いたそうで、まだ何とか直せるレベルに
納まっていましたから、よかったです。

家を何とか維持していきたいという気持ちが、やはり一番大切です。

家の調査が一段落して、奥様と少し談笑させて頂いた折に、
サッシの下側に何か付いているんだけど、あれは何ですか?という
質問を頂きました。

窓の外側のそれも下の方に何か付いていたかなと不思議に思い、
家の外へ出てみました。

その時撮った写真がこちらです。皆さん、何だか分かりますか?

多分、普通の人では分からないと思いますが、これはサッシを
構造体に打ち付けておく為のネイルフィンと呼ばれるものです。

これがサッシの四方に付けられていて、この樹脂製のフィンを
釘やビスで構造に固定する為に使われます。

つまり、このサッシは、下側が構造体に固定されていないという
ことです。ただ、その他のフィンが留めてあるでしょうから、
サッシが家から外れることはありません。

恐らく、このフィンを外壁の外側に持ってくることで、水返しの
役割を持たせようとしたのではないかと思います。

しかし、こうした施工をした場合、フィンと外壁材とのつなぎ目や
フィンの両端の防水処理をしっかりやっていないと雨漏れのリスク
が発生します。

幸い防水コーキングなどは、少し汚く感じられるくらいベットリと
塗り付けてありましたから、今の処は大丈夫です。

それにしても、施工方法を熟知しない大工(職人?)さんは、
想像力を駆使して思いもつかぬ納め方をするもんです。

それに気付いたお客様も、大したものだと思います。

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by mikami-homemade | 2018-10-07 00:05 | 外装工事
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先日、とある商業施設へ行ってきました。その建物には下屋が
あって、手の届きそうな場所に屋根が来ていました。

ふと見ていると、私たちもよく使う屋根材のアスファルトシングル
が張っているではありませんか。

そこで撮った写真が、こちら。

破風(はふ、ケラバとも言う)と呼ばれる屋根の端は、ガルバリウム
鋼板の鈑金材で納められています。

破風の部分は、屋根材の横面が露出しますから、雨が屋根材の下に
入り込むリスクが生じます。

特に重ね張りをするアスファルトシングルやカラーベストのような
薄い屋根材では、重なり部分に隙間が生じます。

そういう弱点をカバーする為に、こうした鈑金材で処理するという
のは、極々普通のことではありますが、そうでない施工も見られます。
(北米では、ここにシングル材を下張りするケースもあります)

次に、鼻隠しと呼ばれる軒先部分ですが、こちらは通常のアスファルト
シングルが1枚張られているだけでした。

一番下に見える鈑金材の上に、2枚薄い屋根材が張られているように
見えますが、実はベースとなる薄い材料の上に化粧のものが接着した
状態で1枚の屋根材という構成のものですから、屋根材は2枚では
なく、1枚なんです。

アスファルトシングルの軒先の施工は、通常捨て貼り用のシングル材
(スターター)を下地材として取り付けてから、通常のシングル材を
重ね張りしなければなりません。

こうすることで、強風による雨の吹き上げ(雨漏り)等から屋根を
守ることが可能となります。

ただ、以前から申し上げているように、通常屋根材と言われて
いる表面材は、防水を司る本来の屋根材ではありません。

その下に敷かれている下地材のアスファルトルーフィングが
屋根材としての防水機能を果たしていますから、これを如何に
太陽光や風雨からカバーしていくかが、アスファルトシングルの
役目となっているのです。

<関連記事>: 絶対ダメじゃないけど、・・・ (2018年8月24日)

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by mikami-homemade | 2018-09-12 15:53 | 外装工事

Maritime Evageline

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北海道のお客様から、カナダ ノバスコシア州にあるShaw Brick社の
積みレンガが欲しいというご依頼がありました。

私たちは、オンタリオ州のメリディアン・ブリック(Meridian Brick)社
とこのショー・ブリック社のレンガを外壁として積んでいますが、
北海道でもこうしたレンガ積みの輸入住宅を建てる会社があったんですね。

ただ、レンガ積み外壁といった挑戦をする住宅会社は、既に北海道には
存在していないらしく、NETで検索して私たち ホームメイドを見つけて
くれたという感じです。

今回のレンガは、MaritimeというシリーズのEvagelineというレンガで、
1個の大きさは高さ57mm x 長さ190mm x 奥行90mmとなります。

10年以上前にこのレンガを使っておうちを建てたということですが、
外構のリフォームや外壁のメンテナンス用として300個程調達する
というのが今回の私たちのミッションです。

赤茶の素地で、少しアンティーク感を出す為のテクスチャーや汚れを
わざと付けて焼いたレンガですから、新品でも味わい深い感じに
仕上がります。

勿論、1つひとつのレンガは、寸法精度が高く作られていますから、
レンガを積んだ時の壁の水平・垂直が他の国のレンガよりも比較的
簡単に出せるというのも特徴です。

ずっと昔に買った積みレンガが、今でも買えるなんて素敵ですよね。

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by mikami-homemade | 2018-08-28 15:46 | 外装工事
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透湿性防水シートの上にラスモルタルを施工して、直貼りした
ジョリパットの塗り壁です。

サッシの周囲から雨漏れして、外壁の一部を剥がした状況ですが、
ラスと呼ばれる金属メッシュをたくさんのタッカー(ホチキス)で
留めた為、防水紙には無数の小さな穴が明いています。

壁の中に侵入した雨水や湿気を排出させる為の通気層は、直貼り
ですから壁の中にはありません。

タッカーの針金にも錆が見受けられるものがありますので、
塗り壁にクラック等が入ってしまえば、留めた小さな穴から
構造用合板の方にも水が回ってしまいます。

これでは、防水シートを施工した意味がなくなりますよね。

更にいけないのは、防水紙の上から何故か帯金物が打ち付けて
あることです。

帯金物は耐震金物ですから、基本防水シートを張る前に構造体に
施工しておくのが普通です。

そうしないと、万一地震等で家が動くようなことがあった時、
金物や釘が動いて下にある防水紙を破く危険性が生じます。

施工した工務店も施工手順を間違えたことを知っていたのでしょう。
帯金物の上や周囲に防水コーキングが塗ってありました。

施工の間違いに気付いたのであれば、一旦防水シートを外して
耐震金物を正しい位置に留め直すことは出来るはずです。

素人が気付かなければ何でもありということでは、日本の
家づくりはよくなりません。

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by mikami-homemade | 2018-08-25 13:08 | 外装工事
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こちらは、アスファルトシングルという屋根材を横方向から写真に
撮ったものです。

薄いとは言え、重ね張りしている為、ある程度の厚さも出来ます。

特に軒の先端部分は、少し厚張りすることによって捲り上がらない
ようにするのが基本です。

ただ、下になる屋根材が厚い場合、屋根材が重なった処に大きな隙間が
出来てしまうのも見て取れます。

表面を覆うアスファルトシングルの隙間から雨水が入ることが
ありますが、下地のアスファルト・ルーフィングと呼ばれる防水シート
がしっかり機能していれば、特に問題視することはありません。

実際の防水機能は、アスファルトシングルではなく、アスファルト・
ルーフィングにあるからです。

ただ、屋根を横から見て、このように隙間(穴)が見えてしまって
いるのは、施主にとってあまり気持ちがいいものではないでしょうね。

ですから、アスファルトシングルの屋根材の施工については、
妻屋根の端は屋根材を上下から鈑金で包むように防水処理を
行うのがホームメイドのやり方です。

勿論、鈑金で押さえた部分には防水コーキングも十分中に入れて
おきますから、万一でもそこから雨水が侵入しないように工夫もします。

アメリカでは鈑金をしないやり方をしているビルダーもいるようですが、
台風等の強風が吹く日本では雨漏れリスクを少しでも減らす対応が
必要かも知れません。

やるやらないは、施工業者の経験と心遣いで決まります。

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by mikami-homemade | 2018-08-24 22:14 | 外装工事
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昨日、サーモカメラで雨漏れチェックにお伺いした輸入住宅ですが、
防雨処理という点ではいろいろと気になる場所がありますので、
読者の皆さんの参考までにご紹介しましょう。

因みに、ご紹介する箇所の施工は、リスクが通常よりも大きくなる
というだけで、実際に雨漏れしているかどうかは、これからの
詳細検査に拠らなければならないということを付け加えておきます。

最も端的でそういう箇所が集まっていた場所は、妻壁の一番高い
ところでした。

まず、気になったのは、通気機能が付いた飾りのルーバーです。

通常私たちは、こうした飾りルーバーは飾りに徹して、ここから
屋根裏の換気をする形は取りません。

この壁に大きな穴を明けて、ルーバーの隙間から内外の空気を流通
させるようにするというのは、屋根裏換気という点ではいいと
思うのですが、台風のような強い雨風の時にはここから家の中に
雨が侵入してくる恐れが生じます。

その為かどうかは分かりませんが、ルーバーの下のジョリパットの
外壁には薄っすらした雨垂れの汚れと共に細い割れが生じています。

こうなると、小屋裏だけでなく外壁の中にも雨が侵入している
可能性も捨てきれません。

次に問題なのは、屋根。勾配が緩いということもあるのですが、
軒があまり出ていないという点で問題があります。

南フランスのプロバンス風ということで一時期ブームになった
デザインですが、軒の奥行が十分あることで弱点となる屋根と
外壁との接点部分に雨が当たるリスクを軽減出来るのですが、
これでは強い風が吹けば壁を雨が上ってくる状況を簡単に作れて
しまいます。

また、軒の裏側は屋根合板がむき出しになっていて、そこに
ジョリパットの塗り壁材がぶつかっているという施工ですから、
そのつなぎ目は必ずや割れてきているはずです。
(取り合い部分は、コーキングを合板に薄く塗っている感じは
ありましたが、十分な量ではない気がしました)

そして、アスファルトシングルの屋根材の施工についても、
妻屋根の端は屋根材を上下から包むように鈑金で防水処理を
行うのが普通ですが、屋根材の横部分が露出した状態になって
います。

いくら屋根材の下に防水用のアスファルト・ルーフィングが
敷いてあるとは言え、シングルの重ねの隙間からは雨が侵入する
ことはあまり気持ちのいいものではありません。

私が指摘した上記の問題箇所のうち、どれ程雨漏れが起きているか
分かりませんが、今大丈夫でも近い将来雨漏りする可能性がある
ならば、改善しておくべきではないでしょうか。

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by mikami-homemade | 2018-08-19 18:10 | 外装工事
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滋賀県大津市のお客様からのご依頼で、外壁が塗り壁の輸入住宅の
雨漏れチェックをしてきました。

朝に車で出て、帰ってきたのが夜の9時過ぎ。高速はお盆の混雑で
ノロノロ運転。トンボ返りでしたが、結構疲れました。

ラス網を直貼りしたモルタル下地の塗り壁の外壁を温度変化を
撮影出来るサーモカメラで撮った1枚が、こちら。

ジョリパットで仕上げた壁は、所々細かなヘアークラックが入って
いますし、サッシの周囲にも目視で割れが確認出来ました。

そういった場所から雨水が侵入していることは、水を掛ける検査で
確認出来ましたが、何かそれ以外にも問題が隠されているような
気がしました。

それは、この写真でも分かるように、構造用合板のつなぎ目らしき
ラインで温度変化が見受けられることで通常の外壁と状況の違いが
感じられたからでした。

この外壁は南側の壁なんですが、本来なら太陽の陽に当たって
日陰になる所以外は全体が均一の温度になるべきと思います。

このように縦や横方向に明確な線が壁に出るということは、そこだけ
何かの影響で温度が低いということに他なりません。

サッシの周囲から壁の中に雨水が侵入しているということは、当たり前
ですが、屋根や軒からの雨漏れの可能性も否定しきれません。

また、一時期流行したプロバンス風のデザインとなっていて、軒が
殆ど出ていないというところもそれを物語っているような気がします。

もしかしたら、室内の湿気や水分が家の屋根裏に上がって、それが
大量の結露水となって軒先からモルタルの裏側に流れているという
ことも考えられます。

家の雨漏れは、1つの原因というだけでなく、複数の失敗が重なって
問題を引き起こしているというケースが少なくありません。

安易に問題を結論付けずに、あらゆる角度から問題をチェックしてこそ
その真相に迫ることが出来るのではないでしょうか。

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by mikami-homemade | 2018-08-19 00:34 | 外装工事
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ジョリパットの塗り壁材で仕上げた外壁ですが、玄関ポーチの開口部
の角が丸く仕上げてあって、柔らかな印象になっています。

壁と天井の角を丸く仕上げているのですが、恐らく内装のドライウォール
のコーナー部分を丸くする時に使うブルノーズと呼ばれるコーナー材を
下地に使っているのでしょうね。

ただ、ジョリパットの塗り壁は、柔軟性があまりなく、下地施工に
間違いがあれば、すぐに壁にクラックが入ってしまいます。

また、こういった角の部分は、建物が振動や温度変化で動いた時に
その力が加わりやすい場所でもありますから、割れのリスクが
大きくなると言っても過言ではありまあせん。

そういった点でも、錆が出ている辺りに水平にクラックが入っているか、
外壁の高い部分に割れがあって、そこから雨水が下へ落ちてきた
ということが考えられます。

ブルノーズに使用されている亜鉛メッキされた鉄の薄板は、メッキ処理
されて錆びにくくなっているとは言え、常に水に晒されていれば
次第に錆びてくることは必至です。

防水がしっかりした外壁であれば別ですが、そうでないおうちであれば、
このように壁の中から錆が出てくるようになります。

ただ、こうしたことが外壁内の雨漏れを教えてくれているとも
言えますから、これを見逃さずに柔軟性のある外壁素材で防水
メンテナンスをするようにして欲しいと思います。

勿論、下地の施工方法も見直した上でですよ。

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by mikami-homemade | 2018-08-08 17:17 | 外装工事
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今日は、南東海上から西へ向かって強い台風12号がやってくる
という変な気象状況となっています。

いつもは、九州や四国、近畿を通過する間に勢力が衰えてくる
という感じなんですが、今回は太平洋から直接東海地方に上陸する
可能性があるという点では、強い警戒が必要な気がします。

ただ、お昼を過ぎても天気は穏やかですし、恐怖感を感じられる
兆候は何一つないというのが警戒心を緩ませるのかも知れません。

台風の強い風雨が予想される名古屋ではありますが、そういう時に
一番気になるのは雨漏りでしょう。

雨漏りは屋根からだけでなく、外壁や軒、サッシやドアの周囲と
いった所からも発生します。

写真は、サッシのコーナー部分を捉えたものですが、サッシの
周囲の外壁に塗られた塗り壁材のジョリパットに隙間や割れが
見受けられます。

また、外壁材が薄っすら緑色に変色している部分もあるようですから、
この壁は比較的陽が当たらず湿気が多い場所なのかも知れません。

サッシと外壁材とでは材質が違いますから、温度や湿度によって起きる
伸縮作用の度合いも違います。

その為、こうした接点の部分が割れてくるというのは、ある意味
仕方がないことですし、それを想定した施工が求められます。

つまり、こういった表面的な部分が割れても、その中にある下地
の部分で雨や風を食い止める工夫が大切となります。

勿論、外壁材にも柔軟性があって割れにくい素材のものを用いる
ことは大切ですが、壁の中に通気層を設けて構造から一定の距離を
保ったり、ウェザーメイトプラスのような特殊な透湿性防水シートや
サッシ周りの防水テープを正しく施工したりすることが、バリアを
複数作ることにつながるのです。

実際に雨漏れが室内側に出てくれば、こうした部分からの雨水の侵入
が疑われますが、室内には何も問題がない場合には、外壁にクラックが
あったとしても、実際に構造にまで雨漏れしているかどうかを外から
確認する手立てはありません。

だから、雨漏れが目に見えない場所で進行していたなんてことが、
十数年経って見つかるという不具合も多いのです。

なかなか外見からの判断は難しいかも知れませんが、気になる所は
実際に手で触れてみたり、私たちのような建築のプロに非破壊検査を
お願いするなどして、定期的に雨漏れをチェックすることも
必要かも知れませんね。

では、皆さん、今晩の台風12号に十分気を付けて下さいませ。

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by mikami-homemade | 2018-07-28 13:25 | 外装工事