輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

カテゴリ:外装工事( 106 )

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スチール製の勝手口ドアの塗装の相談を頂きました。

ピーチツリーなどのドアの場合、ドアの上端や下端から雨水や湿気が
ドアの内部に侵入してくることがよくあり、ドアの中から錆が浮いて
くるというトラブルが発生します。

これを防ぐ為にはドアの上端や下端を塗装したり、隙間を埋めると
いった防水処理をしてやる方法や、ドアを雨から守る庇(ひさし)を
付けてやることをしなければなりません。

ただ、ドア本体以外にも劣化してくる部分があります。
それは、屋外側のドア枠(ブリック・モールディング)。

古いドア枠は木製であることが多く、それにも拘わらず木部用の
防水塗料が使われていないケースが殆どです。

ですから、木が呼吸をしようとして塗装を剥がし、塗装に細かな
亀裂が出てきます。

そうした部分から雨水が木に浸透し、そのうち木を腐らせることと
なります。

次に問題なのは、木のドア枠が勝手口台のコンクリートの土間に
接していたり、ドア枠がコンクリートに埋め込まれて固められて
いることもあります。

コンクリートは水を通す性質がありますから、その水がドア枠を
徐々に襲ってきます。また、表面張力が働いてドア枠の下端に
水が溜まるなんてことにもなるのです

木製ドア枠は、床面から数センチでも上げて装着し、常に乾燥した
状態を作ることこそ長持ちの秘訣です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。また、
これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

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by mikami-homemade | 2018-11-17 21:47 | 外装工事

塗り壁の外壁クラック

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先日、現地調査を行ってきた輸入住宅の外壁です。

建物の東面に多く見受けられるのが、縦ラインで入った細長い割れ。

至る処に入っていましたから、お客様自身もコーキングなどを
使って補修したようですが、見えないような小さなクラックも
あるでしょうから、全て補修するのは無理だったと思います。

このおうちは、スペインの家を再現するというコンセプトだった
らしく、屋根の軒は殆ど出ていないばかりか、新築当初雨樋も
付けられていなかったということですから、外壁や窓は雨ざらし。
 
それはあまりに酷いということで、雨樋を付けて頂いたそうですが、
竣工前から施工業者とはうまくいかず、結局今までメンテナンス
らしいことはあまりやってこなかったとのことでした。

外壁の塗り壁材には、タナクリームという素材をモルタル下地の
上に塗っているようですが、恐らく外壁の通気層も全く取っていない
状態で、防水シートの上にラス網を無数のタッカーで留めてある
のだと思います。

そういう状況では、折角の防水紙が穴だらけですから、外壁の中に
雨水が入る状態では、構造部分にも雨漏れをしてしまっていると
思います。

ですから、サッシの周囲に回している飾り枠のケーシング部分から、
室内への雨漏れがダイニングやキッチンで発生しています。

実は、塗り壁材のタナクリームは、本来内装用として使うべき素材で
外装に使うにしても雨には当てないように指示があるものなんです。

それが、軒が殆どない家の外壁全体に塗ってある訳ですから、
不具合が起こるのは必然的かも知れません。

当然漆喰に近い素材で伸び縮みに追随出来ないという特徴から、
温度や湿度の変化や地震の揺れなどによってクラックが入りやすい
ものであることも施工業者は注意すべきでした。

既にその住宅会社はありませんから、今更文句を言うことも
出来ませんが、倒産すべくして倒産したのかも知れません。

何れにしても、下地が悪ければタナクリームでもスタッコフレックス
でも割れるのです。外壁は一旦剥がすなどして、下地からちゃんと
した施工をすることをお勧めしたいと思います。

それにはある程度の費用が掛かってしまうかも知れませんが、
長い目で見たら今費用を掛けたことが後々の維持につながっていく
はずだと思います。

拘りやお金を相当掛けて新築したおうちは多いですが、間違った
材料と間違った施工をしては、それを生かすことは出来ないのです。

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by mikami-homemade | 2018-10-24 18:25 | 外装工事
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家の妻壁にカマボコ型や丸型デザインで取り付けられている
換気ガラリ。英語で言えば、ゲーブル・ルーバー。

換気ガラリと言っても、私たち ホームメイドが使うのは換気機能が
ない単なる飾りのものを使います。

とんがった妻屋根の下にこうした飾りが付いていると、アメリカンな
感じがしますよね。

本来の目的は換気ですから、家の屋根裏空間に籠った熱や湿気を
逃がす役割があるのですが、鎧戸状になった形状では、強い雨風の
際には逆にそこから雨が入り込む恐れが生じます。
 
そういうことを知っていればいいのですが、とある輸入住宅ビルダー
の建築した建物では屋根裏の通気が出来るように、実際に換気が
可能なガラリが付けられているのです。

多分、その建築屋さんの家の全てで、換気機能付きのものが
付いているでしょうから、屋根裏からの雨漏れが発生している
ように思います。

実際に私もう屋根裏に上がって状況を見ましたが、壁の内側を
濡らす程の量が入り込んでいたのです。

屋根裏は、通常では部屋として利用しないでしょうから、雨漏れに
気付くことはすぐにはありません。

相当雨が入り込んで、2階の壁や天井に雨染みが付くか、カビが
出てくるかして、初めて雨漏れに気付くのです。

最初は屋根からの雨漏れを疑うのでしょうが、そうではない場合は
妻飾りや屋根の軒裏からの漏水もチェックして下さい。

ただ、屋根裏空間の換気を取らないで、ガラリだけを塞いでは
別のトラブルが起こりますから、注意が必要です。

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by mikami-homemade | 2018-10-19 20:53 | 外装工事
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こちらは、アンダーセン(Andersen)社製のスライディング・
パティオドア(掃出しサッシ)の室内側の写真です。

今回、お客様から雨漏れの相談を頂きました。

先日の台風の強い雨風で、サッシの上端から雨が室内に侵入してきた
というものでした。

写真を頂いただけなので、はっきりと侵入箇所が確定した状況では
ありませんが、木製ケーシング(飾り枠)とサッシ本体との隙間から
雨が入っているのかも知れません。

もしそうだとすると、サッシそのものが雨漏りしているというより、
構造体とサッシとの間に明けられた遊びスペースから雨が入ったと
いうのが、論理的でしょう。

ただ、そういったスペースから雨が侵入することを防ぐ為に、
ネイルフィンの上から防水用のブチルテープを張ったり、そのテープ
の上から透湿性防水シートで覆ったりして、雨が入らないような
ハードルをいくつも設けるのが普通です。
(防水シートは、ネイルフィンでサッシを取り付ける前にも構造体を
覆っています)

こうしたことは、私たち ホームメイドが施工する時のやり方ですから、
全ての住宅メーカーや工務店が同じように行っているとは限りません。

ですから、施工手順に間違いがあったり、手順の一部を省略したり
していれば、雨漏れのリスクが発生します。

また、サッシ周りの防水処理は、雨の侵入を防ぐ最後の砦ですので、
窓上の外壁材の割れや屋根や小屋裏から水が下に伝ってくるなどの
構造的な問題がある可能性も大きいと言えます。

あと、特殊なケースですが、サッシの周囲に取り付けられている
ネイルフィンが何らかの原因で外れてしまい、そこから水が
入ってきたという不具合も見てきました。

(ですから、ネイルフィンとサッシ本体とのつなぎ目まで
ブチルテープ等で覆ってやることが必要ですが、ネイルフィンを
本体の一部と思っている施工業者だとネイルフィンの上だけしか
テーピングしていないように思います)

こうした雨漏れは、サッシそのものが雨漏れしたというよりは、
その周囲の問題によって引き起こされたと考えるべきです。

つまり、輸入サッシだから雨漏れしたというのではなく、国産
を含めたどんなサッシでも、施工の不具合によって雨漏れは
発生するのだということを心しておかなければなりません。

もしサッシの周囲から雨漏れしたというトラブルが起きたら、
どこから水が侵入したのか、外壁を含めて周囲の状況はどうか、
上の階の部屋に雨漏れはないか、などをチェックした上で、
サッシや外壁を非破壊検査することをして下さい。

調査の為に拙速に外壁やサッシを壊してしまうと、必要のない
復旧工事までやらなければならなくなりますから・・・。

そういった意味では、専門知識のあるプロのビルダーに相談
すべきかも知れませんよ。

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by mikami-homemade | 2018-10-10 17:03 | 外装工事
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今日は、アンダーセン(Andersen)社製ダブルハングのメンテナンス
の調査の為に、お客様の輸入住宅に伺いました。

長年メンテナンスをお願いする先がなかったということで、窓も
いろいろ修理や交換すべき箇所がいくつもありました。

上下の建具の交換や網戸の張替え、全てのダブルハングのバランサー
の交換と盛りだくさんの内容でした。

それでも、何とかしたいという思いがいつもあって、掃除をしたり
ガラスを拭いたりはして頂いたそうで、まだ何とか直せるレベルに
納まっていましたから、よかったです。

家を何とか維持していきたいという気持ちが、やはり一番大切です。

家の調査が一段落して、奥様と少し談笑させて頂いた折に、
サッシの下側に何か付いているんだけど、あれは何ですか?という
質問を頂きました。

窓の外側のそれも下の方に何か付いていたかなと不思議に思い、
家の外へ出てみました。

その時撮った写真がこちらです。皆さん、何だか分かりますか?

多分、普通の人では分からないと思いますが、これはサッシを
構造体に打ち付けておく為のネイルフィンと呼ばれるものです。

これがサッシの四方に付けられていて、この樹脂製のフィンを
釘やビスで構造に固定する為に使われます。

つまり、このサッシは、下側が構造体に固定されていないという
ことです。ただ、その他のフィンが留めてあるでしょうから、
サッシが家から外れることはありません。

恐らく、このフィンを外壁の外側に持ってくることで、水返しの
役割を持たせようとしたのではないかと思います。

しかし、こうした施工をした場合、フィンと外壁材とのつなぎ目や
フィンの両端の防水処理をしっかりやっていないと雨漏れのリスク
が発生します。

幸い防水コーキングなどは、少し汚く感じられるくらいベットリと
塗り付けてありましたから、今の処は大丈夫です。

それにしても、施工方法を熟知しない大工(職人?)さんは、
想像力を駆使して思いもつかぬ納め方をするもんです。

それに気付いたお客様も、大したものだと思います。

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by mikami-homemade | 2018-10-07 00:05 | 外装工事
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先日、とある商業施設へ行ってきました。その建物には下屋が
あって、手の届きそうな場所に屋根が来ていました。

ふと見ていると、私たちもよく使う屋根材のアスファルトシングル
が張っているではありませんか。

そこで撮った写真が、こちら。

破風(はふ、ケラバとも言う)と呼ばれる屋根の端は、ガルバリウム
鋼板の鈑金材で納められています。

破風の部分は、屋根材の横面が露出しますから、雨が屋根材の下に
入り込むリスクが生じます。

特に重ね張りをするアスファルトシングルやカラーベストのような
薄い屋根材では、重なり部分に隙間が生じます。

そういう弱点をカバーする為に、こうした鈑金材で処理するという
のは、極々普通のことではありますが、そうでない施工も見られます。
(北米では、ここにシングル材を下張りするケースもあります)

次に、鼻隠しと呼ばれる軒先部分ですが、こちらは通常のアスファルト
シングルが1枚張られているだけでした。

一番下に見える鈑金材の上に、2枚薄い屋根材が張られているように
見えますが、実はベースとなる薄い材料の上に化粧のものが接着した
状態で1枚の屋根材という構成のものですから、屋根材は2枚では
なく、1枚なんです。

アスファルトシングルの軒先の施工は、通常捨て貼り用のシングル材
(スターター)を下地材として取り付けてから、通常のシングル材を
重ね張りしなければなりません。

こうすることで、強風による雨の吹き上げ(雨漏り)等から屋根を
守ることが可能となります。

ただ、以前から申し上げているように、通常屋根材と言われて
いる表面材は、防水を司る本来の屋根材ではありません。

その下に敷かれている下地材のアスファルトルーフィングが
屋根材としての防水機能を果たしていますから、これを如何に
太陽光や風雨からカバーしていくかが、アスファルトシングルの
役目となっているのです。

<関連記事>: 絶対ダメじゃないけど、・・・ (2018年8月24日)

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by mikami-homemade | 2018-09-12 15:53 | 外装工事

Maritime Evageline

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北海道のお客様から、カナダ ノバスコシア州にあるShaw Brick社の
積みレンガが欲しいというご依頼がありました。

私たちは、オンタリオ州のメリディアン・ブリック(Meridian Brick)社
とこのショー・ブリック社のレンガを外壁として積んでいますが、
北海道でもこうしたレンガ積みの輸入住宅を建てる会社があったんですね。

ただ、レンガ積み外壁といった挑戦をする住宅会社は、既に北海道には
存在していないらしく、NETで検索して私たち ホームメイドを見つけて
くれたという感じです。

今回のレンガは、MaritimeというシリーズのEvagelineというレンガで、
1個の大きさは高さ57mm x 長さ190mm x 奥行90mmとなります。

10年以上前にこのレンガを使っておうちを建てたということですが、
外構のリフォームや外壁のメンテナンス用として300個程調達する
というのが今回の私たちのミッションです。

赤茶の素地で、少しアンティーク感を出す為のテクスチャーや汚れを
わざと付けて焼いたレンガですから、新品でも味わい深い感じに
仕上がります。

勿論、1つひとつのレンガは、寸法精度が高く作られていますから、
レンガを積んだ時の壁の水平・垂直が他の国のレンガよりも比較的
簡単に出せるというのも特徴です。

ずっと昔に買った積みレンガが、今でも買えるなんて素敵ですよね。

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by mikami-homemade | 2018-08-28 15:46 | 外装工事
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透湿性防水シートの上にラスモルタルを施工して、直貼りした
ジョリパットの塗り壁です。

サッシの周囲から雨漏れして、外壁の一部を剥がした状況ですが、
ラスと呼ばれる金属メッシュをたくさんのタッカー(ホチキス)で
留めた為、防水紙には無数の小さな穴が明いています。

壁の中に侵入した雨水や湿気を排出させる為の通気層は、直貼り
ですから壁の中にはありません。

タッカーの針金にも錆が見受けられるものがありますので、
塗り壁にクラック等が入ってしまえば、留めた小さな穴から
構造用合板の方にも水が回ってしまいます。

これでは、防水シートを施工した意味がなくなりますよね。

更にいけないのは、防水紙の上から何故か帯金物が打ち付けて
あることです。

帯金物は耐震金物ですから、基本防水シートを張る前に構造体に
施工しておくのが普通です。

そうしないと、万一地震等で家が動くようなことがあった時、
金物や釘が動いて下にある防水紙を破く危険性が生じます。

施工した工務店も施工手順を間違えたことを知っていたのでしょう。
帯金物の上や周囲に防水コーキングが塗ってありました。

施工の間違いに気付いたのであれば、一旦防水シートを外して
耐震金物を正しい位置に留め直すことは出来るはずです。

素人が気付かなければ何でもありということでは、日本の
家づくりはよくなりません。

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by mikami-homemade | 2018-08-25 13:08 | 外装工事
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こちらは、アスファルトシングルという屋根材を横方向から写真に
撮ったものです。

薄いとは言え、重ね張りしている為、ある程度の厚さも出来ます。

特に軒の先端部分は、少し厚張りすることによって捲り上がらない
ようにするのが基本です。

ただ、下になる屋根材が厚い場合、屋根材が重なった処に大きな隙間が
出来てしまうのも見て取れます。

表面を覆うアスファルトシングルの隙間から雨水が入ることが
ありますが、下地のアスファルト・ルーフィングと呼ばれる防水シート
がしっかり機能していれば、特に問題視することはありません。

実際の防水機能は、アスファルトシングルではなく、アスファルト・
ルーフィングにあるからです。

ただ、屋根を横から見て、このように隙間(穴)が見えてしまって
いるのは、施主にとってあまり気持ちがいいものではないでしょうね。

ですから、アスファルトシングルの屋根材の施工については、
妻屋根の端は屋根材を上下から鈑金で包むように防水処理を
行うのがホームメイドのやり方です。

勿論、鈑金で押さえた部分には防水コーキングも十分中に入れて
おきますから、万一でもそこから雨水が侵入しないように工夫もします。

アメリカでは鈑金をしないやり方をしているビルダーもいるようですが、
台風等の強風が吹く日本では雨漏れリスクを少しでも減らす対応が
必要かも知れません。

やるやらないは、施工業者の経験と心遣いで決まります。

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by mikami-homemade | 2018-08-24 22:14 | 外装工事
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昨日、サーモカメラで雨漏れチェックにお伺いした輸入住宅ですが、
防雨処理という点ではいろいろと気になる場所がありますので、
読者の皆さんの参考までにご紹介しましょう。

因みに、ご紹介する箇所の施工は、リスクが通常よりも大きくなる
というだけで、実際に雨漏れしているかどうかは、これからの
詳細検査に拠らなければならないということを付け加えておきます。

最も端的でそういう箇所が集まっていた場所は、妻壁の一番高い
ところでした。

まず、気になったのは、通気機能が付いた飾りのルーバーです。

通常私たちは、こうした飾りルーバーは飾りに徹して、ここから
屋根裏の換気をする形は取りません。

この壁に大きな穴を明けて、ルーバーの隙間から内外の空気を流通
させるようにするというのは、屋根裏換気という点ではいいと
思うのですが、台風のような強い雨風の時にはここから家の中に
雨が侵入してくる恐れが生じます。

その為かどうかは分かりませんが、ルーバーの下のジョリパットの
外壁には薄っすらした雨垂れの汚れと共に細い割れが生じています。

こうなると、小屋裏だけでなく外壁の中にも雨が侵入している
可能性も捨てきれません。

次に問題なのは、屋根。勾配が緩いということもあるのですが、
軒があまり出ていないという点で問題があります。

南フランスのプロバンス風ということで一時期ブームになった
デザインですが、軒の奥行が十分あることで弱点となる屋根と
外壁との接点部分に雨が当たるリスクを軽減出来るのですが、
これでは強い風が吹けば壁を雨が上ってくる状況を簡単に作れて
しまいます。

また、軒の裏側は屋根合板がむき出しになっていて、そこに
ジョリパットの塗り壁材がぶつかっているという施工ですから、
そのつなぎ目は必ずや割れてきているはずです。
(取り合い部分は、コーキングを合板に薄く塗っている感じは
ありましたが、十分な量ではない気がしました)

そして、アスファルトシングルの屋根材の施工についても、
妻屋根の端は屋根材を上下から包むように鈑金で防水処理を
行うのが普通ですが、屋根材の横部分が露出した状態になって
います。

いくら屋根材の下に防水用のアスファルト・ルーフィングが
敷いてあるとは言え、シングルの重ねの隙間からは雨が侵入する
ことはあまり気持ちのいいものではありません。

私が指摘した上記の問題箇所のうち、どれ程雨漏れが起きているか
分かりませんが、今大丈夫でも近い将来雨漏りする可能性がある
ならば、改善しておくべきではないでしょうか。

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by mikami-homemade | 2018-08-19 18:10 | 外装工事