
とある岐阜のお客様から、北欧系輸入住宅によく使われる玄関ドア、
レクサンドーレンのロックの修理についてご相談を頂きました。
このおうちは2001年5月完成ということですから、15年程前
から使われている古い木製ドアです。
レクサンドーレンの木製玄関ドア、LEK-T50-Gの表面には、厚めの
チーク材が張られていますので、まだまだ耐久性は維持されています。
でも、頻繁に開け閉めするロックの部品は、消耗が激しかったのか、
ロックケースと呼ばれる四角い箱の中で壊れてしまったようです。
ロックが掛かった状態で壊れたということで、鍵を回しても
空回りして開けることが出来ない感じです。
こちらのロック金物は結構丈夫に作られていますので、ドリルで
穴など開けて箱の中を破壊するということが、なかなか難しい
かも知れないというのが厄介なところです。
最悪、ドア・ヒンジ側を分解して、反対側からドアを外すという
こともありかも知れませんが、こちらが外れるかどうか
慎重に判断しなければなりません。
何れにしても、出来るだけドアを傷付けずに不具合のある部分
だけを何とかしたいものですね。
輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。

久しぶりに玄関ドアの1つをご紹介したいと思います。
こちらは、アメリカ Simpson社の#7465というシリーズの
玄関ドアです。
#7465というドアは、標準では窓や格子、鋲といったアクセサリーは
付属しておりません。
また、樹種はHem(ベイツガ)やDouglas(ベイマツ)が一般的に
採用されます。
でも、こちらのドアは、レンガ積みの外壁や古びたアイアンを使った
照明などによって、中世ヨーロッパ的な外観に仕立てられた家に
合うように、いろいろなオプションが組み込まれています。
樹種は、わざと節が多く入ったBirch(樺)を使い、ナチュラル・
クリアの塗装で仕上げています。
こうすることで、中世の時代の素朴さを演出しながら、侵入者に
対しては頑強さで圧迫するような、力強さを感じさせてくれます。
10年、20年という月日が流れ、ドアの色が焼けて濃くなってくると
もっと素敵になるでしょうね。そこが、本物の楽しさです。
ただ、そこまでになるには、ちゃんとした手入れが必要だという
ことを覚えておいて下さいね。
このように輸入のドアは、デザインを含めて自分の好みでいろいろ
組み合わせが出来るところが国産のドアにはない魅力です。
こうしたデザインの輸入住宅をご希望の方は、ご相談下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。

岐阜県のお客様から輸入の玄関ドアの塗装が剥げてきたので、
塗り直しのメンテナンスをお願いしたいというご相談を頂きました。
お住まいの輸入住宅は築17年とのことで、もしかしたら一度も
再塗装をしてこなかったのかも知れません。
ご覧頂いた玄関ドアは、家の北側に面した処にあるそうで、
南面程雨風に曝されていないとのことですが、それでも強い北風が
吹く時の雨であれば、ドアの下側に雨が当たることは考えられます。
状態を見る限り、木部が腐ってきているといったことはありませんが、
雨や湿気によってドアが変形したり、隙間が空いてきたりすることが
ないように、防雨・防水塗装をやっておく必要がありますね。
木製ドアは、温かみがあって古くなってもそれなりの趣きがある
ものですが、自然素材故の経年劣化や歪み・反りといった問題が
発生してくる可能性もあります。
そうした問題を少しでも回避する為には、木部を保護する為の
塗装をしなければなりません。
但し、家具や内装に使うニスを塗ったり、油性の塗料を施工したり
すると、用途の違いによって塗装が長持ちしないというケースも
多いですから、屋外の木部塗装の専門家に相談して慎重に対処
する必要があります。
塗料も適材適所。間違った塗装をしても意味はありませんし、
それが逆効果になることさえあるのです。
輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。

先日、ポケットドアの戸車が外れて、ドアが片方下がってしまったという
記事を書かせて頂きましたが、交換用のパーツセットが入荷しました。
戸車2個や固定用の台座2個など、いろいろ中に入っていますが、
交換しなければならないパーツはどれだけあるでしょうか。
何れにしても、現場の状況を確認してどれを交換するか判断する
こととなりますが、これだけ揃っていればまず大丈夫だと思います。
ポケットドアは、ドア上枠に取り付けられたレールで吊って可動させる
ドアですから、戸車を固定するナットが緩んでしまったりすると、
ドアがレールから外れてしまいます。
日頃からドアが傾いていないか確認して、もしドアがキッチリ閉まらない
ようなら、ドア上のナット等を回して正しい位置に調整して下さい。
輸入住宅の修理やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。
<関連記事>: 吊り金物が外れて傾いたポケット・ドア (2016年1月24日)

今でもマニアには絶大な人気のあるフランス製オーブン・レンジ、
ロジェール。
でも、もう何年も前に消防法の関係で販売中止に追い込まれてから、
補修部品の供給も順次なくなってきています。
ロジェールには可愛らしい耐熱ガラスのフタが付いていたのですが、
このガラスのフタも在庫がないといった状況です。
さて、今回ご相談頂いたのは、ロジェールの火力調整つまみの一部が
破損してしまったというものでした。
送って頂いた写真で破損箇所の確認し、部品会社に供給の可否を
問い合わせした処、運よくこの部品はまだ在庫があるという
ことでした。
価格はどうしても割高になってしまいますが、部品があるというだけで
素晴らしいことだと思います。
美しいキッチン・レンジですから、是非これからも大切に使っていって
もらいたいものですね。
輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。

施工時期が不明の古いミルガード社製オーニング・サッシ。
この窓のウェザーストリップ(気密パッキン材)が劣化してきたらしく、
新しいウェザーストリップを調達するか、建具自体の交換をしたい
というお問い合わせを頂きました。
古いウェザーストリップは相当劣化しているようで、窓から外そうと
すると破れてしまいそうで取外しが出来ないそうな。
この状況ではウェザーストリップの形状がはっきりしませんが、
取り敢えず交換用の建具(サッシュ)とウェザーストリップの
調達が可能かどうか、アメリカにあるメーカーに問い合わせして
みようと思います。
窓の周囲に取り付けられた気密パッキン材は、ゴムや柔らかい樹脂で
出来ていますから、10年程度で交換が必要です。
これを交換せずに放置すれば、強い風雨や台風の際に雨水が室内に
侵入してくる恐れもありますし、隙間が空いて家の断熱性が悪くなる
という問題も生じます。
いくら性能のいい窓を使っていても、いくら厚い断熱材を入れようとも
すきま風が入ってくるようでは、何にもなりません。
最近家が寒くなったと感じた方は、まずは窓のウェザーストリップが
劣化してきていないか疑ってみて下さい。
意外と見逃していることが多いはずです。
輸入住宅のメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。

今回もミルガード社製シングルハング・サッシのバランサーの糸が
切れて使えなくなったので、新しいバランサーが欲しいという
相談を頂きました。
ミルガードのサッシは、相当たくさん国内で売れたようですので、
お問い合わせも多いですねぇ。
殆どの不具合は、今回のような糸切れかバネの断裂なんですが、
耐久寿命は10年です。
また、このタイプのバランサーは、インシュレートやジェルド・ウェン
といった樹脂サッシにも使われている一般的な部品ですから、
部品供給がなくなることはありません。
上げ下げ窓の開け閉めの調子が変だなと感じたら、早めに私たちに
相談して下さい。
その際は、窓の両側に付いている2本のバランサーを交換しなければ
なりませんから、不具合のある1本だけでいいとは考えないで下さいね。
輸入住宅の新築やメンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。

輸入住宅の引き戸の殆どは、壁の中に引き込むタイプのポケット・ドア。
ドアが壁の中にすっぽり納まってしまうので、見た目にも美しく
場所を取らないところがいいですよね。
そんなポケット・ドアは、ドアの上枠に取り付けられたレールの中を
ローラーが付いた吊り金物が左右に動くことでドアが出たり入ったり
する仕組みとなっています。
でも、長年使っていると、吊ってあるドアを固定する為のナットが
緩んで、ドアが傾いたり最悪吊り金物からドアが外れてしまったりする。
そうなると、このようにドアが床に接してしまうので、開閉が出来なく
なってしまうという訳だ。
金物が緩んでくると、床にドアが擦ったり、ドアを閉めた時にドアが
垂直になっていなかったりするので、そんな場合は吊り金物のナットを
回して調整しなければいけません。
調整には特殊な工具を使いますし、部品が必要な場合もありますから、
そういう時は早めに専門ビルダーへ依頼するようにして下さいね。
輸入住宅のメンテナンスが必要な方は、ご相談下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
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輸入サッシに付いている網戸は、枠がアルミでコーナー部分が
プラスチックで出来ている。また、網戸を窓に固定する為に
スクリーン・ピンや板バネが取り付けられていますね。
その枠にグラスファイバーの糸で編んだ丈夫なスクリーン(網)が、
ビードと呼ばれる糸ゴム等で出来た網押さえによって固定される。
網戸の不具合と言えば、コーナー部材のプラスチックが経年劣化して
破損してしまうなんてこともあるが、それよりも網戸の掃除をする際に
取り外したり、取付けしたりする時に落として曲がってしまうこと
の方が多いかも知れない。
特に2階の窓などは、地面から高い位置にあるし、室内からだと
結構作業がしづらいから、こういったトラブルが発生しますよね。
私たちのところにも、網戸の部品だけでなく網戸そのものを新しく
調達したいというお問い合わせを頂きますが、サッシ・メーカーや
窓の品番、大きさ、施工時期などを分かるようにして頂けると、
調達も素早く出来ますよ。
輸入住宅のメンテナンスでお困りの方は、お問い合わせ下さい。
窓やドアの修理・メンテナンスの概要は、リペア&メンテナンスの
ページをご覧下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
いくつかご覧の上適否をご判断願います。

玄関ドアだけでなく、勝手口ドアや掃出しサッシ、お庭に出る為の
フレンチ・ドアをも襲う空き巣や泥棒。
こちらの輸入住宅もそうした被害に遭われました。
このドアは、バールのようなものでこじ開けられたのか、ドアの損傷が
激しく、交換が必要となりました。
取り敢えず、応急処置の為、内側からドアを金物や気密材で固定して、
全く開け閉めが出来ない状態になっています。
輸入のフレンチ・ドアは、掃出しサッシの倍以上の値段ですし、
国内に在庫がない場合が殆どですから、北米から取り寄せるのに
3~4ヶ月程掛かってしまいます。
このように完全に閉め切ってしまえば、防犯上は問題ないと思いますが、
別の場所から回り込んでいちいち庭へ出ないといけませんから、
窓が到着するまで待って頂くのは気が引けます。
そうは言っても、全然雰囲気や性能が違う国産のサッシを取付ける
というのは、デザイン的にもお勧め出来ません。
私たち ホームメイドでは、何とかここに合う輸入のフレンチ・ドアを
探し出して、こちらを交換するような提案をしたいと考えています。
勿論、単に直すだけでなく、防犯対策の強化も考えていますよ。
輸入住宅の新築や防犯・メンテナンスをお考えの方は、ご相談下さい。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を
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