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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

<   2020年 04月 ( 26 )   > この月の画像一覧

奥行きのあるラッチ・ストライク_c0108065_17155040.jpg


先日、成田市のお客様のところに、玄関ドアの修理メンテナンスにお伺い
したという記事を書かせて頂きました。

その際、ドアハンドルのラッチを受ける側のラッチ・ストライクも
交換したという話を書きましたが、これがそのストライクです。

ドア枠とブリックモールディングとがほぼ同じ面に取り付けられていると、
普通のストライクでは短すぎてブリックモールディングの先まで届きません。

そうなると、ラッチがストライクに当たる前に木で出来たブリック
モールディングの方に当たってしまいます。

これを避ける為にほんの少しブリックモールディングの取付け位置を
ずらしてやればいいのですが、そういう考えが大工さんになかったのだと
思います。

ラッチがブリックモールディングに当たって、どんどん木が傷んできます
から、何か方法を考えなければなりません。

そこで私たちがアメリカから輸入したのが、「奥行きのあるストライク」です。

これなら、ブリックモールディングの先までストライク・プレートが
延びていますから、ラッチの頭がモールディングに当たることなく、
ストライクの穴に滑り込みます。

この問題で長く困っているお客様は多いと思いますので、取付けを希望
される方はご相談下さいませ。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

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by mikami-homemade | 2020-04-30 17:28 | メンテナンス
ピーチツリー製ドアのヒンジ交換_c0108065_10423303.jpg



玄関ドアがドア枠に当たってきて、ドアが開けられないというトラブル
の相談を頂き、遠く千葉の成田市まで行ってきました。

千葉と言っても都市部ではなく、森や田んぼが広がるコロナとは無縁の
場所にある輸入住宅でした。

以前にも記事に書かせて頂きましたが、ピーチツリー(PeachTree)の
スチールドアは、ドアやドア枠の形状やサイズが特殊ですし、そこに
付いているドアヒンジも互換性のないものです。

今回、その特殊なドアヒンジを調達することが出来ましたので、
それを使ってドアの調整を行うというものでした。

で、実際に現場に伺ってドアの状況を確認すると、3つあるヒンジのうち
2つがドアから外れ掛かっていました。

それが原因でドアが倒れ込んで、ドア枠に当たってきているというのが
分かりましたから、まずは取付けビスを緩めてヒンジを外したのですが、
ビス穴から延びた大きな亀裂がいくつも走っているではないですか。

この状況では、いくらビスを締めようとしても空回りして抜けてきて
しまいます。

また、ドアの両面にはスチールのパネルが張ってあって、その中に
木で出来た下地があるという構造なんですが、ヒンジを留める部分の
下地が少しずつ外に出てきている感じでした。

つまり、ドアヒンジを下地にしっかり留めても、ドア自体は徐々に倒れ込む
といった状況となっているということです。

何故そんな状況になったのかは、推測する以外にありませんが、恐らく
ドアを取り付ける際に、大工さんが下穴を明けずにいきなり太めのビスを
木下地に電動ドリルで揉み込んだことで、下地が割れてしまったのでは
ないかと思います。

そうなってしまうと修理は不能となってしまいますから、ヒンジを
適当に取り付けて見えなくして施工を完了したのでしょう。

でも、ビスは一部しか留まっていませんし、割れもどんどん広がって
いきますから、ドア自体が徐々に壊れていって開閉にも支障が出てきた
のだと思います。

こうなってしまうと、普通はドア交換以外に直す方法はありません。

でも、成田まで行ってすごすご帰ってくるという訳にはいきませんから、
お客様に状況を説明して、ヒンジの取付け位置を割れの出ていない部分に
変更してドアを調整・メンテナンスするという方法を取りました。

勿論、本来の位置と違う場所にヒンジを取り付ける訳ですから、バランス
が十分という状況ではありません。

また、取付け位置の下地も加工しなければヒンジを取り付けることが
出来ませんから、作業は困難で時間も掛かります。

試行錯誤を繰り返しながら、5時間掛けてドアの位置を納得出来る
状況に納めることが出来ました。

最後に、無理やり取り付けてあったドアクローザーを外し、開閉を
更にスムースにすると共に、気密パッキンのウェザーストリップを
交換し、ステンドグラスの周囲の防水処理を実施しました。

そうそう、ドアラッチがドア枠に当たって枠が傷ついていましたから、
ラッチ・ストライク(ラッチ受け)も幅広の特殊なものに付け替えました。

こうしたメンテナンスは、どこのビルダーでも出来るということでは
ありませんし、こうしたからといって今後のメンテナンスが要らない
という状況でもありません。

あくまで、今出来る最大限の調整・補修であるということを覚えて
おいて欲しいと思います。

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現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
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by mikami-homemade | 2020-04-29 11:04 | メンテナンス
新品でもつなぎ目は気になります_c0108065_19141078.jpg


こちらは、先日アメリカから届いたマーヴィン(Marvin)のケースメント
サッシの交換用建具に防水処理を施している様子です。

ペアガラスとアルミ枠との接点やアルミ枠同士のつなぎ目部分に、クリアの
防水材を入れて将来木部が腐らないようにしています。

こうすることでペアガラスの内部結露も防止出来ますし、防カビ対策にも
なるという仕事です。

処理材がガラスやアルミにはみ出てしまうと、見た目にも美しくありません。
ですから、防水材を入れる部分を数ミリ明けてマスキングテープを張って
いきます。

でも、このまま防水材が乾いて固まってしまうと、マスキングテープを
外す際に一緒に防水材が取れてしまいますから、処理したらすぐに
テープを外すことが大切です。

そうそう、マスキングテープも接着剤が残らないくらいの軽い粘着性が
求められますから、安くて塗装用でないテープは使用禁止です。

勿論、剥がれやすいものやテープの下に防水材が潜り込んでしまうものも
ダメですから、どのテープが最適かを自分で探すことも大切です。

どんなことでもそうですが、人から聞いたことはすぐに忘れてしまいます。

まずは、実際にやってみて、そこでの失敗や納まり具合を経験してこそ、
どんな道具や材料が一番いいのか分かるのです。

窓ガラスの防水処理をするという住宅メーカーは殆どいませんが、
この記事を見て必要性を感じる人はたくさんいると思います。

梅雨が来る前に、是非皆さんの輸入住宅でもサッシの防水処理を
やってみて下さいね。ただ、水抜き穴まで塞いではいけませんよ。

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by mikami-homemade | 2020-04-28 19:24 | メンテナンス
バランサーが飛び出してきたサミット製シングルハング_c0108065_17594148.jpeg


先日、福岡県久留米市のお客様からバランサーが外れてしまったので、
修理出来ないかという問い合わせを頂きました。

地元の業者さんは、輸入サッシ・メーカーが日本から撤退しているので、
修理は不可能だと言っているとのこと。

だから、国産サッシに交換を勧められたそうですが、デザインや性能が
気に入っているこのサッシをどうしても使いたいと考えているようです。

このサッシは、サミット(Summit)社の樹脂製シングルハングで、
建具(障子)内に内蔵されたチャネルバランサーのバネの力を利用して
重い建具を簡単に上げ下げ出来るようにしています。

本来中に隠れているバランサーが、建具の下から飛び出してきています
から、恐らくバネが錆びてうまく吊り紐を巻き上げることが出来なく
なったのではないかと思います。

その為、吊り紐も窓枠から脱落して、それも下から飛び出してしまった
という感じでしょう。

こういう場合、不具合のあるチャネルバランサーだけを交換すれば
直ると思いますが、建具に装着されているトップガイドというパーツも
悪くなっている可能性もあります。

これが不具合を起していると、今度はバランサーが建具の上から
飛び出してきますので、修理は完了出来ません。

トップガイドという小さな部品は、樹脂で出来ていますから、
長年使っているとバランサーと同様に交換すべきタイミングが
来ますかので、15年程度で一度交換しておきたいものですね。

また、サッシ自体もホコリや汚れが溜まって、建具の動きを阻害
するかも知れませんので、掃除や潤滑剤の塗布も必要です。

どこのメーカーの上げ下げ窓でも、バランサーによって開閉操作を
スムースにしていますから、将来必ずメンテナンスが要ることを
お忘れなく。

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by mikami-homemade | 2020-04-25 18:11 | メンテナンス
お風呂の後は、拭き取って!_c0108065_14400372.jpg


こちらは、浴室に取り付けられたサーティンティード(Certainteed)社製
オーニングサッシのオペレーターです。

サッシ枠には泥のような汚れと共にカビも見受けられますし、オペレーター
も錆び付いてしまっています。

今回ご相談頂いたのは、このオペレーターが固くなって窓が開いたまま
閉められないというトラブルです。

浴室の窓ですから、いくら樹脂で出来たサッシと云えども、水分や湯気に
よって汚れやカビが付着します。

同様に、開閉の為の金物も錆びてきてしまうのは自明の理でしょう。

特に可動部にゴミや錆びが付いてしまえば、自ずと動きは悪くなります。

このオペレーターは、そういった状況が重なって、ギアの部分も空回り
している状況のようですから、新しいものと交換しなければなりません。

恐らく、サッシの両サイドに付いているウィンドウヒンジも動きが
悪いでしょうから、オペレーターを交換する際に掃除や調整をしなければ
なりませんね。

浴室などの湿気が多い場所は特にですが、サッシはゴミや錆びが付着すると
操作がしづらくなってきます。

日頃から雑巾で枠や金物類を拭いてやったり、ダスター(ハケ)で砂や汚れを
払ってやることで、簡単にトラブルを回避出来るはずです。

そして、たまにはシリコン潤滑剤で可動部がスムースに動くようにして
やれば、長くお使い頂けるように思います。

常にきれいに掃除することが、おうちの一番のメンテナンスです。

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by mikami-homemade | 2020-04-24 14:59 | メンテナンス
取り敢えず、応急処置は完了しました_c0108065_16080637.jpg


昨日、強い雨風の日に雨漏れが発生したという津島市の輸入住宅に
伺ってきました。

こちらの家では、以前屋根裏部分の妻壁に換気用のかまぼこ型のルーバーが
取り付けられていたのですが、そこからの雨漏れを発見して、そこに窓を
設置したという経緯がありました。

窓は周囲を十分防水したので、そこからの雨漏れは考えられませんが、
上枠から雨漏れした1階の掃出しサッシは、丁度そこの真下でした。

ただ、屋根裏から1階までの間には、2階にアルミクラッドのダブルハング
・サッシが付いていましたので、もしかしたらそこからの雨漏れもある
のではないかと、念の為窓をチェックすることとしました。

クレストライン(Crestline)社のダブルハングもそうなんですが、
上・下に付いている建具(障子)を窓枠から外すのは結構厄介です。

まあ、それでも何とか建具を外すことは出来ました。建具自体は
先日ガラスの周囲を防水処理もしましたし、特に雨漏れしている
ということはありません。

次に、両サイドの窓枠に装着されている樹脂製のサイドジャムを
外してみました。

すると、ジャムで隠れていたサッシの中の木枠が、写真のように腐って
いるではありませんか。

その腐りは相当ひどく、木が脱落してなくなっている部分もある
くらいでした。

通常であれば、腐った木の部分を切り取って、そこに新しい木片を
入れてやるということが必要ですが、念の為にチェックしてみようと
いうことで開けただけですから、特にそんな準備もありません。

恐らく、屋根裏の換気ガラリから入った雨が長い期間に亘って下に
落ちてきて、それが窓枠の下端に溜まって木を腐らせたように思います。

また、強い雨風の時には、サイドジャムの下の隙間から雨が侵入して
腐っている部分から更に下にある掃出しサッシの方に水が落ちたという
のがトラブルの本質だろうと思います。

サイドジャムの下端は、万一の水抜き用に隙間が明いているのが普通です。
ですから、安直にそこを塞いでしまうことはよくありません。

今回は、木の腐った部分を出来るだけきれいに除去して、そこに防水
コーキングを目一杯注入すると共に、サッシのアルミ製下枠と木製の
側枠とが接する部分の表面に、やはりコーキングを塗ってやりました。

恐らく上からの雨水は既に入ってきていない状況でしょうから、ジャムの
隙間から水が侵入してきても、防水コーキングでそれ以上中に入って
いかない状況にしてやれば、これ以上雨漏れが発生することはないと
考えられます。(将来、腐った部分は新しい木に交換すべきですが・・・)

このように家のトラブルは、1つの原因だけで起きているのではなく、
もしかしたら複数の原因が複合的に作用しているのかも知れません。

また、根本原因を早く解決していれば、それ以外の原因は発生しなかった
かも知れません。

おうちの不具合を修理するのは、早ければ早い方がいいというのは
こんなことからも分かりますよね。

見て見ぬふりをして、放置しておくことがどれ程家を悪くするか、
そしてその修理費用をどれ程大きくするか、考えなければいけません。

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by mikami-homemade | 2020-04-23 16:19 | メンテナンス
ただ交換すればいいというもんじゃない_c0108065_17425002.jpg



新型コロナの影響で、北米でもメーカーの工場が休止したり、運送会社の
発送が滞ったりしています。

輸入資材も例外ではなく、窓やドア等の納期がはっきり出ない状況です。

そんな昨今ですが、アメリカのマーヴィン(Marvin)から、交換用の
サッシ部品がまとめて届きました。

写真は、そのうちの一つで、ケースメントサッシ用の建具(障子)です。

雨漏れが原因で建具の木枠が腐ってしまった為、交換用として新しい
建具を作ってもらいました。

普通の住宅メーカーだったら、これをそのまま現場に持ち込んで
サッシ枠の中に装着した後に木部塗装を行うといった段取りですが、
私たち ホームメイドでは、木部を防水塗装しペアガラスには周囲に
防水処理を施してから、現場で取付け作業を行います。

他社とは作業手順が異なるのは、作業台の上で塗装や防水処理を
行った方が、細かな部分にも気を遣って施工が出来るからなんです。

現場でそういうことをする場合、ウェザーストリップや金物を外して
塗装や防水処理を行うことはありません。

外した状態で作業を行えば、ウェザーストリップや金物で隠れている
部分にも塗装を行うことが可能です。

また、時間を掛けてじっくり作業が出来ますので、施工精度が上がります。

メーカーから送られてきたそのままでは、金物を留めるビスが緩かったり
していることもありますから、そういったことも予め対処を行えます。

順番や場所を変えただけのことですが、その完成度は全く違います。

勿論、木部の防水塗装はパラペイントのティンバーケアを使いますから、
他社の塗装とは耐久性も防水性も違いますよ。

安いから他社でリフォームするというお客様もいらっしゃいますが、
こうしたことって、見積項目を見ただけで皆さんは分かりますか?

将来また同じトラブルが発生したら、お金や精神的な不安は倍程度
では利かないかも知れませんが、お金優先の人っているんです。
(それで失敗したのに、今回は大丈夫だと思っているんでしょうね)

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by mikami-homemade | 2020-04-22 18:05 | メンテナンス
擦り減ったピーチツリー社製玄関ドアの特殊ヒンジ_c0108065_18442487.jpeg


今週末、千葉県にある輸入住宅にお住まいのお客様の処へ伺って、
玄関ドアのメンテナンスをしに行きます。

もうドアの開け閉めが難しくなっている状態で、ドアが下がり
傾いている状況だと思います。

その原因は、このドア・ヒンジ。随分、擦り減っているようで、ドア側の
蝶番板がドア枠側の蝶番より5mm程度下がっています。

また、取付けビスも一部抜けてきているようで、この状態では
ドアが敷居に当たってきているでしょうし、ドアがドア枠に干渉して
いても不思議ではありません。

当然、これだけ古いドアですから、ドア枠に装着されている気密パッキン
のウェザーストリップもヘタってきていますから、交換が必要です。

地元の建築会社にも相談されたようですが、不十分な調整しか出来ず、
ドアの交換しかないといった状況だったようです。

こちらの輸入ドアは、ピーチツリー(PeachTree)社のもので、分厚い
ドアヒンジが途中で折れ曲がった形状になっています。
(同社のヒンジには、左右で蝶番の大きさや形状が違うというものも
存在します)

他のドアでは見られない特殊な形状のヒンジですが、ピーチツリーは
何年も前になくなってしまっていますから、どこにも部品の在庫は
ありません。

ただ、先日運よくこの特殊ヒンジを調達することが出来ましたので、
今回それをお客様のおうちに使わせて頂くこととなりました。

この在庫も数は何枚かしかありませんから、このお客様はラッキー
だったかも知れません。

私たちも何とか手に入る部材は、その時調達しておこうと考えていますが、
それ程大量に購入も出来ませんから、そのうちなくなってしまったら
それで終了となります。

ですから、不具合に気付いたら、すぐにメンテナンスをしておいた
方が、安全かも知れませんよ。

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by mikami-homemade | 2020-04-21 18:54 | メンテナンス
昔は、国産サッシ・メーカーでも売っていました_c0108065_16065203.jpg


静岡県熱海市のお客様から、メーカー不明の輸入アルミクラッド・サッシ
の修理についてご相談を頂きました。

ご相談の内容は、建具(障子)に入っているペアガラスが曇ってきているので、
交換したいというものでしたが、ボウウィンドウの5枚とダブルハング
(上げ下げ窓)の4枚(2ヶ所のサッシの上窓と下窓)で合計9枚のガラスを
換えなければなりません。

輸入窓メーカーが分からないとのことでしたので、木製サッシは一般的に
建具そのものから交換しなければガラスを入れ替えることは出来ないと
申し上げましたが、中にはガラスを外せる製品もあるので、一度調べてみる
ことになりました。

調べているうちに、この輸入サッシはトステム(Tostem、現リクシル)が
アメリカから輸入して販売していたリッチモンド(Richmond)という
サッシであることが判明しました。

また、このサッシはガラスを交換するのが非常に大変ではありますが、
ガラスのみの交換が可能で、建具の木枠や外装のアルミ板はそのまま
使えることも分かりました。

ただ、修理する為には、ほぼ建具そのものを分解してガラスを交換後に
元の状態まで組み直すことをしなければなりませんから、部材が破損
する危険性もあって、ちょっとやそっとのサッシ屋さんでは直せない
代物です。

当然、将来雨が構造内に入って曇らないように、建具に防水処理を行う
ことも忘れてはいけません。

取り敢えず、外し方等は理解が出来ましたので、実際に現地へ行って
建具を引き取ってきて、それから修理作業に掛かります。

修理の間、窓は窓枠だけになりますから、建具と同じ大きさの板を
窓の外側に張って、雨が入らないように養生しなければなりません。

これも、現場で合わせて作らなければなりませんから、結構な手間と
時間が掛かります。

それにしても、ガラスを交換出来る輸入サッシで本当によかったです。

尚、北米で同名の窓メーカーを探しても、サッシ修理の会社しか
ないようですから、元々の会社は既にないのかも知れません。

建築したビルダーも施工された窓やドアのメーカーもない状況で、
どうやって直したらいいのか途方に暮れるお客様がどのくらい
いらっしゃるんでしょうね。

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by mikami-homemade | 2020-04-20 16:18 | メンテナンス

国産サッシも直せます

国産サッシも直せます_c0108065_15302422.jpg


昨日、近くのお客様から掃出しサッシの鍵が掛からなくなったので、
直して欲しいという連絡がありました。

私が工務店に勤めていた、25年近く前に建てた2x4工法の国産住宅。

構造はアメリカ式でも、それ以外は国産製品を使って建てましたから、
サッシも国産の不二サッシを使っています。

不二サッシ自体は、他のサッシ・メーカーに吸収されて今は存在しない
メーカーですから、20年以上前のサッシの部品などほぼ手に入らない
という状況かも知れません。

取り敢えず、状況確認をして、近い部材を探した上で何とか修理を試みよう
と考えておりました。

その不具合のある鍵が、この写真。回転してロックが掛かるクレセントの
位置が、本来の位置より15mm程上になっていて、ロックを外すと外側
(写真左側)のドアがずれて、下へ落ちて(下がって)しまうとのこと。

そうなると鍵が掛けられなくなるので、ロックを外せず、ドアの開閉も
出来ないので困っているとのことでした。

つまり、一旦鍵を解除すると、鍵が明いたままになってしまうという状況
でした。

ただ、掃出しサッシの状況を細かく見ると、サッシの建具(障子)自体が
傾いているし、ドアの高さのバランスも非常に悪い感じです。

そこで、クレセントの位置を新築時の元の位置に下げて、ロック受けの
金具の位置やビスの固定も正しい位置に戻しました。

勿論、そんなことをしても、ドアの建て起こしが悪い訳ですから、
このままでは鍵が掛かられるようにはなりません。

そこでドアの左右のバランスを調整しながら、ドア自体の高さも変えて
やりました。

そうすると、見事ドアの状態は正常となり、スムースに開閉が出来る
ようになりました。

掃出しサッシのような大きな開口部は、サッシの両サイドに柱材が
入っている為、建物の重量がサッシの両サイドを下方向に押して
しまいます。

でも、サッシの中央付近は、窓上部にマグサと呼ばれる横木で
支えている為、建物の重量は掛かりません。

ですから、サッシ付近の床が弓なりに湾曲してきて、ドアの水平・
垂直が取れなくなってきます。

長く掃出しサッシを使ってきたことによるサッシ自体のアンバランスと、
構造的な宿命とが相まってこうしたトラブルが発生します。

これは、国産でも輸入でも住宅であれば同様に起り得る不具合ですから、
自然の摂理や製品の調整方法を熟知していないと、正しくメンテナンス
することは出来ません。

今の建築屋さんで、どれだけこういったことが出来る人間がいる
のでしょうねぇ。きっと、無理くり鍵を交換して終わり、みたいな
作業をするんでしょうね。

ついでに、大きな網戸が引っ掛かって開閉出来ないというトラブルも
直してあげました。

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by mikami-homemade | 2020-04-19 15:44 | メンテナンス