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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade
Pellaが日本から撤退するようです_c0108065_18224210.jpg


昨日もペラウィンドウ(Pella)のメンテナンス工事を行ってきましたが、
ペラが日本国内でのサービスを終了する旨案内がありました。

交換部材の注文は2025年11月21日までで、それ以降はメーカーから
修理部材が手に入らなくなります。

数年前にマーヴィン(Marvin)が日本から撤退してしまいましたが、
とうとうペラも同じ状況になってしまうと思います。

私たち ホームメイドは、ペラが撤退した後もアメリカの部品メーカー
から手に入るものは調達を続けるつもりですが、窓メーカーからしか
手に入らない建具や枠材類といった大きなものは、日本国内で
修理したり、補修材をオーダーメイドで作ったりする必要があります。

それでもメンテナンスが難しいという場合は、他の窓メーカーのサッシを
調達して交換するということも必要になりますが大掛かりな施工を
伴います。

輸入住宅に長く住んで頂けるようにしたいと考えている私共にとって、
今回のお話は非常に厳しいものではありますが、多くのお客様に対して
今後もお力添え出来る存在になれるように努力を続けます。

ペラのサッシをお使いのお客様ですぐに修理が必要という場合は、
どうぞ11月20日までにご注文を頂きますようお願いします。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

# by mikami-homemade | 2025-11-04 18:33 | メンテナンス
これ交換するのは、専門知識なしで出来ません_c0108065_19555202.jpg


愛知県のお客様のログハウスに伺って、輸入のスライディング・パティオドア
(掃出しサッシ)の鍵金物の交換をしてきました。

輸入サッシは、ペラウィンドウ(Pella)製のプロライン アルミクラッド
木製サッシ。

ご覧のように外装は、ブロンズ色のアルミカバーで表面が覆われています。
(塗装が劣化して、グレーっぽく見えますが・・・)

今回交換したのは、黒いプラスチックのカバーの奥にあるロック金物。

僅かにロックラッチの爪が顔を出していますが、金物自体はドアの中に
仕込まれた構造になっています。

ですから、この状態ではロック金物を外す為のビスなどは全く見えません。

勿論、ドアハンドルを外した処で、何の役にも立ちません。

このロック金物を外して交換するには、金物周囲のアルミカバーを
外した上で、ドアの中の木部も一部撤去する必要があります。

これがほんと至難の業で、下手にやろうものなら薄いアルミが曲がってしまい、
元に戻せなくなってしまいますし、ドアを傷めるリスクもあります。

また、こうした部材を外すには、可動する側のドア自体をサッシから外す
ことが必要な為、その前に様々な付属部材も撤去しておかなければなりません。

それが出来て、100kgもあるドアを持ち上げることが出来るようになりますが、
その重量を支えながらの作業は素人の方には無理があるかも知れません。

そう簡単に泥棒がドアを破壊出来ないように作ってありますから、
様々なトラップを1つひとつ解除しながらでないと、ロック金物には辿り
着けません。

逆に言えば、修理も相当厄介ですので、手間と時間が掛かります。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
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# by mikami-homemade | 2025-11-03 20:14 | メンテナンス
網戸に小窓が付いています_c0108065_18493089.jpg


東京都のお客様から輸入サッシのロックレバーがいくつも壊れてしまい
困っているとの問い合わせを頂きました。

輸入サッシは、ミルガード(Milgard)のアルミ製オーニングサッシ
(下側が外に開いていく窓)のようです。

室内側に網戸が付いているのですが、通常であればこの網戸が邪魔で
ロックレバーに手が届かないのですが、この網戸には開閉出来る小窓が
付いているので、ロックを操作する際は小窓を開けるという仕組みです。

現状は、このロックレバーを新しいものに交換したいということなんですが、
恐らくその他にもいろいろとおうちにトラブルがあって、メンテナンスを
したいということだろうと思います。

普通は家を建てた住宅メーカーがメンテナンスを行うのでしょうが、
このお客様は中古で建物を購入されたそうで、近くのリフォーム屋さんでも
修理が出来ないと断られてしまったようです。

ミルガードのアルミサッシは30年以上前に施工されていた窓ですから、
いろいろとガタが来ているのは致し方ありません。

ただ、私共のような輸入住宅の専門家であれば、古いものでも交換部材を
調達することは可能ですし、施工や調整方法も熟知していますから、
修理・メンテナンスは問題ありません。

あとは、お客様と私共との距離の問題だけですが、メール等で写真を送って
頂いたり、寸法形状の確認をしたり出来ますので、その分何度も伺って
お手間をお掛けするなんてことも少なく出来ます。

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# by mikami-homemade | 2025-11-02 19:02 | メンテナンス
持ち上げないと、交換だけでは不十分_c0108065_18094818.jpg


豊橋市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、窓の建具の交換を行ってきました。

輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)製のベイウィンドウ(台形出窓)。

三方に建具が付いていて、中央はFIX(ハメ殺し)、両サイドはケースメント
サッシになっています。

何れの建具も雨漏れによって建具の木枠が腐ってしまい、交換することになりました。

写真は建具を交換する前の様子ですが、一見何事もなくきれいに見えますね。

でも、このベイウィンドウは相当な重量があり、しっかりと構造体に固定されて
いなかったせいで、出っ張った先端部分が5mm程下に垂れていました。

5mmと聞くと大したことないと思われるかも知れませんが、そのせいで
両サイドの窓枠が平行四辺形に歪んでしまい、新しい真四角のケースメントの
建具が窓枠に当たってしまいます。

また、窓が十分に閉まらなくなるばかりか、ロックの位置も変わってしまい、
鍵を掛けることも難しくなります。

今までの古い建具は窓や鍵の開閉も出来ていたことから、恐らく窓枠と一緒に
建具も平行四辺形に歪んでいたのだろうと思います。

ただ、そうなってしまうと、歪みによって建具の木枠とガラスとの間に
僅かな隙間が出来るでしょうから、それが雨漏れに繋がったかも知れません。

本当はベイウィンドウの下に支えを付けて、窓ごと持ち上げてやることが
必要ですが、そうなると外壁の一部等を撤去したり、下地に補強材を入れたり
しなければならず、大きな工事になってしまいます。

取り敢えずは、現状を工夫して何とかケースメントサッシを使える状態にまで
持って行く方向で何とかしますが、将来的には出窓のリフトアップも検討
頂かなくてはいけません。

だって、重い出窓が宙に浮いているんですから、自然に考えて支えがないと
どんどん下がってしまいますよね。

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# by mikami-homemade | 2025-11-01 18:25 | メンテナンス

アメリカ製ですからね

アメリカ製ですからね_c0108065_16541061.jpg


大阪府のお客様から調達を依頼されたロック金物がいくつか入荷しました。

取り付ける輸入サッシは、ローウェン(Loewen)社製のケースメントサッシ。

ただ、入荷したもののうち、写真の2つに不具合が見付かりました。

1つは金物の裏ブタが外れ、その中から細い針金のような部品が飛び出して
きました。

もう1つは、鍵を引っ掛ける為の黒いラッチ部品がロックレバーから外れて
いました。

こうなると、元に戻したとしてもまた外れてしまいますから、海外メーカーに
クレームを言って交換してもらう以外方法はありません。

梱包されていた箱にもダメージはありませんでしたし、梱包等のテープを
剥がして中を開けられたような形跡もありませんから、出荷よりも前に
既に不具合があったと考えるべきです。

北米の製品ですし、もしかしたら中国等で製造されたものかも知れません
ので、日本のような出荷前検査などはないんでしょうね。

ご依頼頂いたお客様には少々お待ち頂く必要がありますが、こういう場合に
対応する為に私共のような人間がいるんです。

だって、お客様自身で手配したものがこうなっていたとしても、私共のように
冷静に対処して問題解決するなんてことは出来ないですもんね。

価格ばかりに目を向けるお客様が多いですが、何かあった時の対応やアフター
サービス、今後のサポートといった観点から考えれば、私共のような専門家の
役割は大きいと思います。

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# by mikami-homemade | 2025-10-31 17:04 | メンテナンス