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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

交換したら、欠品でした

交換したら、欠品でした_c0108065_17430630.jpg


昨日、ペラ(Pella)の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)に
付いている網戸のロック用フックを取り付けてきました。

数ヶ月前に新品の網戸を取り寄せて交換したのですが、その網戸に付属して
いるはずのフック金具が1個入っていませんでした。

メーカーにその旨連絡をして、新しい部品を送ってもらったのですが、
アメリカから届くのに数ヶ月を要しました。

まあ、アメリカのサッシ・メーカーですから、それも日常茶飯事。

お客様にも調達するのに時間が掛かる旨伝えておきましたし、部品がなくても
然程困ることもないので、気長にお待ち頂きました。

日本のサッシでは掃出しサッシの網戸に鍵が付いているというものは
見掛けませんが、北米のものの殆どにはロックの機能が付いています。

簡単なものですから、網戸を破くなり壊すなりすれば、サッシ自体に
アクセスするのは難しくありませんが、それでも網戸にも鍵が付いている
というだけで、空き巣や泥棒には多少の気おくれを感じさせるかも知れません。

(因みに、網はグラスファイバー製の糸で編んでありますから、新品の
ものを破るには空き巣も少々手間が掛かります)

輸入住宅に長くお住まいの皆さんも、網戸の取っ手や戸車の破損、網の破れ
などといったメンテナンスが必要ではありませんか。

輸入網戸は、虫除けだけでなく僅かですが防犯の役目も担ってくれますから、
ちゃんと補修・交換をしておきたいものですね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

# by mikami-homemade | 2021-08-18 17:51 | メンテナンス
擁壁兼用ガレージが水浸し_c0108065_19015745.jpg


先日、屋根や外壁からの雨漏れ修理が完了したガレージですが、今回の
長雨で床の際から水が出てきたという連絡を頂きました。

屋根や屋根に付随する外壁の雨漏れについては、修理工事を行う前に
伺っていましたが、コンクリートの壁と床とのつなぎ目から雨漏れする
という話は今まで聞いていませんでした。

恐らくこういった大雨が降った折には、こうした現象が起きていたと
思いますが、暫く大雨がなかったので、お客さんもこのことを私たちに
伝えるのを忘れていたのだと思います。

このガレージは、土留めの擁壁を兼用したコンクリートの壁で一部が出来て
おり、敷地の土に降った雨が染み込んで擁壁と床とのつなぎ目から出てきた
のだと思います。

擁壁を造る際は、土で埋め戻される壁等に防水塗装や防水処理を行って
おくのが一般的ですが、そうしたものも永久に持つものではありません。

人間が作るものですから、必ず劣化するのです。

ただ、普段はそこまで雨が土に染みないので雨漏れは発生しないのですが、
時々こうして床が水浸しになってしまうのです。

本当に直したいのであれば、擁壁の土を取り除いて、コンクリートの壁や
つなぎ目に防水工事を行う必要がありますが、家も隣接している関係から
それは金額的にも現実的ではありません。

床の水は簡単な排水路を設けるなどして外に排出し、壁とのつなぎ目は
敢えてコーキングなどで防水処理をしないで、自然に乾くようにするのが
一番です。

でないと、コンクリートの中で水が溜まってしまい、コンクリートの中の
鉄筋やコンクリート自体を劣化させてしまうかも知れないのです。

勿論、これが最良の方法ではありません。でも、今行える最善の
方法ではないでしょうか。

それにしても、屋根を支える柱材の下に、コンクリートの束石を据え
付けておいて正解でした。やはり、面倒でもひと手間が大切ですね。

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# by mikami-homemade | 2021-08-17 19:10 | メンテナンス

強化ペアガラスの交換

強化ペアガラスの交換_c0108065_13304107.jpg


兵庫県のお客様から輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)
に飛び石が当たって、ガラス全面に細かなヒビが入ったという連絡を頂きました。

輸入の掃出しサッシには強化ガラスのペアガラスが使われていますから、
先が丸くなったバットで叩いても割れないのですが、先が尖った石やクギが
当たってしまうとこのように細かく割れが入ってしまいます。

ペアガラスですから、もう1枚のガラスに破損がなければ、即座に防犯上の
問題や雨風の問題は生じませんが、それでも気持ち的には早く交換したいと
思うのは人情です。

でも、ガラスはインチ寸法で作られていますから、国産の厚みが異なる
ペアガラスを入れてもサッシ枠にうまく納まることはありません。

また、ガラス押えの押し縁と呼ばれる部材を外さないと、ガラスの交換が
出来ないので、樹脂が劣化した古いサッシの作業では押し縁を破損しない
ように注意して行うことが要求されます。

もしここで押し縁を壊してしまったりすると、そういった部材も探して
輸入をしなければなりませんから、余計な時間と費用が掛かります。

今回は、兵庫のお客様のおうちですから、ガラスの採寸調査と実際の
交換工事(防水処理作業を含む)を行う為に2回現地に伺う必要があります。

それから、このペアガラスには白い飾り格子が組み込まれていますから、
格子のデザインを揃える為に、割れていないもう片方のFIX側のガラスも
交換する予定です。

草刈り機での飛び石や突風や台風で瓦等が飛ばされることが原因で、
ガラスが割れてしまうことはよくありますが、この時期は特に注意したい
ものですね。

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# by mikami-homemade | 2021-08-11 13:39 | メンテナンス
ハンドルとオペレーター、どっちが悪い_c0108065_14415121.jpg


ヴァイスロイ(Viceroy)社製ケースメントサッシについて、クランク
ハンドルが空回りして窓が開閉出来ないというご相談を頂きました。

ヴァイスロイのものに限らず、こういった不具合は輸入のケースメント
ではよくあることです。

原因の多くは、開閉が固くなった窓を無理矢理開けようとして、ハンドルや
オペレーター金物に大きな負荷が掛かり、それが長年続けられて破損を
招いてしまったというものです。

こういう場合、私たちがまず疑うのは、ハンドルではなくオペレーター。

オペレーターは、回転軸によってハンドルに直結されているのですが、
その回転軸が途中で折れてしまったというトラブルが最も多いと思います。

途中で折れた回転軸は、ハンドルと一緒に外れてきますから、初めての
お客様は軸がハンドルの一部品だと思い込み、ハンドルに不具合が起こったと
勘違いをされます。

今回、そういうこともお客様に説明をしてどちらが悪いのかを確認して
頂きましたが、複数あるケースメントサッシで結局オペレーターが悪い
ものもハンドルが悪いものも両方あったようです。

ハンドルをオペレーターに固定する部分がねじ切れるというのは、
既にオペレーターは全く動かない状態にまでなっていたということの
現れでしょうから、相当メンテナンスがされていなかったおうちかも
知れませんね。

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# by mikami-homemade | 2021-08-09 14:48 | メンテナンス
う~ん、これはちょっと厳しい_c0108065_17570605.jpg


先日、アメリカからプライジェム(Ply-Gem)社の交換用サッシ建具が
届きました。

ダブルハングの下窓(ボトムサッシュ)で、トリプルガラスの
ダブルLOW-Eという最高性能の断熱性を誇るガラスが入っています。
(写真にはシングルハングと記載がありますが、間違いです)

今回は、ガラスが割れたというお客様からのご相談で、交換用に建具を
輸入したのですが、注文してから結構時間も掛かりました。

ですから、すぐに窓に装着してあげたいと考えていたのですが、トリプル
ガラスの内側に黒いゴミがくっついていては、正品として取り換える
訳にはいきませんから、その出鼻をくじかれた形です。

アメリカの作業員は、結構ラフな仕事をしますから、ある程度は
私たちも許容しなければなりませんが、くっついて取れないゴミを
お客様に理解して頂くことは難しいと思います。

いい製品なので惜しいですが、返品するか、返送なしで代替の建具を
送って頂くかは、メーカー側の判断となりますが、何れにしても
またお客様にはお待ち頂かなければなりません。

こういうことは、輸入資材を扱う仕事では覚悟をしなければなりませんが、
普通の日本人でしたら、メチャ怒る人もいるでしょうね。

でも、怒った処で何も解決するものではないですから、冷静に状況を
先方に伝えて、手配をスムースに行って頂くことが大切です。

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# by mikami-homemade | 2021-08-06 18:08 | メンテナンス