輸入住宅の専門家による施工情報の提供
by Supervisor-homemade
昨日、アンダーセン(Andersen)製観音開きのフレンチドアをスライディング・パティオドアに交換していますという記事を書かせて頂きました。そして、今回その交換工事が完了しましたので、写真をご覧下さい。少々時間が掛かってしまいましたが、おおよそ1ヶ所当たり1日という感じで仕事を終えることが出来ました。ドア周辺のタイルは、下地の様子を見る為に一部剥がしてみましたが、ほぼ外壁は触らずにサッシだけを交換したという感じです。こういう場合、建物の構造躯体に留める為のネイルフィンは使えませんが、サッシ枠の上からビス留めする為の取付け穴がありましたから、それを使ってドア枠を柱材に固定しました。また、最も気になる防水処理もドア枠と外壁との隙間に防水コーキングを十分に注入することで、そのリスクを減らしています。確かに、サッシの周囲の外壁を剥がして構造躯体を露出させれば、ネイルフィンも使えるし、サッシの周囲の防水工事も通常通りやれると思いますが、費用と見栄え、作業の手間とその効果、リスクとメリット・デメリットなどをお客様にお伝えして、お客様にとって最もバランスのいい工事が出来たのではないかと考えています。何も理解しないで適当に納めてしまう工事は、やってはいけないことだと思いますが、全ての状況を考慮してベターな仕事をすることも大切なことだと思っています。その為には、輸入住宅に対する知識と施工に対する経験が重要ですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
先日よりアンダーセン(Andersen)の掃出しサッシの交換の様子をお伝えしていますが、それとは別に両開きのフレンチドアを片引きのスライディング・パティオドアに交換するという作業についてもご紹介しましょう。写真左側がまだ何もしていないフレンチドア。そして、右側がドアを外してドア枠だけになったフレンチドアです。先日交換した掃出しサッシと同様に、化粧の木製外装パネルが剥がれてしまい、メーカーからは交換する以外に修理は出来ないと言われたフレンチドアのサッシでした。観音開きフレンチドアは並びで2ヶ所存在していましたが、開いた状態ではドアが風に煽られる状態になりますし、網戸も納まりがよくないという状況から、片引きのスライディング・パティオドアに変更したいとの要望がありました。幸いアンダーセンのフレンチドアは、スライディング・パティオドアと全く同じ開口寸法のものが存在しましたから、交換は比較的しやすいという寸法的なメリットもありました。ですから、単純にフレンチドアのドアだけを交換するのではなく、施工はすこし大変でも枠ごと交換して掃出しサッシにすることは、これから先の使い勝手を考えたらいいことかも知れません。ただ、ドア枠がどのような外壁構造の中で固定されているのか、サッシの防水上の問題が発生しないかなどといったことを確認しながらの作業が必要ですから、気を遣いながらの施工となりました。雨漏れの問題は、今回ドアのガラスの周囲や屋根にあったという状況でしたから、お客様にも現状や今後のリスクを説明しながら、方向性を決めていきます。では、また交換施工が完了した様子を、ご期待下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
一昨日、掃出しサッシのドアの交換作業について記事に書かせて頂きましたが、こちらが交換後のアンダーセン(Andersen)製スライディング・パティオドアです。既存のサッシ枠をそのままに、新しいドアだけを入れ替えたという状況です。ドアハンドルやロック金物、網戸などは、古いドアに付いていたものを付け替えました。そういった意味では、交換費用も経済的だったかも知れません。ただ、ペアの強化ガラスが入ったドアは、1枚100kg近くありますから、2枚をアメリカのメーカーから輸入するとなると、相当な金額であることは確かです。でも、雨漏れ対策・防水処理をいくつも施した新しいドアを入れて、サッシ枠も防水メンテナンスを施し、ドアの開閉調整・ロック調整までこの機会に行いましたから、今後の手入れは相当楽になったはずです。20年近く経った輸入住宅にお住まいの皆さんは、新築以来サッシの手入れをしていないというのが殆どでしょうから、不具合の修理を好機と捉えて、私たちのような専門家にメンテナンスをしてもらうというのはいいことかも知れません。実際、掃出しサッシには建物の重量が掛かって、サッシの上枠中央が下がってきたり、サッシの両サイドの床がめり込んできたりしてサッシ自体に歪みが生じています。そんな状況だと、ドアの開閉が固くなったり、鍵の掛かりが悪くなったりしてきているでしょうから、メンテナンスをしないでそのまま使い続けることは破損の原因にもなりかねません。輸入の掃出しサッシは、どこのメーカーのものも定期的な調整を必要としていますから、長く使いたいなら一度専門家に相談すべきかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
土曜日に愛知県大治町でアンダーセン(Andersen)製スライディング・パティオドアのドアの交換を行いました。幅が1.8mの掃出しサッシですから、2枚の引き違いドアの重量は合わせて120kgはゆうに超えるくらいになろうかと思います。今回ドアを交換する原因となったのは、サッシのガラスの周囲からの雨漏れでした。ペアの強化ガラス自体には特に問題はなかったのですが、ドアの中に入り込んだ雨が外装の薄い化粧パネルの接着を剥離させてしまいました。そうなると、化粧パネルが反ってしまったり、一部が欠けてしまったりして元に戻らなくなる為、ドア枠を残してドア自体を交換しなければならなくなります。新しいドアは、製造時に防水処理を実施していますが、施工する前に私たちで更にガラスやパネルのつなぎ目に防水処理を施し、室内側の木部にも木部専用の防水塗料 ティンバーケアを塗りました。そこまで事前準備をした上で、今回ドアの入れ替えを行ったのですが、既存の掃出しサッシにはイレギュラーな施工がしてあって、結構作業に苦労しました。通常、作業の最初は可動するドアを室内側に外すということを行うのですが、和室の鴨居がドア枠に重ねてあって、鴨居が邪魔をして室内側へドアを倒すことが出来ません。仕方がないので、屋外側にあるもう1枚のFIX(ハメ殺し)ドアの方を先に外して、可動側を屋外側に外すという方法を取りました。皆さんは、どっちから外しても外れるならどっちでもいいとお考えになると思いますが、サッシの防水施工をやる場合、新しい可動側ドアを先に入れてFIX側を後から入れるというのでは都合が悪いことが起るのです。そうは言っても、和室の鴨居を外すとなるともっと大掛かりなことになりますから、施工手順を変えてもドアから雨が入らないように何とか工夫して施工をしなければなりません。恐らく見た目にはお客様も全く気付かないとは思いますが、手順変更による余分な手間が掛かっているのです。後からメンテナンスをする時のことを考えて、新築をしなければいけないのですが、輸入サッシの構造や作りを知らない大工さんでは仕方ありません。そういった点でも、新築やリフォーム・修理の際は、出来るだけ輸入住宅について専門知識のある業者さんにお願いして頂くことをお勧めします。でないと、適当な施工で納めていってしまうなんてことになりますから・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
こちらは、パシフィック・リム(Pacific Rim)社のキッチン・キャビネットに使われている吊戸棚のドア用ヒンジ。先日、交換用にカナダから入荷してきたばかりのものです。「へ」の字に曲がった形をしているのは、コーナーキャビネットに使う2枚のドアを連結させる為に使うヒンジだからです。ステンレス製ですから結構頑丈に出来ているはずなんですが、コーナーキャビネット用のヒンジは消耗が早いかも知れません。こちら以外にも、デウィルズ(Dewils)のキャビネットで同様の交換が必要となった案件もありました。(先日、記事に書きましたね)こちらのキッチンメーカーは対応が早く、連絡したらすぐに交換部品を送ってくれるとの返信がありました。もう15年以上前にお客様が購入したキッチンですが、今でもちゃんとアフターサービスをしてくれる点は、プライスレスだと思います。新築時には金額が目に行くものですが、品質の高さやアフターサービスのよさといった点で購入するかどうかを決めるのが、一番得だと思います。さて、皆さんもおうちでは、15年以上経ってもメンテナンスが出来る体制が取れていますでしょうか。いい家を長くいい状態で使う為には、ケアしてくれる人がいることがすごく大切だと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。