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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

これが完成形です

これが完成形です_c0108065_11381350.jpg


昨日、アンダーセン(Andersen)製観音開きのフレンチドアをスライディング
・パティオドアに交換していますという記事を書かせて頂きました。

そして、今回その交換工事が完了しましたので、写真をご覧下さい。

少々時間が掛かってしまいましたが、おおよそ1ヶ所当たり1日という感じで
仕事を終えることが出来ました。

ドア周辺のタイルは、下地の様子を見る為に一部剥がしてみましたが、
ほぼ外壁は触らずにサッシだけを交換したという感じです。

こういう場合、建物の構造躯体に留める為のネイルフィンは使えませんが、
サッシ枠の上からビス留めする為の取付け穴がありましたから、それを使って
ドア枠を柱材に固定しました。

また、最も気になる防水処理もドア枠と外壁との隙間に防水コーキングを
十分に注入することで、そのリスクを減らしています。

確かに、サッシの周囲の外壁を剥がして構造躯体を露出させれば、ネイルフィン
も使えるし、サッシの周囲の防水工事も通常通りやれると思いますが、
費用と見栄え、作業の手間とその効果、リスクとメリット・デメリットなどを
お客様にお伝えして、お客様にとって最もバランスのいい工事が出来たのでは
ないかと考えています。

何も理解しないで適当に納めてしまう工事は、やってはいけないことだと
思いますが、全ての状況を考慮してベターな仕事をすることも大切なこと
だと思っています。

その為には、輸入住宅に対する知識と施工に対する経験が重要ですね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

# by mikami-homemade | 2020-11-07 11:47 | リフォーム
今度は、開きドアを引き違いドアへ交換です_c0108065_14373725.jpg


先日よりアンダーセン(Andersen)の掃出しサッシの交換の様子を
お伝えしていますが、それとは別に両開きのフレンチドアを片引きの
スライディング・パティオドアに交換するという作業についてもご紹介
しましょう。

写真左側がまだ何もしていないフレンチドア。そして、右側がドアを
外してドア枠だけになったフレンチドアです。

先日交換した掃出しサッシと同様に、化粧の木製外装パネルが剥がれて
しまい、メーカーからは交換する以外に修理は出来ないと言われたフレンチ
ドアのサッシでした。

観音開きフレンチドアは並びで2ヶ所存在していましたが、開いた状態では
ドアが風に煽られる状態になりますし、網戸も納まりがよくないという状況から、
片引きのスライディング・パティオドアに変更したいとの要望がありました。

幸いアンダーセンのフレンチドアは、スライディング・パティオドアと全く
同じ開口寸法のものが存在しましたから、交換は比較的しやすいという
寸法的なメリットもありました。

ですから、単純にフレンチドアのドアだけを交換するのではなく、施工は
すこし大変でも枠ごと交換して掃出しサッシにすることは、これから先の
使い勝手を考えたらいいことかも知れません。

ただ、ドア枠がどのような外壁構造の中で固定されているのか、サッシの
防水上の問題が発生しないかなどといったことを確認しながらの作業が
必要ですから、気を遣いながらの施工となりました。

雨漏れの問題は、今回ドアのガラスの周囲や屋根にあったという状況
でしたから、お客様にも現状や今後のリスクを説明しながら、方向性を
決めていきます。

では、また交換施工が完了した様子を、ご期待下さい。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
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# by mikami-homemade | 2020-11-06 14:44 | リフォーム
きれいに入れ替え出来ました_c0108065_10290793.jpg


一昨日、掃出しサッシのドアの交換作業について記事に書かせて頂きましたが、
こちらが交換後のアンダーセン(Andersen)製スライディング・パティオ
ドアです。

既存のサッシ枠をそのままに、新しいドアだけを入れ替えたという状況です。

ドアハンドルやロック金物、網戸などは、古いドアに付いていたものを
付け替えました。

そういった意味では、交換費用も経済的だったかも知れません。

ただ、ペアの強化ガラスが入ったドアは、1枚100kg近くありますから、
2枚をアメリカのメーカーから輸入するとなると、相当な金額であることは
確かです。

でも、雨漏れ対策・防水処理をいくつも施した新しいドアを入れて、
サッシ枠も防水メンテナンスを施し、ドアの開閉調整・ロック調整まで
この機会に行いましたから、今後の手入れは相当楽になったはずです。

20年近く経った輸入住宅にお住まいの皆さんは、新築以来サッシの
手入れをしていないというのが殆どでしょうから、不具合の修理を
好機と捉えて、私たちのような専門家にメンテナンスをしてもらう
というのはいいことかも知れません。

実際、掃出しサッシには建物の重量が掛かって、サッシの上枠中央が
下がってきたり、サッシの両サイドの床がめり込んできたりして
サッシ自体に歪みが生じています。

そんな状況だと、ドアの開閉が固くなったり、鍵の掛かりが悪くなったり
してきているでしょうから、メンテナンスをしないでそのまま使い続ける
ことは破損の原因にもなりかねません。

輸入の掃出しサッシは、どこのメーカーのものも定期的な調整を必要と
していますから、長く使いたいなら一度専門家に相談すべきかも知れません。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
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# by mikami-homemade | 2020-11-04 10:40 | メンテナンス

掃出しサッシのドア交換

掃出しサッシのドア交換_c0108065_15404618.jpg


土曜日に愛知県大治町でアンダーセン(Andersen)製スライディング・
パティオドアのドアの交換を行いました。

幅が1.8mの掃出しサッシですから、2枚の引き違いドアの重量は合わせて
120kgはゆうに超えるくらいになろうかと思います。

今回ドアを交換する原因となったのは、サッシのガラスの周囲からの雨漏れ
でした。

ペアの強化ガラス自体には特に問題はなかったのですが、ドアの中に入り込んだ
雨が外装の薄い化粧パネルの接着を剥離させてしまいました。

そうなると、化粧パネルが反ってしまったり、一部が欠けてしまったりして
元に戻らなくなる為、ドア枠を残してドア自体を交換しなければならなく
なります。

新しいドアは、製造時に防水処理を実施していますが、施工する前に私たちで
更にガラスやパネルのつなぎ目に防水処理を施し、室内側の木部にも木部専用の
防水塗料 ティンバーケアを塗りました。

そこまで事前準備をした上で、今回ドアの入れ替えを行ったのですが、既存の
掃出しサッシにはイレギュラーな施工がしてあって、結構作業に苦労しました。

通常、作業の最初は可動するドアを室内側に外すということを行うのですが、
和室の鴨居がドア枠に重ねてあって、鴨居が邪魔をして室内側へドアを倒す
ことが出来ません。

仕方がないので、屋外側にあるもう1枚のFIX(ハメ殺し)ドアの方を
先に外して、可動側を屋外側に外すという方法を取りました。

皆さんは、どっちから外しても外れるならどっちでもいいとお考えになると
思いますが、サッシの防水施工をやる場合、新しい可動側ドアを先に入れて
FIX側を後から入れるというのでは都合が悪いことが起るのです。

そうは言っても、和室の鴨居を外すとなるともっと大掛かりなことに
なりますから、施工手順を変えてもドアから雨が入らないように
何とか工夫して施工をしなければなりません。

恐らく見た目にはお客様も全く気付かないとは思いますが、手順変更
による余分な手間が掛かっているのです。

後からメンテナンスをする時のことを考えて、新築をしなければいけない
のですが、輸入サッシの構造や作りを知らない大工さんでは仕方ありません。

そういった点でも、新築やリフォーム・修理の際は、出来るだけ輸入住宅に
ついて専門知識のある業者さんにお願いして頂くことをお勧めします。

でないと、適当な施工で納めていってしまうなんてことになりますから・・。

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# by mikami-homemade | 2020-11-02 15:51 | メンテナンス
コーナーキャビネット用自在蝶番_c0108065_19573915.jpg


こちらは、パシフィック・リム(Pacific Rim)社のキッチン・
キャビネットに使われている吊戸棚のドア用ヒンジ。

先日、交換用にカナダから入荷してきたばかりのものです。

「へ」の字に曲がった形をしているのは、コーナーキャビネットに使う
2枚のドアを連結させる為に使うヒンジだからです。

ステンレス製ですから結構頑丈に出来ているはずなんですが、コーナー
キャビネット用のヒンジは消耗が早いかも知れません。

こちら以外にも、デウィルズ(Dewils)のキャビネットで同様の交換が
必要となった案件もありました。(先日、記事に書きましたね)

こちらのキッチンメーカーは対応が早く、連絡したらすぐに交換部品を
送ってくれるとの返信がありました。

もう15年以上前にお客様が購入したキッチンですが、今でもちゃんと
アフターサービスをしてくれる点は、プライスレスだと思います。

新築時には金額が目に行くものですが、品質の高さやアフターサービスの
よさといった点で購入するかどうかを決めるのが、一番得だと思います。

さて、皆さんもおうちでは、15年以上経ってもメンテナンスが出来る体制が
取れていますでしょうか。

いい家を長くいい状態で使う為には、ケアしてくれる人がいることが
すごく大切だと思います。

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# by mikami-homemade | 2020-11-01 20:10 | 輸入設備