愛知県にお住まいのお客様から、窓メーカーが分からない輸入サッシのハンドルが
破損したので交換出来ないかという相談を頂きました。
こちらのハンドルは、ドア内部にロックケースが内蔵されたタイプではなく、
ハンドル自体にロック金物が入っている外付けロックという珍しい形状です。
こういうタイプはアメリカでもあるのですが、国内に入ってきている輸入サッシ
ではあまり存在しない状況です。
また、ガラスがアメリカでは滅多にない網入りになっている状況からすると、
日本の防火規定に対応する為にオーダーで製作されたサッシだと思われます。
そこで、このハンドルロックをいろいろ探してみたのですが、全く同じものは
どこにもない状況で、多少の違いがありますが似たようなものは存在しました。
でも、微妙に違うということは、取付け穴の位置や取付け方法が異なるという
ことでもありますから、ドアの穴を明け直して位置を変えたり、受け側の
ストライクも何らかの加工が必要かも知れません。
何れにしても、部材を調達すればだれでも簡単に取り換え出来るという代物では
なさそうですから、私共が部材を調達してお客様に取付けをして頂くという
方法は取れない状況です。
勿論、私たちも写真だけではどう納めたらいいかがはっきりしませんから、
実際に現地に伺って状況を把握しないと、どの部材が一番納まりがいいかを
把握出来ないと思います。
こういうイレギュラーな案件に対応出来てこそ、輸入住宅専門ビルダーの
面目躍如ではないでしょうか。
それにしても、これだけ破損が酷い状況だと、ドアの調整をしてやらないと
またハンドルに大きな負担が掛かるでしょうね。
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