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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade
ペラの古いスライディング・パティオドア_c0108065_17333516.jpg


神奈川県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、ドアが閉まったまま開けられない
スライディング・パティオ(掃出しサッシ)のロック解除をしてきました。

輸入窓は、ペラウィンドウ(Pella)のアルミクラッド木製サッシ。

ロックケースのラッチフックが受け側に引っ掛かったまま、外れなくなった
という状況で、ロックレバーも心棒が折れてしまっていました。

ドアの鍵の状態が全く見えないという状況でしたが、同じ形式の掃出しサッシ
がもう1つあるとのことで、そちらのロックケースやレバーを参考としながら
交換用の新しいロックケースとロックレバーを取り寄せました。

そして、現場で鍵の解除を試みたのですが、ドアの建て起こしや鍵の固さを
チェックした上で、推測した不具合を直してみた処、見事にロックが外れました。

写真は、鍵を解除してロックケースやロックレバーを新しいものに交換した
様子です。

古いペラウィンドウは、ロック部品が特殊でしたから、一般的な部品が使えません
でしたが、幸い古い形状の部品類をアメリカから取り寄せることが出来、きれいに
直すことが出来ました。

ただ、ロックレバーの形状が既存のものと若干違っていましたので、ハンドル
部分と干渉した為、多少加工しなければならず苦労もしました。

最後にドアの調整も行いこれで終了かと思ったのですが、ドアの戸車が
ゴロゴロ言うので、少々面倒でしたが重いドアを外して戸車をチェックしました。

案の定、戸車が破損していましたので、次回お伺いする際に交換・修理を
しましょうとお話ししておきましたが、不具合をあまり放置するとドアの
下端やドアレールを傷めてしまうので、早めに交換手配をご依頼頂いた方が
いいように思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。


# by mikami-homemade | 2025-06-06 17:44 | メンテナンス
ペアガラスの交換前に現調が必要です_c0108065_20104460.jpg


栃木県のお客様から輸入サッシのガラス交換とウェザーストリップを交換
したいというご相談を頂きました。

はっきりしませんが、輸入窓はミルガード(Milgard)のではないか
とのことでした。

写真は、不具合があるというスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)
のFIXドアですが、ペアガラスの周囲のスペーサーに随分とヒビ割れや錆びが
見受けられます。

こういう場合、原因は雨がドアの中に入り込んで、それがペアガラスの中にも
浸入してしまったということだと思います。

掃出しサッシの場合、ガラスはペアの強化ガラスですし、サイズはインチで
作られています。

また、ガラスを外す際にはガラス押え(押縁)を外したりしなければなりません。

ガラス押えは塩ビで出来ていますが、脱着を慎重に行わないと破損させて
しまうリスクがあり、万一破損させるとアメリカの部品メーカーから調達
しなければならず、費用もバカになりません。

また、ペアガラスを装着する際も同様のリスクが生じますし、輸入の防水テープ
も準備する必要があります。(専用テープ以外に、ガラス外側の防水処理も必要)

お客様側でそういったリスクや部材の調達に対処出来ればいいのですが、
急がば回れで私共のような専門家にご依頼頂く方が、反って納期も費用も
少なく出来るかも知れません。

そういう場合は、少し場所が遠いですが、ペアガラスの実寸法を採寸調査しに
現地までお伺いしたいと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。


# by mikami-homemade | 2025-06-03 20:21 | メンテナンス
何か嵌め込み画像みたいですね_c0108065_16314722.jpg


以前東京都のお客様の輸入住宅に玄関ドアのステンドグラスの採寸調査に
伺ったというブログ記事を書かせて頂きましたが、昨日無事にガラスの
入れ替え及びドアの塗装が完了しました。

輸入ドアは、スタンレー(Stanley)のスチール製玄関ドア。

ステンドグラスの外側と中側に強化ガラスが付いた3重ガラスの構造に
なっていますが、飛び石か鳥が当たったのか、外側の強化ガラスが
割れて粉々になっていました。

採寸調査をした後、アメリカやカナダのメーカーに適合するサイズのものを
確認していたのですが、注文後に突然製造中止になったので注文が取り消される
というハプニングがあり、少し値段が高くなりましたが追加分は弊社の負担で
違うデザインのものを調達することが出来ました。

写真がそのステンドグラスですが、ドアのサイズにピッタリでしょ。

ステンドグラスは銀のリードで様々なデザインのガラスが組み合わされて
いるというもので、豪華ではありますが爽やかな印象のあるものと
なりました。

ガラス交換に伴い、ドアの塗装も剥げていましたので、ガラス交換に伴い
ドアやドア枠の塗装も行ったのですが、下塗り1回・上塗り2回、合計
3回の塗装を実施した様子が、この写真です。

色はカリフォルニアの青い空をイメージするようなものにしてみましたが、
如何でしょうか。

あまりに鮮やかで美しいデザインなので、何かの背景にドアの画像を
張り付けたような感じに見えますが、写真には何ら加工は施していません。

ガラスの周囲にも防水処理を施してありますから、雨漏れによるドアの
不具合も起きないようにしてあります。

2日掛かりで手間の掛かる作業でしたが、古いドアでもこれだけきれいに
仕上がるのですから、是非皆さんでもやって頂きたいと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

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# by mikami-homemade | 2025-06-02 16:44 | メンテナンス

よーく見ると違います

よーく見ると違います_c0108065_17031400.jpg
本日、交換用の新しいバランサーが、アメリカから入荷してきました。

使用する輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のファイバークラッド(アルトレックス
IDH)のインテグリティ(Integrity)。

写真左は、以前現場から外してきた同じマーヴィンのアルティメット(Ultimate)
ダブルハング(CUDH)用の古いバランサー。

写真右が今回入荷したインテグリティ用のバランサーですが、違いが分かりますか?

ほぼ似たような形状をしている2つですが、鉄で出来た棒状の部分のデザインが
異なっています。

それぞれのバランサーは、窓の側枠にある溝の中に挿入されているのですが、
その溝の形状に合わせたデザインになっていますから、この2つには互換性が
ありません。

ですから、交換する際には溝の形状に合ったものを調達する必要がありますので、
似ているからと言ってすぐに注文すると取付け出来ないということにも
なりかねません。

あと、これらのバランサーが装着されるマーヴィンのダブルハングサッシは、
比較的新しい製品です。

1990年代の輸入住宅ブームの際にたくさん施工されたマーヴィンの古いタイプ
のアルミクラッド木製サッシ(CDH)のバランサーは、更に形状が異なります。

同じマーヴィンの製品でも年代やシリーズによってこれだけバランサーに
種類がありますので、他の輸入サッシのバランサーも様々です。

バランサーに不具合が起きると窓が開けられなくなりますから、15年程度
経った輸入サッシは、私共のような専門家に相談して壊れる前にバランサーを
交換するようにして下さい。

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# by mikami-homemade | 2025-05-29 17:13 | メンテナンス
破れたウェザーストリップを交換してきました_c0108065_19163068.jpg


4月に輸入の木製玄関ドアの塗り直しを行った愛知県のお客様のおうちへ伺って
敷居部分に装着されていた破れたウェザーストリップ(気密パッキン材)を
交換してきました。

写真にはウェザーストリップは写っていませんが、どうしても靴で毎日踏んで
しまう場所に付いていますので、塩ビの素材が破れてきてしまいます。

玄関ドア用のウェザーストリップは、ドア・メーカーによって形状や大きさも
様々ありますが、そのうちの90%くらいは汎用性のある輸入のウェザー
ストリップが装着されています。

ですから、私たちも少し多めに在庫をしていますので、すぐにメンテナンスに
対応することが可能です。

勿論、敷居だけでなく、周囲のドア枠の両サイドや上枠、親子やダブルドア
であれば、アストラガル(戸当たり)部分もウェザーストリップを交換出来ます。

木製ドアはどうしても湿気や温度で歪みが出てしまいますから、ドアの隙間は
こうしたウェザーストリップを調節してやることで埋めてやる必要があります。

あと、ドアの塗り直しをして1ヶ月経ちましたが、防水塗装が木に馴染んできて
美しさが増した感じがしませんか。

高級感のあるツヤと言い、木目を引き立たせる感じと言い、パラペイントの
ティンバーケアは木部防水塗装の最高峰です。

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# by mikami-homemade | 2025-05-28 19:31 | メンテナンス