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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

随分喜んで頂きました

随分喜んで頂きました_c0108065_16184593.jpg


日曜に埼玉県のお客様のおうちにお邪魔して、玄関ドアのメンテナンスを
行ってきました。

輸入の玄関ドアはスチール製のカナダ トリムライト(Trimlite)。

ドアは重さで斜めに下がってきており、戸先(ハンドル)側の方が敷居
(ボトムシル)に擦っていました。

ですから、ドアを閉める際はドアノブを持ち上げて、ドアが幾分上がった
状態にしないと鍵も掛けられないということでした。

その為か、ドアハンドルのラッチは既に破損しており、ちゃんと出てこない
という感じのままお使いでした。

当然ドアクローザーの力を使って引き込もうとしても、それくらいでは
どうにもならないのは必然です。

また、ドアを閉めても周囲に隙間が空いているという状況で、気密性や
防音性・断熱性も機能していませんでした。

そこで、蝶番が摩耗した玄関ドア用の輸入ヒンジとデッドロック付きの
ハンドルセット、ドア枠用のウェザーストリップ(気密パッキン材)を
交換して、新築時の状態にまで戻すことを目標に作業を行いました。

下がったドアはヒンジを新しくすることである程度は上がりますが、
ドアの傾きはヒンジの交換だけでは直りません。

ヒンジを取り付ける前にその下地に薄いシム材を入れて、傾きを調整
しながら下がりや傾きを補正します。また、長い取付けビスを使うことで
ドア枠自体を構造にガッチリ固定することでも傾きを変化させました。

そうすることで、鍵が掛かる位置も元の状態に戻りますから、ハンドルの
ドアラッチやデッドロックバーの取付け位置も特に変える必要もありません。

つまり、元になった原因を正せば、付随した様々な問題も自ずと
解決するという訳です。

でも、普通のリフォーム屋さんや鍵屋さんは、特殊な輸入ヒンジを
調達せずに、ヒンジの位置を変えたりラッチ受け(ストライク)の
位置を変えたり、対処療法でメンテナンスを実施します。

ですから、ドアやドア枠に傷を付けるだけで元通りに直すということは
出来ないのです。

調整作業が完了した後、最後にライフタイム仕上げのハンドルやデッドロック
を取り付け、ウェザーストリップを新しくしたら、このようにきれいな輸入ドア
になりました。

通常の金メッキは10年で茶色く錆が出てしまいますが、ライフタイム仕上げは
10年経っても美しいゴールド色のままですから、あとは小まめに水垢が付かない
ように柔らかなタオルで拭いてあげればOKです。

10年で交換部品の供給がなくなる国産の製品と比べて、何十年経っても直しが
利く輸入住宅は本当に素敵だと思います。(但し、信頼出来る専門家を見付ける
ことが、家づくりでは一番大切ということを忘れないで下さいね)

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

# by mikami-homemade | 2024-04-03 16:38 | メンテナンス

やっぱりでしたね

やっぱりでしたね_c0108065_18301009.jpg


先日ご相談を頂いた岐阜県のお客様のおうちにお邪魔して、現地調査を
行ってきました。

アルミクラッド木製サッシのボウウィンドウのガラスが脱落してきた
ということでしたので、まずは開かずの窓を開けて状況を確認する
ことから始めました。

写真が、その窓の一つを慎重に開けた様子です。

一見何もなさそうに見えますが、建具の下枠が密着しているはずのガラス
から外れて、大きく隙間が明いているのが分かりますでしょうか。

また、下枠の左端に木枠の継ぎ目が見えますが、下枠部分の木が腐って
黒く変色しているのが分かります。

つまり、この下枠の木は、ほぼ中が全て腐ってなくなっている状況に
なっています。

そういう状態ですから、下枠が重いペアガラスを支えることが出来ず、
ガラスが下枠の下の方までずり落ちてきているという訳です。
(その様子は、以前のブログ記事を参照下さい)

この輸入サッシは、ジェルドウェン(Jeld-Wen)傘下であったノルコ
(Norco)製のアルミクラッドサッシですが、既にサービスを止めて
しまっていますから、交換部材は自力で探すしかありません。

腐ってしまった木の部分を加工・修復し、脱落したペアガラスも正確な
サイズで新しいものを製作します。

また、オペレーター等の開閉金物やウェザーストリップも劣化が進んで
いますから、そういった部材も全て手配をしなければなりません。

なかなかハードルが高い案件ではありますが、何とか新築時の状態
近くまできれいに直したいと考えております。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
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# by mikami-homemade | 2024-04-02 18:39 | メンテナンス
ご自身で交換したことがあるらしい_c0108065_21340570.jpeg


京都府のお客様から輸入樹脂サッシのバランサーの糸が切れてしまったので、
バランサーを入手出来ないかという相談を頂きました。

サッシ・メーカー自体はおっしゃられなかったのですが、シングルハング用の
バランサーはいくつかの種類に限定される為、部材の特定さえ出来れば
アメリカからの調達に問題はありません。

写真がお客様から頂いた不具合のあるバランサーですが、バネにつなげて
あるはずの吊りヒモが2本共なくなっています。

こうなると、窓が自重で落ちてきてしまう状態ですから、何かつっかえ棒を
しない限り窓を開けておくことは出来ません。

今後、お客様に部品を特定する為の必要事項をお伺いして、部材の見積を
お出しするのですが、それと同時に取付け作業をお客様で行うことが
可能かどうかもお聞きしなければなりません。

全くやったことがないということなら、私がメールでやり方を教えた所で
ちゃんと作業が出来る訳はないでしょうから、最初は私たちが伺って
やり方を見て覚えて頂くことをお勧めしています。

でも、このお客様は仕事が建築関係らしく、以前にもバランサーを交換
したことがあるそうなので、わざわざ私がお伺いする必要はなさそうです。

そういうお客様は珍しいと思いますので、もし取り替えは初めてという
お客様であれば、適当に挑戦してみるのではなく、正しい手順と今後の
ケアの方法を習ってからご自身で作業をして頂ければと思います。

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# by mikami-homemade | 2024-03-30 21:41 | メンテナンス
予算がないから、このままに?_c0108065_14452063.jpeg


私たちの会社から程近い場所にある輸入住宅のお客様から、輸入サッシの
ペアガラスが割れたという不具合の連絡を頂きました。

夜中に突然割れる音がしたということで原因はよく分かりませんが、
外側のガラスだけが割れているということですから、内外の急激な温度差に
よる熱割れか、誰かが石のようなものを投げ付けたか、鳥がぶつかったのか
ということが考えられます。

ただ、私たちも見た訳ではありませんから、原因を具体的に特定することは
出来ません。

こちらの窓は、マーヴィン(Marvin)製のアルミクラッド・ダブルハングサッシ。

マーヴィンの場合は、通常ガラスのみの交換は不可で、建具そのものを交換する
ことが求められますが、メーカーが国内の販売から撤退していますので、
交換用の建具の調達も出来ない状況になっています。

しかしながら、それではお客様もお困りになるだろうと思い、多少建具が傷付く
かも知れないですが、何とか枠材を分解してガラスのみを交換するという形で
ご提案を差し上げました。

勿論、少し高額になるというお話を差し上げた上で、他社にオーダーで上下の
建具を作って頂いて、それを既存のサッシ枠に入れるということも可能である旨
お伝えもしました。

ただ、結論から言えば、予算がないので今回の修理は見送るというのが
お客様からの回答でした。

まあ、そういうことであれば、私たちも今回の件から手を引かざるを得ない
ということになりますが、このままにしておけばガラスからの雨漏りによって
木枠が腐ったり、ガラスの一部が下に落ちて誰かを傷付けたり、なんてことに
なる恐れもあります。

大ごとになる前に何とかしないと、後悔先に立たずということにもなり
かねませんから、早めにどこかに修理をお願いすることをお勧めします。

また、今回のトラブルが火災保険で求償出来るかどうかは、契約条件次第
ですので、修理と補償は一旦別々に考えて進めることが大切です。

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# by mikami-homemade | 2024-03-29 14:56 | メンテナンス

ペアガラスの脱落

ペアガラスの脱落_c0108065_12414018.jpeg


岐阜県のお客様から輸入サッシのガラスが下に落ちて、上に隙間が
空いているという不具合の連絡を頂きました。

写真を見ると、ペアガラスの周囲にある金属スペーサーから外側の
ガラスだけが外れて、落下してきているという状況が確認出来ます。

窓は、ノルコ(Norco)製の4連ボウウィンドウを構成しているケースメント
サッシです。

両サイドの2枚の建具が開閉し、中央の2枚の建具がハメ殺しという窓
ですが、そのうちの3枚にこういう現象が見られるそうです。

ノルコという窓メーカーは既になく、アフターサービスも望めない状況
ですから、自力で修理する他はありません。

今回の問題は、建具のペアガラスの防水性に原因があるように思いますから、
ペアガラスが使われているサッシでは似たような不具合が起きる可能性が
あると思います。

通常の状態ではペアガラスは木製の建具枠に支えられているはずですから、
ガラスが下へ落ちてきているということは、もしかしたら既に下枠は
腐ってなくなっているかも知れません。

ただ、お客様自身では怖くて窓が開けられない状況ということですから、
どうなっているかは私たちが伺って窓を開けてみなければ分かりません。

恐らく修復は可能だろうと思いますが、修理に係る費用や時間は相当な
ものになるでしょうから、火災保険で求償するなどの対応が出来るか
どうかが問題です。

皆さんの輸入住宅でも、こうした問題が大きくならないうちに早めに
外部の防水処理をして対策をしておくように対処して下さい。

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# by mikami-homemade | 2024-03-28 12:51 | メンテナンス