
名古屋市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入サッシのメンテナンス・
修理を行いました。
輸入窓は、キャラドン(Caradon)のアルミクラッド木製サッシ。
今日は、十ヶ所程度のサッシを修理してきましたが、写真は浴室に設置
されていたケースメントサッシです。
通常、木製サッシを湿気や湯水に曝される場所に付けることはありませんが、
輸入住宅ブームの時に建てられたおうちでは、こういう間違った施工を
しているケースが多く見受けられました。
建具(障子)も窓枠も全て内側は木で出来ていますから、腐ってきて当然
という状況ですが、油性のペンキで何度か塗り直しをしていたようで、
何とかまだ使える状態でした。
ただ、油性の塗料では木が呼吸作用をする為に、蛇のウロコのように
ペリペリと剥がれてきますから、そうした塗装や汚れ・カビ等を除去
した上で、木部防水塗料のティンバーケアを塗りました。
また、ロック金物も鍵が掛けられない状況でしたので、改良された新しい
ロック金物に交換しました。
そして、ペアガラスの内外の周囲にも防水処理を施して、外側の雨や
内側の湿気や湯気から木製建具を守る施工も行いました。
勿論、そうした施工だけでなく、窓の開閉がスムースになるように
掃除や潤滑剤の塗布、建具の調整といった作業も同時に行いました。
浴室のサッシは、特に不具合が起こりやすい箇所ですから、様々な
対策をしておくことで問題が起こりづらくなるのです。
輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。
尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。