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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade
今日は、たくさん直しました_c0108065_20440446.jpg


名古屋市のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入サッシのメンテナンス・
修理を行いました。

輸入窓は、キャラドン(Caradon)のアルミクラッド木製サッシ。

今日は、十ヶ所程度のサッシを修理してきましたが、写真は浴室に設置
されていたケースメントサッシです。

通常、木製サッシを湿気や湯水に曝される場所に付けることはありませんが、
輸入住宅ブームの時に建てられたおうちでは、こういう間違った施工を
しているケースが多く見受けられました。

建具(障子)も窓枠も全て内側は木で出来ていますから、腐ってきて当然
という状況ですが、油性のペンキで何度か塗り直しをしていたようで、
何とかまだ使える状態でした。

ただ、油性の塗料では木が呼吸作用をする為に、蛇のウロコのように
ペリペリと剥がれてきますから、そうした塗装や汚れ・カビ等を除去
した上で、木部防水塗料のティンバーケアを塗りました。

また、ロック金物も鍵が掛けられない状況でしたので、改良された新しい
ロック金物に交換しました。

そして、ペアガラスの内外の周囲にも防水処理を施して、外側の雨や
内側の湿気や湯気から木製建具を守る施工も行いました。

勿論、そうした施工だけでなく、窓の開閉がスムースになるように
掃除や潤滑剤の塗布、建具の調整といった作業も同時に行いました。

浴室のサッシは、特に不具合が起こりやすい箇所ですから、様々な
対策をしておくことで問題が起こりづらくなるのです。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

# by mikami-homemade | 2025-05-08 20:53 | メンテナンス
止水バルブ以外もメンテナンス_c0108065_19341620.jpg


連休前に愛知県のお客様の輸入住宅に伺って、洗面の水性金具の修理を
行ってきました。

水栓金具は、ヤスダプロモーション製のゴールドカラーの洗面水栓。

写真は、水栓金具に内蔵されているカートリッジバルブ(止水バルブ)を
交換した後の状況です。

実は、この水栓は止水パッキン以外にも、吐水本体やレバーハンドルといった
それぞれの台座の固定が緩くなっていて、グラグラした状態になっていました。

また、カウンターのタイルに明けられた穴が大き過ぎて、カウンターの上の
水が穴から下へ落ちてしまい、カウンターの下地の板を腐らせてしまうという
問題も抱えているようでした。

本来はカートリッジバルブを交換して吐水口からの水漏れが止まれば、
それで修理は完了ですが、グラグラした水栓金具を放ってはおけません。

カウンターの下に潜りこんで、水栓金具の下から固定用のナットを
締め上げてそれぞれが動かなくなったのを確認した上で、水栓金具の周囲に
ある穴を防水コーキングを使って塞ぎました。

カウンターの下は上下水道の配管やポップアップの排水システムが混在して
いるので、工具が使いづらい環境ですし、バルブ交換だけを想定していたら
コーキングやそれを打つ為のコーキングガン、マスキングテープなども
持ち合わせていないのでしょうが、私たち ホームメイドは何かの為に
常に余分な材料や工具を持ってきています。

依頼されたこと以外でもやれることがあればやって差し上げるという
精神が、おうちの修理・メンテナンスでは大切なことなんです。

人生一期一会ですから、次来られるとは限らないですもんね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
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尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
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# by mikami-homemade | 2025-05-07 19:52 | 輸入設備
ここは雨当たりが強いのかも_c0108065_11591958.jpg


静岡県のお客様から輸入サッシの木製建具が腐ったので、対処したいという
ご相談を頂きました。

輸入窓は、マーヴィン(Marvin)のアルミクラッド木製サッシ。

写真のダブルハングの以外にもケースメントサッシも木部が腐っている
というお話でした。

下窓(ボトムサッシュ)だけでなく、上窓(アッパーサッシュ)の下枠から
それに繋がる側枠の下部にも相当の黒ずみが見受けられます。

お客様曰く、新築当初はCDHという品番のサッシの建具だったということ
ですが、途中雨漏りで腐ってしまったので、CUDHと呼ばれる新しい建具に
入れ替えたそうですが、またこんな状況になってしまったみたいです。

CUDHはCDHに比べて建具構造が改善されてはいるものの、アルミカバー
とペアガラスとが接する部分は雨水が中に入り込む危険性はゼロではありません。

でも、CUDHの建具に交換した住宅メーカーは、単純に建具を新しいものに
交換すれば、修理は完了と考えたのだろうと思います。

私たち ホームメイドであれば、建具を新しいものに交換する際は、必ず
ガラスの周囲を防水処理してから窓に装着するようにしますし、室内の木部も
パラペイントのティンバーケアで防水塗装を施します。

それでも、そういった施工が10年程度で劣化していないかをチェックして、
必要であれば再度防水処理などを施すというメンテナンスを行います。

今回のおうちは、何度も建具が腐って交換や修理を余儀なくされている
ということですから、おうちの南面や東面が開けた状況の敷地で、
横殴りの雨がサッシにまともに当たるという感じではないかと思います。

不具合の起こったサッシについては修理や交換をしていきますが、それ以外の
全てのサッシについてもペアガラスの外部防水処理をお勧めします。

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# by mikami-homemade | 2025-05-02 12:15 | メンテナンス

まだまだ現役です

まだまだ現役です_c0108065_19373798.jpg


埼玉県のお客様から、輸入アルミサッシの部品が欲しいというご相談を頂きました。

輸入窓は、ミルガード(Milgard)のケースメントサッシ(竪辷り窓)。

写真がその部品ですが、窓が開かないようにする為の押えのストッパー部分が
樹脂製になっているので、ここの部分が劣化して割れてしまいます。

写真でもその部品が少し黄色く変色してきていますから、ボチボチ交換が
必要になっているように思います。

ミルガードのアルミサッシは、30年以上前に施工されていたものが多く、
こうしたロックレバーハンドルの入手に不安を感じているお客様もいらっしゃる
かも知れません。

でも、ご安心下さい。このロックハンドルは、今でも部材メーカーから調達する
ことは可能なのです。

ただ、この小さなロック金物を1本だけ調達しても送料や通関費の方が高く
付いてしまいます。

また、複数本調達しても送料や通関費は1本輸入するのと同じくらいですから、
いくつか購入して費用を分散させた方が得になります。

それにしても、30年以上経っても消耗部品が手に入るというのは、やはり
家に対する考え方が日本と北米とでは大きく違うと感じます。

輸入住宅のメンテナンスは大変とお考えの方がいらっしゃいますが、
調達先さえちゃんとしておけば、実は長く維持管理出来る建物なんです。

ただ、何もケアしなくて放りっぱなしということは論外ですから、専門家に
相談しながら適宜お金を掛けて手入れをしていくことを忘れないで頂きたい
と思います。

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# by mikami-homemade | 2025-05-01 19:48 | メンテナンス
シロアリ会社のCMが多くなってきました_c0108065_15201120.jpg


写真は、私の自宅の裏庭に咲いたツツジの花です。

毎年、この時期になるときれいな花を咲かせてくれます。

私の自宅の庭だけでなく、公園や道路際でもたくさんの花が咲いている
のを見掛けるようになりました。

この時期、毎年ブログ記事に書かせて頂くのが、羽アリのお話です。

サツキやツツジが花を咲かせるシーズンと時期を同じくして、シロアリの
巣から一斉に大量の羽アリが飛び出してきます。

お花とは全く関係がないのですが、ただ時期が同じというだけで
羽アリと何か関連があるように思われがちでお花には気の毒なお話です。

森や林のような場所の少し暗くて湿気のある土の中や、朽ちた木の中
などに巣(コロニー)を作っていたシロアリたちが、自分たちの勢力範囲を
広げるべく、この時期羽アリとなって別の場所に巣立っていきます。

その殆どは長く生きられず死んでしまうのですが、運よく巣が作れそうな
暗くて湿気があり空気が動かない場所を見付けられた羽アリは、食べられ
そうな木が近くにあればそこに新たな巣を作ります。

一つの巣から何千匹もの羽アリが一斉に飛び立つこの時期は、既存の巣を
見付ける絶好のチャンス。

勿論、朽ちた木の土に戻す役割のあるシロアリですから、おうちのどこかに
いない限り、駆除する必要はありませんが、建物の壁や土台といった部分や
それに近い場所に巣がある場合は、局所的に駆除することが大切です。

シロアリ会社もそのことを知っているので、この時期TVのCMを流す
ことが増えてきますが、出来るだけ信頼がおける業者さんにお願いする
ようにして下さい。

下手に敷地全体に駆除剤を撒くと、反って人間に被害が及ぶ可能性が
ありますので、そういう業者には注意が必要です。

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# by mikami-homemade | 2025-04-30 15:29 | 全般