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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade
メーカー不明でも修理は可能です_c0108065_18562924.jpg


岐阜県のお客様から、ケースメントサッシの修理のご相談を頂きました。

輸入窓は木製アルミクラッドサッシですが、メーカーは不明です。

写真がそのサッシの状態ですが、建具の下枠部分が腐ってしまい
下枠に固定されているはずのガイドレールやウィンドウヒンジも
外れてしまっています。

(ウィンドウヒンジは、この写真には写っていませんが・・・)

原因はペアガラスの周囲から雨が建具内に入り込んで、中から木を腐らせて
しまったということですが、この状態では窓を開けられないと思います。
(勿論、閉めるのも外から建具を押さないと難しいでしょう)

建具そのものを新しいものに交換する為にはメーカーや製品がはっきり
しないと出来ませんが、木枠の修復・復旧であればどこのメーカーで
あろうと直すことに問題はありません。

ただ、修復の為に建具を一旦外して会社まで持ち帰らないといけませんから、
外している間の窓封鎖をしないと防犯・防雨対策になりません。

特に冬の寒い時期や夏の猛暑のシーズンとなると、隙間がないように
しっかり養生をしないといけませんから、作業に手間が掛かります。

安く簡単に直せると思っているお客様も多いようですが、費用も時間も
余分に掛かるのが修理です。

安くやるよりしっかりやるということを優先出来る人であれば、私共は
お力添えすることが出来ますが、そうでない場合は適当なリフォーム屋
さんにお願いした方が早いかも知れません。

私たちは、何よりもおうちに対する愛や情熱が大切だと思っています。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。


# by mikami-homemade | 2024-12-17 19:08 | メンテナンス

気密や防雨には必修です

気密や防雨には必修です_c0108065_20224528.jpg


岡山県のお客様から、輸入サッシの建具に付いている気密パッキン材が
欲しいというご相談を頂きました。

輸入窓は、木製アルミクラッドのハード(Hurd)製ダブルハングサッシ。

写真は、その下窓建具の底に付いているウェザーストリップ(気密材)です。

窓は、窓枠と建具とが接していますが、どうしても僅かな隙間が生じて
しまいます。

国産サッシは、交換が必要な塩ビで出来たパッキン材を使っていない為、
気密性能という点で劣っているものも多く見受けられます。

輸入サッシの場合、アルミクラッド木製サッシでも樹脂サッシでも
窓枠側や建具側にウェザーストリップを複数配置することで、断熱・気密
といった性能をアップさせています。

柔らかい塩ビで出来た部材ですから、隙間が一定でなくても柔軟にそれを
埋めてくれるという特徴があるのですが、塩ビ故に経年劣化も覚悟しなければ
なりません。

であれば、塩ビを使わなければいいと思うのでしょうが、塩ビ以外に同様の
性能を発揮出来る素材はないのです。(勿論、高額な素材を使えば何とか
なるかも知れませんが、それでは交換の際の負担が大きくなりますし、
それでも経年劣化は必ず起こります)

やはりこういった部材も15年程度が寿命でしょうから、時期が来たら
順次交換していくことが快適な暮らしには必修です。

気密材ですから、防雨や防風(隙間風除け)、防音という点でも
効果を発揮しますので、「まあなくてもいいか」と考えるのは間違いです。

どんな輸入サッシでも必ずどこかに付いているウェザーストリップですから、
破れたりなくなっていたりしたら私共のような専門家に相談して交換部材を
取り寄せてもらうようにして下さい。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

# by mikami-homemade | 2024-12-16 20:33 | メンテナンス
塗装前だと、修復状況がよく分かります_c0108065_12342645.jpg


腐ってしまった木部修理の為に長野県のお客様のおうちから外してきた
フレンチドアが、修復を終えて建具屋さんから戻ってきました。

輸入サッシは、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン製。

当初はメーカーの代理店だった会社に相談したそうですが、修理は出来ない
ということで私共 ホームメイドを紹介されたということでした。

ご覧のように、ドアの下枠部分だけでなく、両サイドの側枠にも雨漏れの
腐りが広がっていたようで、その部分まで大きくカットを入れて幅の広い
下枠に付け替えました。

見ため的にはちょっと美しくないようにも見えますが、出来るだけオリジナル
の部分を残して修復するのが基本ですし、着色の防水塗装をすればそれ程
違和感もなくなると思います。

木部塗装が完了した後に、オーダーで作り直した大きな強化ペアガラスを
挿入して、屋外側のその周囲を防水処理してやれば完璧です。
(ペアガラスも、雨漏れで内部結露を起こして曇ってしまったので交換します)

新品の交換用ドアをメーカーが作ってくれれば一番なんですが、そういう
依頼が出来ない現状でここまで直せる会社は少ないかも知れません。

またペアガラスを入れた状況は、後日ご紹介するように致しますが、
やはり手間暇掛けて元通りにするのはやり甲斐がありますよね。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
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尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
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# by mikami-homemade | 2024-12-15 12:42 | 塗装工事

摩耗を抑えるベアリング

摩耗を抑えるベアリング_c0108065_18110390.jpg


長期間、福岡の方に輸入サッシの出張修理へ出掛けておりましたので、
ブログ記事の更新が出来ず済みませんでした。

先回のブログ記事で摩耗した玄関ドアのドアヒンジについて書かせて
頂きましたが、今日は交換した新しいドアヒンジです。

通常のドアヒンジは、ヒンジの蝶番同士が直接接しているので、
ドアを開閉する度にどうしても金属が摩耗してしまいます。

輸入のドアヒンジでもそういったヒンジが多くありますが、摩耗を低減
する為に蝶番同士の間に金属のベアリングを装着したものも存在します。

写真は、そういった対策がなされたドアヒンジですが、いくつもの
金属ベアリングが装着されているのが分かります。

ただ、ヒンジの形状や大きさによっては、ベアリング付きのものが
調達出来ない場合もありますし、丁度メーカーの在庫が切れている
こともありますから、全てが全てベアリング付きのドアヒンジに出来る
訳ではありません。

ただ、金額が多少高くても出来るだけそういうドアヒンジを採用したい
と考えていますから、交換のタイミングを少し遅らせてもいいという
ふうにご了承頂けるのであれば、対応させて頂くことは可能です。

勿論、こうしたドアヒンジを採用しても、消耗を抑えることが出来る
だけで、全く交換が必要なくなる訳ではありません。

やはり、こうしたベアリング付きのドアヒンジでも20年くらいしたら
交換するようにしたいものです。

因みに、ベアリング付きでないヒンジの場合は、開閉の頻度にも拠りますが
15年程度で交換が必要とお考え下さい。

重くて頑丈な輸入の玄関ドアをずっと支えている訳ですから、その分減りが
大きくなるのは自然なことです。

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# by mikami-homemade | 2024-12-14 18:22 | メンテナンス
こんなふうになってませんか?_c0108065_16370584.jpg


先日、昔新築をさせて頂いたお客様のおうちに伺って、玄関ドアの
メンテナンスをさせて頂きました。

ドアヒンジの金属が摩耗して、ドアがどんどん下がってきている状態で、
鍵の受け金物の位置をそれに合わせて下に移動させてきたようですが、
それも限界に達していました。

写真は、そのドアヒンジを屋外側から見た状態です。

蝶番同士に大きく隙間が空いているだけでなく、上に乗っかる側の
蝶番は斜めに削れてしまい、合わせ目が酷いことになっています。

確かに鍵の受け金物の位置を下げることで、何とか支障なく開閉出来る
とは思いますが、受け金物の取付けの為に彫ったドア枠の切れ込みも
どんどん下側に移動しますから、彫った跡が広がって見苦しくなって
しまいます。

基本的にドアの下がりは受け金物で調整するものではなく、ドアヒンジ
の交換や建て起こしの調整で対処するものなのです。

国内の業者さんでは、輸入のドアヒンジを調達・手配するのは難しい
とは思いますが、ドアに適合する大きさ・形状のものを探して、
きれいに直すことがおうちへの愛着に繋がります。

おうちの玄関や勝手口のドアをチェックして、もし写真のような
状態になっていたら、私共のような専門家に相談して部材の調達や
交換・調整をお願いして頂きたいと思います。

因みに、こちらのおうちの受け金物は、元あった位置に戻して
デッドボルトバーやドアラッチも穴にきれいに入るようになりました。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
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# by mikami-homemade | 2024-12-09 16:44 | メンテナンス