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輸入住宅の専門家による施工情報の提供


by Supervisor-homemade

無事に交換出来ました

無事に交換出来ました_c0108065_17062038.jpg


静岡県のお客様のおうちに伺い、輸入の掃出しサッシ(スライディング・
パティオドア)のガラス交換及び鍵の修理をしてきました。

輸入窓は、樹脂サッシのミルガード(Milgard)製で、ハメ殺し側の
ドアに雨漏りによるペアガラスの内部結露が発生している状態でした。

また、鍵も壊れている為、ロックレバーやドア内に内蔵されたロックケース
といった部材も交換する必要がありました。

日本の住宅は、掃出しサッシを日当たりのいい南側や東側の壁に設置
するケースが多く、台風などの強い雨風をまともに受けてしまうばかりか、
ヒサシなどの雨除けもない為、ガラスの周囲から雨が建具(ドア)の内部に
入り込んでしまい、それが内部結露を発生させることになります。

ミルガードの掃出しサッシ用強化ペアガラスは、基本的にインチ単位で
出来ていますから、厚みも25.4mmという特殊な寸法になっています。

ですから、普通のサッシ屋さんでは適正な大きさのペアガラスが製作
出来ませんから、寸法の違うガラスを付けるケースも多く見受けられます。

ただ、そうなるとガラスとドアとの間に隙間が生じてしまったり、
逆にガラスが厚くてドアに納まらないなんてことになりますから、
余計に雨漏れするリスクが増えたり、ガラス押え(押縁)が付かず
ガラスの固定が適切に出来ないというトラブルになったりもします。

私たちは、常にそういったことへの気遣いをしていますから、必ず事前に
現地調査を行って、ガラスの採寸や交換方法の確認を実施します。

今回無事に大きな遮熱型(LOW-E)強化ペアガラスに交換が出来たのも、
ロック(鍵)の部材を調整しながら取付け出来たのも、そういった地道な
仕事を心掛けているからなのかも知れません。

最後に、交換したハメ殺し側のガラスだけでなく、可動側のドアの
ガラスも周囲に防水処理を行ってこの仕事は完了です。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

# by mikami-homemade | 2024-09-12 17:15 | メンテナンス

ご紹介のお客様

ご紹介のお客様_c0108065_18482931.jpg


愛知県のお客様の輸入住宅で、輸入サッシの調整・メンテナンスをして欲しい
というご相談を頂きました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのペラウィンドウ(Pella)。

写真は、いくつかある不具合サッシのうちのベイウィンドウ(台形出窓)。

ケースメントの建具(障子)は開いた状況の写真で、特に問題はない
ように見えますが、開け始める際に建具が窓枠のどこかに当たっている
そうで、手で軽く押してあげないと開いていかないらしいのです。

また、無理に操作した為か、ハンドルもグラグラになっているものが
いくつかあるようで、そうした処もメンテナンスをしたいとのこと。

今回は、ペラの販売代理店をしている会社にお客様から直接相談があった
らしく、その会社から近くでメンテナンスをしてくれる信頼出来る業者が
いないかということで、私たち ホームメイドに白羽の矢が立ったようです。

代理店の担当者からメールで簡単な内容と写真等を転送頂いただけで、
まだ詳しい状況は現地調査をしてみないとしっかりした判断が出来ない
状態ですが、長年の使用による調整不足や傷みがあるかも知れません。

また、サッシのアルミのつなぎ目が開いてきているという話もありますから、
そういった箇所の防水処理も行う必要がありそうです。

今後現地調査の正式なご依頼がありましたら、早めに調査に伺ってみたいと
思いますので、またその結果をご報告させて頂こうと思います。

輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを
して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、
現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。
全国どこでもご相談を受け付けます。

尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか
ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの
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# by mikami-homemade | 2024-09-09 18:57 | メンテナンス
初めての交換はプロに任せて_c0108065_17284870.jpg


岐阜県のお客様から、輸入上げ下げ窓のバランサーが欲しいという
ご相談を頂きました。

輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製ダブルハング。

写真は、そのバランサーに吊りヒモで繋がっているバランサーブリックと
呼ばれる部品です。

建具(障子)の両サイドに付いているピボットバーをこの部品の上に
載せて、吊りヒモで建具を上下させます。

写真でお分かりになると思いますが、吊りヒモがぶらんとしてバランサーから
外れた状況になっています。

これは、バランサーに内蔵されたバネが劣化して切れてしまった為に、それに
繋がっているヒモも外れてしまったことが原因です。

バランサーもこのバランサーブリックもサッシの両サイドにあるジャムライナー
と呼ばれる樹脂製のレール部材の中に入っていますから、簡単に取り外すと
いうことは出来ません。

これらを外したければ、ジャム自体を木製の側枠から取り外さなければならず、
その為には手順(知識)も道具も必要となります。

私たちが事前に無理ならば取外しを中止して戻して下さいとお願いしましたが、
今回お客様はバランサー本体を無理矢理外してしまったようで、ジャムライナー
が割れてしまいました。

ジャムライナーは現状マーヴィンから入手することが出来ない部材ですから、
補強して直す以外バランサーを装着することが出来ない状況です。

輸入サッシは、日本のサッシ屋さんでも取り扱いが難しいものですから、
やった経験のない素人の方が何とかなるという安易な考えで分解・組立出来る
代物ではありません。

最初はプロに修理を任せて、その仕組み(構造)や手順、やり方を理解
出来た状況で自分でメンテナンスをするようにして頂かないと、取り返しが
付かないトラブルにもなりますからご注意下さい。

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# by mikami-homemade | 2024-09-08 17:47 | メンテナンス
マスキングテープを使った防水作業_c0108065_19134053.jpg


愛知県のお客様のお宅に取り付ける新しい交換用建具(障子)の
防水作業をしています。

不具合を起こした輸入窓は木製アルミクラッドのサミット(Summit)製
ダブルハングサッシ。

ペアガラスの周囲からの雨漏れで、建具枠の木が腐ってしまったという
トラブルでしたから、雨漏れ対策は必修です。

屋外側のガラスの周囲に、青いマスキングテープをきれいに張ってあるのが
お分かりでしょうか。

また、アルミのつなぎ目にも同様にマスキングテープを張りましたが、
万一水が中に入った場合に備えて、雨水の出口となる部分には敢えて
防水処理を行いません。

マスキングテープを張った場所には、カビ防止の防水材を入れて
雨漏れしないように備えます。

勿論、建具を製造したシエラパシフィック(Sierra Pacific)という
窓メーカーでも製造段階で防水材を施工しているので、ダブルで
防水処理をすることになります。

それ以外に、建具の木枠は腐らない処理がなされた「コアガード」と呼ばれる
木を使っていますし、その木の上にはパラペイントの屋外木部用防水塗料
ティンバーケアを塗ってありますので、二重三重の対策を実施しています。

ただ、ここまで万全の対策をしていても、人間が作るものに絶対は
ありませんから、定期的に点検・メンテナンスをすることを怠っては
いけません。

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# by mikami-homemade | 2024-09-07 19:25 | メンテナンス
ピーチツリーのバランサー入荷_c0108065_18435610.jpg


静岡県のお客様からご依頼を頂きましたピーチツリー(PeachTree)の
輸入サッシ部品が入荷してきました。

サッシは木製アルミクラッドサッシですが、サッシの構造は非常に
特殊で通常のやり方では通用しません。

写真は、そのサッシに付いていた古いバランサーと今回入荷した新しい
バランサーを並べて撮った様子です。

古いバランサーは、バネが腐食して外れてしまい、吊りヒモもグチャグチャ
に巻き付いています。

また、ちょっと分かりづらいと思いますが、バランサーの吊りヒモを窓枠に
固定する為の白い樹脂パーツも一部欠損していて使えない状態です。

それと比べると、新しいバランサーは非常にきれいですね。

ただ、固定用の白い樹脂パーツは、輸送途中か出荷時か分かりませんが、
結構破損して到着することもあり、都度アメリカにクレームを伝える
という余分な仕事が生じます。

そういう点で、英語も出来なければならないですし、アメリカ人に対する
ものの言いようも気を付けなければなりませんから、語学力と高度な
バランス感覚がなければいけません。

他の修理用部品が入荷した処で、お客様のおうちに伺って交換修理を
行ってきますが、作業自体も時間が掛かりますし修理箇所も非常に多い為
数日掛けての仕事になりそうです。

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# by mikami-homemade | 2024-09-06 18:58 | メンテナンス