輸入住宅の専門家による施工情報の提供
by Supervisor-homemade

愛知県のお客様の輸入住宅にお邪魔して、輸入サッシの雨漏り対策を行いました。マーヴィン(Marvin)製インテグリティ(Integrity)のダブル・ケースメントサッシなんですが、窓の上部が丸い形をした異形サッシとなっています。なかなか見掛けないお洒落なデザインのサッシですが、20年以上殆どメンテナンスをしてこなかった為、ペアガラスの中に雨水が入り込んでその汚れが付着した状態です。こうなるとペアガラスそのものを交換する以外には直す方法はないのですが、入り込んだ雨水の量はそれ程でもなく、建具の木も幸い腐ってきてもいないということで、まずはガラスの外部を防水処理するだけの対処で凌ぐことになりました。ちゃんと直すことは私たちの使命ではありますが、これ以上酷い状態にならない感じであれば、お客様の事情に合わせて柔軟に対応することも必要かも知れません。ペアガラスの防水処理をする際、ケースメントサッシの場合は一旦建具(障子)を窓枠から外して作業を行わないといけませんから、お部屋の中に敷物を敷いて建具を寝かせています。ガラスとアルミの建具枠との隙間は、比較的多く空いていましたが、幸い北側の壁に設置された窓であった為、あまり雨が当たらなかったのかも知れません。ガラスをきれいな濡れ雑巾で拭いた後、ガラスの防水処理をしてから建具を元の窓枠に戻して完了ですが、ケースメントサッシの脱着は取り回しが結構大変なので手助けなしには仕事が出来ません。それでも、年末ギリギリですが作業を完了することが出来て、これでお客様も安心して年始を迎えられると思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

雪が少し心配ですが、週末に長野県のお客様のおうちに取り付ける為に、最後の追い込みをしている輸入サッシ(ドア)の修復工事。輸入窓は、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)製フレンチドアですが、通常マーヴィンのものはガラス交換不可で、ドアごと交換することが必要です。でも、メーカーが日本市場から撤退し、交換部材の供給をしてくれなくなった今となっては、何としてもガラス交換をする以外に方法はなくなりました。また、ドアの下枠の木も腐っていたので、それも修復する以外にはありませんでした。でも、昨日のブログ記事でも書かせて頂いた通り、きれいに木部を修復することが出来ました。あとは、新しく作った強化ペアガラスをドアに入れ込むだけとなった訳ですが、ご覧のように厚みも大きさも1mmの狂いもなくピッタリと納めることが出来ました。(尚、業者さんによっては、強化ガラスを使わずに普通のガラスを入れたり、ペアガラスのどちらか1枚しか強化ガラスにしないということもあるようですが、防犯や割れのリスクを低減する為に、私共はオリジナルと同じペア強化ガラスにしています)マーヴィンのサッシは、ガラス押え(押縁)を外せるようには出来ていない為、それを破損させずに如何に上手に脱着するかが大きな課題でした。でも、どうでしょう?ガラスの周囲のアルミの押縁も、全く元通りに付いているのがお分かりでしょうか。あとは、現地に伺って両開きのドアを2枚吊り込んだら、ほぼ完了です。勿論、ガラスの周囲から雨が入らないように、しっかり防水処理を行うことも忘れてはいませんよ。輸入サッシを美しく元通りの状態に修復するのは至難の業ですが、ここまで出来ればお金を掛けた甲斐があるというものです。雨漏れでサッシが腐ってしまったり、ペアガラスが曇ってしまったりしているお客様は、諦めずにどうぞホームメイドに連絡をして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。

長野県のお客様からお預かりした両開きのフレンチドアを修復していますが、修復した無塗装の建具枠に着色塗装を行った様子をご覧に入れましょう。輸入サッシは、木製アルミクラッドのマーヴィン(Marvin)製。先回記事で紹介した写真は、修復した木部やその周囲が無塗装の状態で真っ白でしたが、このようにきれいに防水塗装をすることが出来ました。使用したのは、パラペイントの木部専用防水塗料 ティンバーケア。木肌によって塗料の吸い込み度合いが違う為、修復した下枠と両サイドの側枠とでは色の乗りに違いがありますが、修復の際に側枠の塗装が剥げてしまった部分と既存の塗装がそのままだった部分とではほぼ見分けが付かないくらいに新しい塗装が馴染んでいるのが分かります。また、強化ペアガラスが入る開口部の周囲の飾り縁も、きれいに再現されていると思いませんか。マーヴィンが日本からサービスを撤退させてから、サッシの建具交換が難しくなった現状では手間や時間が余分に掛かりますが、こうして建具を修復するしか方法がなくなりました。ただ、アルミクラッドのサッシでは、建具の木部を修復するだけでなくその上からアルミのカバーや付属品を装着しなければなりません。勿論、やっつけ仕事ではなく、耐久性と美しさを出来る限り再現しなければ意味はありませんから、その難易度は相当高いと思います。費用は掛かりますが、ホームメイドならここまでの仕事でお応えします。また、これらのドアの仕上げ状況を随時お知らせしたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
12月30日(月)~2025年1月5日(日)の間、手づくり輸入住宅のホームメイドでは冬季休暇を頂きます。休暇前に建築のご相談や各種お問い合わせを希望される方は、お早めに!お電話の方は、TEL:0561-75-4087 へ。(お休みの期間中は留守電になりますので、上記ご相談・お問い合わせリンクよりご連絡下さい。再開後にお返事させて頂きます)

三重県のお客様の輸入住宅で、輸入サッシの金物やドア金物の交換・メンテナンスを行ってきました。輸入窓は木製アルミクラッドサッシのキャラドン(Caradon)ですが、今日は玄関ドアの修理・メンテナンスについて書かせて頂きます。写真は、玄関ドアのハンドルセットを交換した様子です。元々クイックセット(Kwikset)のチェルシーという製品が20年以上前に付けられていましたので、それと全く同じものに交換しました。(アメリカ資材の製品寿命は、そのくらい長いものが多いです)但し、今回のものはライフタイム仕上げと呼ばれるメッキが施してあり、それだと10年以上経っても錆びることがなく、ピカピカの状態を維持します。ですから、メカニカルなトラブル以外見ためとしてはほぼトラブルフリーになるのですが、どうしても雨水の水垢が付着しますから、雑巾などで拭いてきれいにすることを忘れてはいけません。こうしたドア金物の交換について、30分もあれば簡単に出来るとお考えの方がいらっしゃると思いますが、実はそんな単純な交換作業だけで終わることは殆どありません。このおうちは、ドア枠とドアとの隙間が1cmくらいあった為、ドアラッチが受け側のストライクの穴に全く届かない状況で、常にドアが開いたまま。(ですから、補助錠を別途取付けて、それだけで鍵を掛けて凌いでいました)ですから、それを是正する為には反対側のドアヒンジを戸先側に少し送ってやらなければなりません。何十キロもある重い玄関ドアを吊っているドアヒンジを何ミリもずらすということは、専用の道具や材料・結構な経験がないと行えません。また、その際、長年の使用で徐々に下がったドアの位置を元の高さまで上げてやることも必要です。そうすると、ドアラッチやデッドボルトバーのストライクの穴の位置も調整しないといけませんから、ハンドル交換だけで済む話ではありません。おうちによっては、更に補助錠などの付属品等が付いていたりしますから、一つの事柄を直すだけでそれに係わる様々な箇所の調整・メンテナンスを行うこととなりますので、半日くらいは掛かりっきりなんです。それでも、全てがキッチリとなった玄関ドアは、開閉もスムースで気持ちがいいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。